コペルニクス的転回 | ライカ・絵本大好き

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2世紀にアレクサンドリアの天文学者プトレマイオスは、地球が宇宙の中心にあり、その周りを太陽をはじめ惑星が回転しているという天動説を唱えました。この説は、今では覆されましたが、当時の時代背景、宗教的な観点から、皆、長い間その説を指示せざるを得ませんでした。



 その天動説に異を唱えたのが、15~16世紀に活躍した、かの有名なコペルニクスであり、彼は太陽を中心にして、その周りを、地球をはじめ惑星が回転しているとする地動説を主張しました。宗教上、我々が棲む地球こそが宇宙の中心でなければならない時代であったため、生前の発表をためらい死後に発表したそうです。



 その後、次第に科学の進歩とともに、天動説では説明がつかないことが判ってきて、ガリレオをはじめとする科学者によって、地動説の正当性が明らかになってきました。地動説を唱えたガリレオが、宗教裁判にかけられた時、「それでも地球は回っている」と主張したことは、せめてもの科学者としての抵抗であったのではないでしょうか。


 実は、現代社会においても、これと同様な説が見受けられます。それは、宇宙人を巡る主張です。地球にのみ知的生命体が存在するというのは、かつての天動説と同様な主張であり、やはり合理性に欠け自己中心的であると言わざるを得ません。なぜなら、太陽系さらには銀河系は宇宙のほんの一部であり、宇宙は無限に広がっているわけで、地球のような星は無数にあるはずだからです。地球こそが唯一無二の存在ということが、どれほど合理性に欠ける主張であるかは論を待ちません。



 今では、宗教上の問題というよりも、主に経済上、防衛上の問題として、宇宙人の存在が封印されている面があります。おそらく、今後、現代のコペルニクスやガリレオによって、宇宙人の存在が明らかにされてくる時が来ると思います。それによって、人間が宇宙の中では小さな存在であることを悟り、驕りを捨てることで地球上の争いがなくなり、平和が訪れてくれれば良いと願っています。