
改めてワールドクラスのプレーヤーだと証明してみせたオランダ代表アリエン・ロッベン(28)
先月オランダ代表はイングランド代表とのフレンドリーマッチを戦うため聖地ウェンブリー・スタジアムへと乗り込みました。試合はアウェイのオランダが土壇場でロッベンのゴールが決まり3-2で勝利を収めました。オランダとイングランドといえば関係が非常に良好なのだと思います、よくお互いの国で年に1試合は親善試合を行っています。ここ数年の試合を見ていますとフレンドリーということもあって引き分け試合が多かったです。とはいっても双方とも自慢のスター選手を各ポジィションに揃えていますので見応えは随所におさめられていて面白い試合ばかりでした。試合前イングランドはどの選手にキャプテンを任せるのか注目されていましたが所属チームでチームと共に好調を維持していて優等生という印象を与えているスコット・パーカーでしたね。今の彼のプレーぶりなら誰も異論を唱えることはないだろうという監督の選択だったと思います。それにイングランドは若い選手にチャンスを与えていました。A・ジョンソン、スターリッジの起用はこの試合を語る上ではかなり重要な選手です。成長著しい選手と云えど中盤を構成しているのはあのジェラード、バリー、パーカーです。なかなか試合に出場するのは難しいところ。そのことをわかっているんどなあと試合を見てて思ったのがこの二人のプレーでした。A・ジョンソンは臆することなく早々からオランダ守備陣を驚かすシーンを何度も見せていましたし、スターリッジは途中出場ながら印象に残るプレーを披露していました。狭いエリアでも技術の高さ、イマジネーションを披露して観客席を沸かしていました。一方オランダは今世界で最も輝きを放っている選手の1人ファンペルシーをトップに先発で起用。残念ながらいつもの素晴らしいプレーはあまり観られなかった印象です。スナイデルもケガから復帰したばかりだったので調整という感じでした。こうなるとロッベンですね。さすがに凄まじかったです。この試合の均衡を破ったシーン、ロッベンのゴールなのですが、トッププレーヤーだと改めて感心させられました。サッカーをやったことのある人ならわかると思いますが、カウンターでボールをもらいドリブルで相手を引きつけてシュート→ゴール!!です。一見簡単に見えますがこれが難しい。相当の練習を重ねないと到底無理です。それにあの位置でボールをもらう自信、相手を引きつけて得意のシュートエリアまで淡々ともってゆく余裕。あれは限られたプレーヤーにしか出来ない成せる技です。その後カイトのクロスに相手と交錯しながらも勇気あるプレーで飛び込んだフンテラールのヘディングで追加点。2-0というスコアに気が緩んだオランダイレブンの正にそこをついたイングランドの攻撃が始まりました。ホームで負け試合は避けたいイングランドはスターリッジ、ウォルコットが攻撃を牽引。チャンスを作っていました。スルーパスにうまく反応したケーヒルがペナルティエリアでディフェンダーをシュートフェイントでかわし、これで反応が遅れたGKステケレンブルグから冷静にシュートを放ちゴールを決め、1点差。そしてアデショナルタイムに突入した直後、パーカーの渾身的なプレーからパスをつなぎ巧みに抜け出したヤングへと渡り、飛び出してきたGKをあざ笑うかの様なループシュートを逆サイドのネットに流し込み何とか同点2-2。このまま終わる気配が漂っていた試合。しかしサッカーファン、特にオランダサポーターに歓喜をもたらしたのはやはりロッベンでした。その1分後。イングランド守備陣が群がるペナルティエリアでまたも自分の得意のシュートモーションへと持ってゆきます。そして左足を振り抜き、GKから見えずらいコースへとボールを沈め勝ち越しゴール。改めてロッベンのスゴさを知る試合となりました。それとこの試合でオランダ代表はEURO2012に向けての新ユニフォームをお披露目しましたね。アウェイユニフォーム。色はブラックです。アウェイでブラック採用は02~03シーズン以来だと思います。