以前から都市の歴史を調べたり地図を覚えたりするのが好き。ローマ、パリ、ロンドン、マドリッド、ハワイ。行く予定があればもちろん、予定が無くても、町歩きの如くに地図を眺め、ここを曲がると何が見えると想像したり、何ができるとわくわくしたり…リビングにも今数えたら地図が7枚も貼ってあるし、NHKふれあい町歩きは後で自分の記憶かと勘違いするほどじっくり見る。関連本を図書館書庫を含めて探し、読み漁る。

が、東京には興味がなかった。チープで雑多で混んでいて、下町は変な匂いが強い印象。都心部はただひたすらに無機質、取っつきづらい直線ばかり。原宿などは張りぼて風で。経年で美しさをます欧州の建築物と異なり経年で劣化するばかりと感じられ、好奇心の対象ではなかった。むしろ用がなければ行きたくない。


ところが何気なく知った看板建築をきっかけに東京町歩きがめちゃめちゃ楽しい。

看板建築とは関東大震災後や戦後に多く作られた表面だけ洋風のビルのような木造建築。

意識してみるとあっちにもこっちにも四角い表面の裏に三角の屋根がのぞく。

ただの古いトタンに覆われたような家達が、100年ここにいるよ!僕は70年この街をみてきたよと主張をし始めた。そんな、ここにいるよ!ここだよと存在を語りかけてくる個性的な看板建築を見つけスマホに納めていくのがまるでポケモンGOのようで楽しい。

その延長で江戸の歴史を知る。えっ日比谷一帯って海だったの?徳川家康が神田にあった山を崩して??埋めちゃったの~💦??
えっ?この道路って江戸城の外堀の形そのまんまじゃん?だからカクカクしてるのか
道三って医者が江戸城に行くときに遠くの橋を渡らなくてはならず遅刻したから、道三さんちの目の前に橋を作ったって本当??今は堀も橋もないのに…
町並みに不似合いなおんぼろな高架橋。以前は目にも入ってこなかったけど、今はこれにも声かけられる。100年以上前に辰野金吾に設計してもらったの?明治の人達を知ってるの?
渋谷駅の下に川が流れてる?え?対岸が削られたり、物が詰まったりじめじめしたりしないの??メンテナンスは??
橋という地名、門のつく地名、谷のつく地名。別にただの識別するための名前ではなくて、本当にかつてそれがそこにあったんだ。
しかも見えるようになるとその痕跡がまだちゃんとある!
東京に興味がなかったが為に駅名さえ知らないから、まだまだ知らないことばかりだけれど、こんなに東京って面白かったのか!
以前は汚ならしく思っていた地下に滴る水さえも理由があるんだなあと目を見張る。
しばらくは飛行機に乗って海外旅行!ではなくタイムマシンにのって江戸の町に旅行!が面白いかも。美味しいもの付きで。

辰野金吾さんのレンガ造りの高架橋がみられる。今は一部おしゃれなショップに。
路線いり江戸の古地図
深川宿にて。美味しかった~。昔は漁師飯だった深川飯。


2k450 古いパリのパッサージュみたい
以前から気になっていたEGG babycafe。やっと行けた!高架下の雰囲気をうまく活かしてました。ニューヨーク風なのかな?

新旧ごちゃ混ぜ、雑多な街ならではの楽しみかたができるのも嬉しい。

また沢山書籍読んでから出掛けようっと