とても優しかったリーダーに最近連絡がとれない。会社も来ていない様子だった。お休みしているのかな?とおもっていた。が昨日実はやめてしまっていたと聞いた。
彼は今年初めてのリーダーとなり沢山抜けているところもあったり、仕事を掛け持ちしているため色々なことを忘れてしまうこともあった。そのため上の人達にしょっちゅう怒られていた。その姿を入りたての私にも見せるものだから、リーダーにはなるまい。この会社はいったいどうなってるんだ。あこがれられる人材を作ってるんじゃないのか?明らかなパワハラじゃないか?彼は大丈夫??と思っていた。
ところが彼は底抜けに明るく、何を言われてもニコニコ。びっくりした。そして更に彼は彼の初めての部下の一人である私にも笑顔で「楽しく過ごしてますかっ」ってしょっちゅう声をかけてくれた。こんなに強いひといるのかと。
私は以前の人間関係で傷ついていたから、そんな彼の様子を目を丸くして見ていた。
私がクレームを受けたときは、泣き言を言ったわけでも無いのに心配して一時間も電話で励まし続けてくれたし、私の練習につきあうため忙しく移動中の彼は畑の真ん中に車を止めて時間をとってくれzoomで指導してくれた。「いいですね。これをもっとこうするともっと良くなりますよ」って。人として本当に優れた上司だった。
確かに私もど新人で、彼も新リーダーで業務上的確で十分な指示を受けたかというとそうではなかったが、新リーダーをフォローする会社であっても良かったんじゃないか?せめて部下の前で「全く!できの悪いリーダーでごめんなさい」じゃなく「新リーダーだから、100%ではないけど良いところ沢山あるからそこを見て」って会社が言ってくれたら。
ポンコツとまで、本人の前であからさまに言う人もいたが、本人も僕はポンコツだからあははと笑いに変えていた。
彼はすごく優れていたのに、輝いていたのに、どうしてそこにスポットを当てないんだろう。
私はポンコツなんて言わないで。言ってはいけない。会社にとって都合の良いリーダーではないかもしれないけど、人として最高の上司ですよと彼に言った。その時は彼は喜んでいたけれど、彼の心の奥までは見えてなかった。
傷ついている様子は全く見せないまま、年末の忙しさでこまめな連絡をとらないまま、気づいたら、彼は居なくなってしまった。
彼が今ストレスなく過ごしているならそれで良い。でもそうでないなら、もっと伝えたい。私はあなたの部下になれてよかったと。そしてあなたのようになりたいと。