ウォルト・ディズニーの約束と言う映画を見た。
メリーポピンズを書いたパメラ トラバーズというオーストラリアの女性のお話。少し見て、とても頑固な原作者でウォルトが苦戦しながら何とか映画を完成させましたと言うお話かぁと、その退屈さに一度はみるのを挫折した。

ところが深かった。

パメラの幼少期、パメラはおとぎ話のような幸せな自然溢れる世界に生きていた。それを見守る愛情溢れるお父さん。
彼の仕事は彼の冒険や自由や想像の好きな性格とは真逆の真面目が必要とされる銀行マン。
彼はアルコールに溺れ結核で若くしてパメラ達を残してなくなってしまう。
パメラは愛するお父さんとの思い出が沢山つまったメリーポピンズと言う作品を汚すような映画をつくってほしくなかったから映画化を拒み、そして映画化が決まってからも頑固に口を挟んでいたのだ。と同時にとても長い間傷ついていた。自滅的に亡くなってしまったお父さんに。
ウォルトはそのお父さんの心情、なぜアルコール中毒に自分を追い込まなければいけなかったのかを描き、作品の中でその気持ちを解放し、幸せに家族と生きていく作品として仕上げた。

あらら、すごい
わかる。お父さんの気持ちが。好きなことと得意なことがかけ離れており、得意な理系に進んで薬剤師をしていたけど、大好きなことは大自然や自由。大学時代はオートバイを買ってふらりときれいな景色を見に行くのが大好きだった。公道を風をきってスキーをするかのようにバイクで走るのが楽しかった。高校生の時は空を自由に舞えるパイロットになりたかった。

ところが働きだして、全てを間違いなく正確に、人の仕事も間違いがないかあらを探し尽くし、患者の為に戦う時は戦いをして1日終わると高ぶった神経をしずめるためアルコールを飲まずにはいられなかった。適当に働くことはできなかった。
でも薬剤師しか働く術を知らずここにいるしかなかった。
お父さんも苦しくても家族を愛すればこそ、他の働き方もわからず、アルコールで自分を殺して自分にとって牢獄に思える銀行に勤めていたんだろうな。

で、メリーポピンズ見ました。お父さんは銀行員のままで救われてました。just a spoonful of sugarなんだな。ウォルト天才(今さら?)


私も薬剤師のままで救われる道を探してみよう。spoonful of sugarで。