第44回全日本選手権九州ブロック予選~さらばブロック王者~ | NAKATAKA0915のブログ

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厨二病な九州オセラーです。

平成28年6月5日(日) 福岡市早良市民センター和室 スイス式5回戦20分持ち 第44回全日本選手権 九州ブロック予選


スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・・スズサン・・・ガンバッテマシタ・・(虚ろ)





今年もこの季節がやってきた。全日本選手権九州ブロック予選!
オセロ復帰後1回目の一昨年のブロック予選は予選落ち、2回目の去年は悲願の無差別通過。3回目の今回はどうなるのだろうか?
今回はフリーでも行く気満々で事前に飛行機を購入したため、落ちることは許されない。

今年の九州枠は無差別3、フリー4、女子1。
去年よりもフリー枠が1つ増え、最大8人が出場可能だ!



だーさん「全日本行かないです・・・」


(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!
九州のボス、まさかの不参加表明。


聖夜さん「家庭の都合で予選行けなくなったー」


(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!
まあ仕方ない。


仮眠さん「不参加です」


(; ゚ ロ゚)ナン!( ; ロ゚)゚ デス!!( ; ロ)゚ ゚トー!!!
まさか去年のブロック予選でブロック王者に2個にされ、圧倒的強さを見せつけられたのがトラウマになったのか!?



とまあこんな感じで、今年の九州は全日本行かない人、予選にも出ない人が多くて枠埋まらない可能性が大になってきた。

さて、九州ブロック予選といえば、あの方の名前を忘れてはならない。


さすがブロック王者b


でお馴染み、去年のブロック予選を圧倒的な力で制したはじぽん氏である。もはや称号がブロック王者じゃなくて、存在そのものがブロック王者として定着している。


ブロック予選優勝者がブロック王者って言われてるのは全国ではじぽん氏だけ!


というのがこの事実を物語っている。



今回の予選参加者は22名。80代のおばあちゃんとか、謎の初参加者とか色々と濃いメンバーが揃った。
果たして、ブロック王者が引き続きブロック王者になるのか!?それとも後継者に称号をあえて譲るのか!?
運命の試合が今、はじま・・・らない!


アレ・・・?


予定の12時だが、運営のブロック長が姿を見せず・・・。
いつもは9時くらいに会場に到着しているブロック長だが、なんか電車の遅延で到着が少し遅れるらしい。
結局数十分遅れただけで事なきを得たが、やはりブロック予選には魔物が潜んでいることを予感させた。


す○(魔物)「ワタシノコト…ヨンダ…?」



やはりいる・・・この会場に魔物が!!



(1戦目)E 1級
魔物の気配を感じながら始まった第1戦。相手は久々に大会参加のE1級。


自分が白で大量取りからの進行。中盤で詰めそうな感じだったが、あと1手足りなくてダラダラしているうちに終盤微妙な形勢になる。
棋譜は覚えてないので解析はしてないが、明らかに悪そうな手を打ってしまい、「そこに打たれたらかなりヤバい!」という局面まで行ったが、E1級が違う所に打ってくれて一気に優勢になり結果30石差で勝利。
結果は大勝だが実はかなり危ない試合だった。



さて、初戦は幸先良い白星。早めに試合が終わったので他の試合を観戦。
すると、事件が発生!



つまさん「ああああああ!」



つまさんがやられた・・・だと・・!?

九州名人経験者でもあるつまさん。九州の中でも上位に位置するつまさんがやられるなんて・・・一体誰に!?


九州オセロ部には、ある恐ろしい言い伝えがある。



ブロック予選には魔物が現れる・・・。


その魔物の名前はす○・・・。


魔物は普段はか弱い姿をしているが、ブロック予選では牙を剥き出しにするであろう・・・。


魔物はブロック予選では必ず勝ち越し、人々の心をズタズタに引き裂くであろう・・・。


まさかつまさんもその魔物の餌食になったのか・・・((;゜Д゜))


初戦から波乱の予感漂うブロック予選。一体どうなってしまうんだ!?



(2戦目)ひさぼん 1級
2戦目の相手はひさぼんさん。通常のスイス式なら勝者VS勝者、敗者VS敗者の試合になるが、この日は勝てば2戦目だけは負けた人と当たるように組み合わされていた。


自分が白で大量取りからの進行だったが、ひさぼんさんが序盤で勘違いして盛大にやらかし、結果楽な展開で36石差で勝利。
「是非無差別で行って昇段してください」というひさぼんさんからの熱いメッセージを感じた試合だった(感動)


(3戦目)すず君 初段
新鋭の高校生の1人であるすず君が相手。何気に高校の後輩だったことが判明し、先輩風を吹かせながら試合開始。


自分が白で序盤は大量取りからの進行。初対戦なので何を打ってくるのか分からなかったが、よく知らない変化を打たれてしまったので細かい悪手でやや不利を感じた。


盤面1(黒番)



すず初段の手番。ここはc2かc6かで迷いそうな所で、すず初段はc2に打ったが、これが悪手。
正解はc6で互角。この二つの優劣は左辺の形を見れば判断しやすいかもしれない。

仮に黒c2→白c6になったと仮定すると(実践)


参考図1(黒番)



黒c6→白c2だった場合は


参考図2(黒番)



参考図1と2を比べて、どっちの方の左辺が黒にとって打ちやすい形かの比較になる。
コンピュータ的にも自分的にも黒c6からの展開(参考図2)の方が黒a5の付け手がある分良さそうに見える。


盤面2(白番)



実戦から進んだ局面。やはりさっきの悪手で左辺が黒にとって損な形になっている感じがする。
実戦はここから白h3→黒h2→白g3という感じで黒に右辺を取らせ、下辺の白壁に手を出しずらくする打ち回しで攻めて優勢に。結果30石差で勝利した。

盤面1のc2かc6かみたいな細かい比較が局面を大きく左右するのがオセロの難しい所だ(´・ω・`)


(4戦目)ばく 三段

さて、3連勝すれば相手も強くなってくる。石数はだいぶ稼げているし辞退者が多いことを考えればあと1勝できれば無差別は行けるはず。


相手はばく三段。伏石に勝ったので引き分け勝ちを選択し、ばくさんは悩んだ末に黒を選択。
序盤は大量取りからの進行。っていうかここまでの4試合全部白番で全部大量取りじゃないか(゜谷゜;)

序盤からよく分からない変化を仕掛けてきたのでさすがに最善には置けず、互角かやや不利くらいで次の局面。


盤面3(白番)



自分がやらかした局面。ここは素直に白d2とするのが最善だったが、白c1に着手。以下黒d1→白d2→黒b1と進み・・・


盤面4(白番)



あれ・・・白c2返らないじゃん・・・。左上嫌な形になってるし、そもそも下辺と右辺手数的になんかヤバそうじゃん・・・。
ということにこの局面になってから気付き、「絶対c1やらかしたな・・・」ということを悟る。


盤面5(黒番)



不利を悟って迎えたこの局面。打たれたら嫌なのは黒c7。c7に置かれると下辺の黒壁に手を出さないといけないわけだが、良さそうな手がぶっちゃげ無い。
ただ、見た目感覚上c7を嫌って右辺に置いてくれるかもしれない。そうなればまだ十分戦える目が出てくると思いながら待った結果、黒g6に置いてくれた。


盤面6(白番)



g6の手が悪いと思う理由は3つ。一つはf5を黒石にすることによって白g4に入る1手が生まれた事。2つ目はc2の白石を黒石に変えたことによって左上の白の悪形(黒a1とされた場合黒b2と連打食らう)が解消され、左辺から絶対ウイング攻撃されてはならないという制約がなくなった事、3つ目は盤面5で強力だったc7という手がそれほど強力な手ではなくなったこと。

コンピュータ上の評価値では依然として白負けてる形勢のようだが、かなり生き返ったことは間違いない。


盤面7(黒番)



ここでばくさんは黒h5としたが、これは分けの手。ここなら白e7という気持ちが良い1手が打てる。ここは対局中はc7かh3が嫌だった。後で見てみると、d8も有力のようだ。


盤面8(黒番)



ここでばくさんが放った黒d8が16石差負けの敗着。正解はc8で引き分け。対局中もc8だったらまだ何か起きそうな感じがしていたので助かった。


この試合の自分は、38手目以降石損ゼロという謎終盤力を発揮し、結果28石差で勝利した。
盤面3でなんとなく置いた一手によって窮地に立ってしまったのが反省点だけど、試合中の感想と解析の結果がほぼ一致していたのは満足かな(謎)


(5戦目)だー@ダメじゃない 三段
さて、4連勝!これで無差別入りはほぼ間違いないはず。後は単純にこのブロック大会優勝を賭けた戦いであり、最後の全勝対決である。
相手は当然の如く上がってきたブロック王・・・あ・・・あれ!?


【衝撃】決勝なのに、ブロック王者がいない!!


てっきり自分とは反対の山で圧倒的強さで全勝していると思われたブロック王者、一体ブロック王者の身に何が!?

そう思った瞬間、僕は心の中で悟った。


「そうか・・・ブロック王者にとってはもうブロック予選なんて余興でしかなく、全日本王者になるために力をセーブしているんだな・・・」


ブロック王者の大会結果は結局7位だったが、辞退者の関係で結局無差別代表になった。
一見虎の子の代表のように見えるが、辞退者をあらかじめリサーチし、すべてを計算に入れた上で最小限の力に留めたのだろう。
ブロック予選で力をセーブした分、きっと全日本では世界チャンプ経験者達を軽くいなしてくれるだろう。さすが次期全日本王者b


さて話を戻して、ブロック王者自らの辞退により決勝はだーさんとの試合になった。
伏石に勝ったので引き分け勝ちを選択し、だーさんは白を選んだ。


ローズからの進行。だーさんに負ける時は序盤でよく分からない展開になって不利になることが多いので、まず序盤を注意した。


盤面9(白番)



だーさんとの試合はいつも盤面が多くなるが、この試合に関してはここだけだった。
白番でだーさんの手番。自分としては白a2→黒a5→白a7→黒d1→白e1→黒b2で白に黒壁破らせていこうと考えていたが、だーさんはこの進行を嫌ったのか白d1としてきた。


盤面10(黒番)



この白d1の手はかなりの悪手で、次黒a5と気持ち良く取られ、さらにa2に余裕手、しかもその後f5の黒石を白に変えてしまうとさらに上辺に黒に2手作られるという非常に大きなマイナスだったのだ。
試合中の反応を見ると、f5の黒石を白に変えるとまずいということを見落としていたような感じだった。

というわけでこの試合は、この1手が大きなマイナスになり、その後は終始優勢に進めて結果なんと52石差で大勝してしまった。
だーさんにこんな勝ち方するのはなかなかないので素直に嬉しい\(^o^)/



さて、これでブロック予選は全局終わり。他のテーブルはというと・・・。

ん?トーマスさんがやられているな・・・相手は・・・


ブロック予選では絶対勝ち越す謎の魔物す○さん!!


なんと今回も勝ち越しているようだ。ふう・・・当たらなくて良かったぜ・・・(安堵)




さて、大会結果はというと、NAKAなんとかっていう人が全勝優勝してしまったようだ。

あれ・・・?まさかこれって・・・。


さすが偽ブロック王者b


が誕生したということか。
っていうか前のブロック王者が偉大すぎたのでもうその後のブロック王者の称号はなくしていいんじゃないですかね?(´・ω・`)


さて、注目の今年の九州ブロック代表は・・・!?




つまさん「辞退します・・・(虚ろ)」


つまさん・・・一体何があったんだ!?


ブロック予選に現れる魔物す○さん・・・。その魔物に敗れた者は、どんなにやる気がある者もたちまち生気を吸い取られ立ち上がれなくなるのだと言う・・・。

いつもオセロに対して熱心なつまさん。全日本に賭ける意気込みは、凄まじいものがありました。

それがこんなことになるなんて・・・(虚ろ)


あなたのオセロへの情熱・・・決して忘れません(号泣)







トーマスさん「行きません・・・(虚ろ)」


ト・・・トーマスさんまで!?


最終戦です○さんに敗れたトーマスさん・・・。
いつもオセロに対してひたむきなトーマスさん。名人戦に参加できないのにお忍びで来ていたり、フリーで補欠に入るも叶わなかったり、きっと全日本に出ることが夢だったのでしょう・・・。


それがこんなことになるなんて・・・(虚ろ)


あなたのオセロへのひたむきさ・・・決して忘れません(号泣)





す○さん「ワタシダッテガンバッテルンデス!」


す○さん「ブログニ、『スズサンガンバッテマシタ』ッテカイテオイテネ♪(脅し)」 →そして冒頭へ




こうして、様々な理由で辞退者が出た結果、今年の九州代表は次の通りとなった。


(無差別)
NAKATAKA 三段
can    二段
hajipong 二段 (次期全日本王者)


(フリー)
サザエ 初段
Yさん


(女子の部)
すずさん(九州オセロ部のアイドル。魔物とは別人なので全日本では優しい可能性も)



以上。

1年間みんなからネタキャラ扱いされてきた尊敬されてきたブロック王者にも別れを告げ、世にも奇妙な九州ブロック予選はこれにて終わり。
今年も無差別に潜り込みますので、是非全日本ではよろしくお願いします。


ではまた!