前回の話↑
彼→ブルー
私→ピンク
積み重ねた嘘が崩れる
私の小さな嘘は
この後起きる喧嘩にも影響した
辻褄を合わせるのに
必死の毎日だった
一番、馬鹿げた嘘が
私は処女で彼が初めて
だという嘘。
23歳にもなって、
元彼とも3年付き合って
やった事ないって馬鹿げた嘘が
通じるわけないやん
元彼の話になる前に
彼が初めてだという嘘をついた
まさか、過去の話が
こんなに爆発するとは思ってなかった
その場しのぎだった
後悔した
後悔してしまくった
会わずにこのまま捨てられるのは
嫌だという思いから
必死に必死に辻褄を合わせた
でも‥
一つ一つ嘘がバレていく
私の積み重ねた嘘は
どんどん崩れていった
それと同時に、彼の心を
ズタズタにしていく
私は経験がある
何回かは数え切れないほど
男もたくさんあった
それでも、
嘘がバレていっても
全部を正直に
言うことなんかできんかった
それからは、
たわいない会話をしてても
前と言ってたことが違ってたら
問い詰めてくるようになった
だから、何回も話し合いをして
嘘がバレて嘘で固めて
どうしても全部なにもかも正直になんて
どうしてもどうしても出来なかった
嘘を何回もつくのに
私もしんどかった
自業自得やけど、何回も
話し合いが終わる後、彼が
"다 진짜지?이제 거짓말 하는거 없지?"
全部本当だよね？もう嘘ついてる事ないよね？
毎回、泣きそうになりながら
確認してくる彼をみてたら
胸が締め付けられるくらい痛かった
それと同時に私がくそな女だって
思わされる時間だった。
それでも別れたくなかった
会ったこともないのに。
嘘で重ねて重ねて
嘘がバレて
また嘘で重ねて
正直何を嘘ついたのか、
なんて嘘ついたのか
分からなくなるくらいだった
彼は私のせいでどんどん
眠れなくなった