私は時々、理不尽に声を荒げるような上の立場のひとに対して、出来るだけその人の事を理解しようとし、その人が働きやすいように自然と動く。その結果、当初抱いていた嫌悪感は薄れ、好感さえ抱く様になる。その人の事を優しいとさえ思うし、思い出すのは笑顔。
でも、根本的には理不尽さは変わらす、私とは主従関係、私以外の人に対する対応、つまり次のターゲットにはひどい状態は相変わらず目にする。
それが、いやでいやでたまらず、行動に出ることもある。
でも、その罪悪感。不平等と感じているのに、そこから抜け出たくない感じ。もやもやとしている時にはっと気がついた。
これがDVから抜け出せない心理なのかも。
「でも本当はあの人優しいの。あの人を理解できるのは私」ってね。
更に言うとストックホルム症候群。人間が危機に際して、生存率をあげるための本能か!
なるほど…
しかも、私にそれが起こるときって相手の能力が、圧倒的に高くて、なんだかんだいってそのひとに沢山教えてもらい、恩があるときだけ起こる。だからより、裏切れないって心理が働くんだ。
でも、ここに↑かいたように、いつかその好意は幻って気づく。好意を持ったその人は、影では結局イービルなまま。
本当の本当に一人の人間になったら、その人も弱い孤独な人間なのかも知れないけれど、そういう他人を傷つける、マウントとらずにいられない人に私の魂を持っていかれてはならない。ましてや私までイービルになってはならない。
