はじまりは去年の半ばに差し掛かった頃だったと記憶してるんですけども
ある朝突然、居間にある長椅子の足元に
飴と思しき色付きのベタベタした塊が
パラパラと落ちているのを見つけたんです
我が家は私の息子と、私の母と私の3人暮らしをしており
皆がそれぞれにお菓子を食べることがわりとあるので
前日にでも誰かが飴を食べた時に
割れた欠片をそこへ落としたのだろうと思ったのですが
不思議なことに、誰も飴を食べていませんでした
不審に思いながら、ベタベタした塊をカーペットから取り除き
きれいに拭き取ってその日は終わったのですが
翌日の朝、また同じ場所に同じように飴の欠片が落ちているのです
やはり家族の誰も飴を食べていないのに、です
そしてその翌日の朝もまったく同じ状態になっていました
少々気味が悪く感じながらも、そんなに飴が食べたいのならと
小皿にいくつか飴をのせ棚の上に置き
「この飴食べなね!」と(空中へ)声をかけておいたところ
翌日から飴の欠片が落ちていることはなくなりました
それから数か月に一度の割合で『飴食べる子』は現れ
その都度飴を小皿に取り分け置いておくと
翌日からしばらく現れなくなる…ということが起こるようになりました
一昨日の朝、また『飴食べる子』が現れたので
飴を小皿に取り分けて置きました
やはり翌日からは飴の欠片は見当たらず
床が汚れる以外に特に霊障(?)のようなものもないので
『飴食べる子』は見えないけどいるものとして
家族間で認知されつつあったりします