「自己評価が低い」場合、その原因が何なのか。『自信をもてないあなたへ』には3つのパターンが示されている。それを図にしてまとめるとこのような感じになる。




低い自己評価



 私の場合、昨年から鬱病の治療として抗鬱剤を服用してきた。まだ治療は続いているが、ここにきてかなり改善したと自分では感じている。というのも、何か困難が生じたときに、以前は即、「死にたい」という思考に繋がっていたが、それがなくなったことだけでも大きい。そしていまは、自分の考え方や感じ方を修正していきたいと前向きに冷静に考えている。


 しかし、未だ「自分はダメだ」と感じたり、人からのアドバイスを攻撃と感じやすい点は残っている気がする。対人関係にしても、相手が自分をどう思っているかを気にして怖くなる、という癖が消え去った自信はなく、いつまた緊張して身動きが取れなくなるような状況に陥るとも知れず、不安がある。


 上の図に照らしてまとめると、(1)および(2)の、臨床的な治療とストレスの原因となる問題の除去はある程度(あくまで、ある程度、だが)効果が見られた。しかし(3)の問題は取り組み始めたばかりで、良い方向に進み始めたとは思うものの(認知行動療法の本を丁寧に読もうと思うこと自体、ある意味進歩だ)、確実に自分の思考パターンを軌道修正していく手がかりが欲しい、という段階である。それに今ならば、このような作業を進めていくことが出来る気持ちの余裕があると感じる。試してみる価値あり、と踏んで読み進めてみたい。

【第一部】 自信がないとはどういうことか ・・・ イントロ


   第一章 「自信がない」=「自己評価が低い」


【第二部】 「自己評価が低い」とは何かを知る ・・・ 認知


   第二章 低い自己評価はどのようにして生まれるか ・・・ どうして自己批判的になったのか。自分の理解。


   第三章 何が低い自己評価を存続させるのか ・・・ 自己批判は何故続いてきたのか。悪循環のメカニズム。


【第三部】 「自己評価が低い」ことを乗り越える ・・・ 行動


 1. その時々の考え・行動を変える


   第四章 不安な予測を点検する ・・・ 否定的な予測に、ちょっと待った。悪循環を断ち切る。


   第五章 自己批判と闘う ・・・ 自己批判に反論する。

    ◇

   第六章 自分を受け入れる ・・・ 自己肯定を強化する


 2. 自分に対する基本的な見方を変える


   第七章 「生きるためのルール」を変える ・・・ 自己批判的生き方を支えるルールを壊す。


   第八章 「最終結論」を突き崩す ・・・ 批判的な自己評価の核心を壊す。


   第九章 すべてを総合してこれからのプランを作る ・・・ 自己肯定的であり続けるために。