男子SP
1 エヴゲニー・セメネンコ 104.84
2 ヴラジスラフ・ジキジ 99.92
3 ロマン・サヴォシン 98.45
4 マルク・コンドラチュク 98.35
5 マトヴェイ・ヴェトルギン 96.07
6 アンドレイ・モザリョフ 92.53
7 グレプ・ルトフリン 90.04
8 ドミトリー・アリエフ 88.99
9 マカール・イグナトフ 83.04
10 アレクサンドル・サマリン 81.05
11 ダニイル・サムソノフ 76.07
アレクサンドル・レベデフ
3F 1A* / 3Lz+3T
随分と雰囲気が変わりました。残念ながらアクセルが抜けてしまいましたが、他のエレメンツは綺麗に決まっていました。ポリャンスキーが滑ってそうな耽美系プログラムで、構成も音楽に合っていてとても好きです。
マルク・コンドラチュク
4Lz 3A / 4S+2T
絶好調の時と比べるとまずまずでしたが、不調気味の今季の試合の中ではいい演技でした。
コンボのセカンド3Tがなかなか入らないという宇野昌磨現象が起こっています。3Aは苦手ではなさそうなので後半に配置して、鬼門のコンボを前半に持っていけないかな……。
アレクサンドル・サマリン
4Lz<< fall 3A / 3Lz+3T
冒頭のルッツは高さが足りず、両足着氷で転倒してしまいました。他のジャンプは上手く決まりましたが、終盤のステップとスピンで少し乱れがありました。サマリンも露男子最年長になり、もう何シーズン見れるかわからない状態なので、毎演技噛み締めて見ていきたいです。
グレプ・ルトフリン
4S+3T 4T fall / 3A
スパルタキアーダのラ・ボエーム祭り開幕を告げる演技。コンボは素晴らしかったのですが、トウループで転倒してしまいました。悔しい演技になってしまいましたが、それでも90点台に乗せてきたので、まだFSでの挽回の余地があります。
ダニイル・サムソノフ
2T* 3A / 4S+2T*
6練でずっと確認していたトウループをなぜかプログラムに入れてきましたが、残念ながらダブルになってしまいノーカン。挽回を図ろうと後半で跳んだサルコウからのコンボのセカンドもダブルになり、ザヤ扱いでノーカン。結果ジャンプ2本分の得点を失ってしまいました。滑りの質は露男子随一なのですが、流石にノーカン2つだと得点が伸びません。
ドミトリー・アリエフ
4T so 3S+3T / 3A
得点源のクワドでミスをしてしましました。そしてこういう時に限って鬼門の3Aが決まったりする。でも他の部分が上手いのもあって逆転可能な点数に留まりました。
終盤の歌詞、「 А река течёт(そして川は流れる)」って言ってるのにどうしても「あれ買ってちょ……」にしか聞こえない。
エヴゲニー・セメネンコ
4T+3T 4S / 3A
後半の3Aの軸が少し乱れたこと以外は素晴らしい演技でした。すごくいいプログラムなのに胸元のクソデカ仮面のせいで9割台無しになってるから早く外してほしい。
ヴラジスラフ・ジキジ
4Lz 4S+3T / 3A
後半戦も変わらず波に乗りつづけています。得点源の4Lzは少しギリギリの着氷でしたが、回転は大丈夫そうでした。これまでの演技と比べて振付がブラッシュアップされていて、PCSを意識しているのがよくわかりました。
ロマン・サヴォシン
4T+3T 3A / 4S
感動号泣不回避プログラムを見事に演じ切りました。復活のシーズンなのに引退するかのような選曲をやめてほしい。火の鳥とか使ってほしい。
後半のサルコウは惜しくもq判定でした。
マトヴェイ・ヴェトルギン
4Lz 3A / 3Lz+3Lo
えええええええええええええええ4Lz降りたあああああああああああ他ジャンプもノーミスだああああああああああすげえええええええええええええええ!!!!!!!回転の怪しかったウルトラCは容赦無くqが取られましたが、それでもいきなり予定構成になかった4Lzを決めてきたインパクトはデカいです。それでいて他エレメンツがおなざりになっていないのがヴェトルギンの底力を証明しています。今日一番の衝撃。
マカール・イグナトフ
4Lo 3T ot+2T* / 3A
最近、トゥルソワとの熱愛報道が出てきて話題のイグナトフですが、ここでやらかしてしまいました。後半の動きは悪くないように見えましたが、それでもステップはレベル2判定とテクニカルが流石の厳しさを発揮しています。コンボのミスで10点程飛んだので、100点に迫る点数が続いてる今回の試合では下の順位に来てしまいました。
アンドレイ・モザリョフ
4Sot 3A / 4T+3T
エテリ移籍して間もないですが既にドゥダコフチェックが入ったようで、問題だったアクセルが改善されていました。冒頭のサルコウでミスがありましたが、それ以外は非常に良かったです。ナショナルで初披露された新プログラムですが、このモダンなピアノ楽曲の方がモザリョフの一音も逃さないTR詰め込み戦略によく合っていると思います。変更前の礼賛っぽいロック楽曲プロも好きだったんですけどね。
モザリョフのキスクラにドゥダコフとグレイヘンガウスがいるの、あまりにも新鮮すぎる。
セメネンコとジキジがそれぞれシーズン前半の調子を保ったままトップ2につけており、サヴォシンとコンドラチュクも実力を発揮してその後に続いています。ヴェトルギンもいい点数を出していますが、順位を保つためには鬼門のフリーで大きなミスをしないことが重要です。モザリョフ、ルトフリン、アリエフもまだ表彰台を狙うことができる点数です。
ちなみにセメネンコの104.84点はロシアの全国大会で記録された歴代最高得点だそうです(それ以前はコンドラチュクが昨季出した104.51点)。このままフリーも200点出して優勝しちゃえ!!