はろはろ。みなさん、こんにちは。猫天使修行中、黒猫ようたろうです。ようたろう

ゴールデンウィークもあっという間に終わっちゃいましたね。 僕にはあんまり関係なかったけどそれでもなんか、気持ちの上では何故かたくさん休めたような気がしてて、現在かなり爽やかな気分の僕であります。

最近このブログでは僕の義理の弟マックスの紹介や、アメリカで出会ったあらいぐまの親子の紹介とかしたわけですが、その時いろいろと昔の写真をほじくり返して見てた訳です。ま、それで、ニューヨークの犬散歩の写真のことも思い出して、せっかくだからみなさんにもご紹介しようかな~なんて思ったんです。

で、今回は早速ニューヨークの犬散歩!って思ってたんだけど、最近何故かどうも LOVE LOVE な気分でいっぱいになることが多い僕は、みなさんにその気持ちを先に表したくなりました。(毎度の移り気でごめんなさい。)

題して、『なんとなく。。。L.O.V.E.

春ですね~。これはまだアメリカにいた時ご近所散歩中に撮ったやつ。花の名前はちょぴりこわい、“Bleeding Heart Flower”(訳してみてね) でもかわいい。



これはセドナのサボテン。歩いてるとハート型のサボテンがたくさんありました!それも、ハートが人にあいさつしてるみたいに、歩道に面して生えるんだそう。母なる大地からの愛の表れなんだとか。スピリチュアルなガイドさんが教えてくれました。



日本の神社に行ってお祈りする時は、いつもLOVEが降ってくる。



江ノ島の龍口寺の灯篭祭りにて、LOVEをみつけてしまった!



これは渋谷歩いててみつけたLOVE!



僕のお気に入りだからもう一回!江ノ島参拝中に空からLOVE!

お粗末様でございました~!


とりあえず、僕からのLOVE,LOVE ちょっとはみなさんに伝わったかな?

それではまたね。

ようたろうようたろう
はろはろ。 みなさん、こんにちは。猫天使修行中、黒猫ようたろうです。

今日は5月5日、こどもの日でしたね。ゴールデンウィーク楽しんでますか?

ところで、まず、今朝早く関東では大きめの地震がありましたが、みなさん、大丈夫だったでしょうか。。。幸い大きな被害も無いと聞いてますが、大丈夫であったこと祈ってます。
星影さんと僕は実はその時は家の外にいたんですけど、信じられない事に、星影さんは全く気がつかなかったんですよね。。。この辺では震度4だったはずなんですけど、家の中なら物とかが落ちてもいい揺れですよね。その揺れに気がつかない、って。。。。よっぽど鈍いんだろうと思います。

話は変わって。。。
たぶん、これを書き終わる頃には6日になってるんでしょうけど、今日は子供の日ってことで、“鯉のぼり”のことふと 「今年は鯉のぼり、見てないな。。。」って考えてて思い出したのでみなさんとシェアしよーって思って書いてます。

星影さんがアメリカにいた頃は、もちろん 5月5日はこどもの日じゃないですから、それを祝うなんて事はなかったんですが、ある時期、日本の文化や習慣について向こうの方に紹介しようと試みていたことがありまして、その時、ちょっと日本の祝日についてとかネットで調べたりしてたんですよね。その時知った鯉のぼりの由来となった“登竜門伝説”っていうのに感動したんです。 中国に“竜門の滝”といわれる難所があり、そこを何匹もの鯉が昇るわけですが難所ですから昇りきるのは難しいわけです。そしてその難所を登りきった鯉は竜と化して天へ昇った。。。って言うお話ですね。その伝説から、日本ではそこから 男の子が生まれたらさまざまな困難に打ち勝って健やかに成長して欲しい、という願いを込め、こどもの日には鯉のぼりを飾るようになったんだとか。おまけに“登竜門”っていう言葉もここからきている、と知り、ますます “おおぉーーっ、おもしろい!”と感動したわけです。星影さんちは三姉妹だったから子どもの頃は鯉のぼりをかかげてるお家がうらやましかったわけですけど、星影さんたらこの伝説を大人になって知って、よけいにまた男の子をうらやましいと思いそうになってました。ま、星影さんちも、さすがに三姉妹ってことで“ひな祭り”には十分立派なひな壇を飾ってましたから文句は言えませんけどね。でも星影さんの記憶によると、星影さんは何故か、星影さんのお母さんが大切に保管してたもっと古い雛人形、それもお雛様とお内裏様だけのやつの方がお気に入りだったの覚えてます。髪型とか着物のデザインがちょっと現在のやつと違ってたんですよ。 星影さんの古いもの好きはあの頃から始まってたんでしょうね。

。。。ま、そんなことはどうでもいいんで、鯉のぼりのお話に戻りましょう。
そんなこんなで、日本ではこどもの日に鯉のぼりを飾ってお祝いするわけですが、日本の各地でその他にもこの時期鯉のぼりのお祭りをしている地域もあるんじゃないかと思います。
星影さん、去年ちょっと時間をとって日本の中をちょっぴり旅行したっていうのは何度も言ってご存知かとは思いますが、そんな中、「あ、ここも行きたいな。」と思ったところがありました。 いろいろ周ってたら結局行けず仕舞いで終わってしまったんですけどね。それが、茨城県常陸太田市に竜神峡ってところです。龍好きの星影さんがその地名に反応しない訳がありません。で、そこに竜神大吊橋っていう橋がかかってるんですね。高さが100m、長さは375mあり歩行者専用の橋としては本州一の長さを誇るそうです。そして、そこでは、この時期毎年、“竜神峡 鯉のぼり祭り”っていうのをやっていて、約1000匹の鯉のぼりが橋にずら~って飾られるわけです。 星影さん、アメリカにいた時、もし鯉のぼりの由来を調べてなかったら「へぇ~、すごいな~」ぐらいで終わってたかもしれないんですけど、竜神大吊橋に鯉のぼり、と聞いて、すぐにピ~ンときまして、「素敵!」と思ってしまったわけです。 橋自体も、天に昇る龍をイメージとしてデザインされたんだとか。 写真で見ましたけど、やっぱり1000匹の鯉のぼりって迫力ありますね。 特に男の子のいるご家族なんか、車で出かけるといいんじゃないかな~って思います。 こどもの日じゃなくてもご利益あると思うな~。こどもの日は終わってしまいましたけど、5月の半ばまでは鯉のぼり見れるみたいですよ。 ウェブサイト探してみたらありましたので、皆さんも良かったらぜひどうぞ。
こちら>>竜神峡吊大橋 公式サイト

おまけにサイト見てたら、「やっぱり行かねば!」という他の理由もたくさん見つけてしまいました。この竜神峡、龍が住む場所として、さまざまな伝説が残っており、水戸黄門様のモデルと言われる水戸光圀興が飛び込んで大蛇を倒したお話や、みんなもよく知ってるだろう、木こりが斧を落として水神さまが金と銀の斧をくれる、っている昔話だとかも、ここからだそうですよ。近くには、日本三名瀑にも数えられる“袋田の滝”もあり、そこは松尾芭蕉が尊敬し奥の細道の旅の理由の一つでもある、西行法師が「四季に一度は訪れるべき」と絶賛している場所でもあるそうです。星影さんも、関東だし、また機会を見つけて行ってみたいな、と思ってます。 

ホント素敵なところってた~くさんあるんですよね。去年旅行しながら、日本の山々を眺めながら、日本もこんなに広いんだな~って何度も思ったものです。今日は こどもの日>>鯉のぼり>>逗留門伝説>>竜神峡。。。とまで来て、星影さんもふともう一つ昔の思い出がよみがえってきましたのでもう一つだけシェアさせてくださいね。

星影さんは瀬戸内海の小さな島で育ったってことはこのブログでも何度もふれてると思いますが、子どもの頃は三姉妹の真ん中で一番男の子っぽかったこともあり、釣り好きのお父さんにつれられてよく海へ行ったんです。時には、「こんなとこ道無いやん」、って思うような獣道、幅50センチぐらいで両端は崖で落ちたら海よ、みたいな所とかまで連れて行かれてた覚えがあります。中学生ぐらいになって部活とかで忙しくなり、そうやって海に行く事もなくなった頃、ある日フェリーでお出かけしてる時、あの崖とか通って釣りに行った辺りの近くをフェリーが通ったんです。それで、その景色を見ながらその時星影さん、ふと思いました。
「こんな小さな島でさえも、島全部の景色を知る、ってことは多分生きていて無いんだろうな。。。」って。そしてあの時めちゃめちゃドキドキしながら見た崖からの景色やその体験で、自分は得した気分になり、同時になんかすご~く時間がもったいないような気がしてなりませんでした。
あの獣道を通って連れて行かれた釣り場は子どもだけで行けるような場所ではなく、父親と一回行ったきりで、それ以降も行く事はありませんでした。でもあの時子どもながらにあの両サイド崖っていうのはさすがにインパクトあって、我ながらなんかすごい景色を見ているぞと思ったものです。

この間古本屋で本をぱらぱら見ていたら、へぇ~って思うこと書いてたんです。色々見てたからちょっと本の名前も作者も覚えてないんですけど、“人は自分が死をむかえるという時、確か90%ぐらいの人が、もっといろんなところに行って冒険をしておけばよかったと思っている”、ってなことを書いてたんですよ。 つまり、いろんな所に行っていろんなものを見る、ってこと人間誰しも心の底で望んでる、ってことではないでしょうか。僕にはね、この答え、なんとなく、「もっと自分のこと知れればよかった。」っていうふうにも聞こえます。

もちろん人それぞれいろんな生き方がありますから、旅をすることだけがすべてではないし、旅をいっぱいしてるからその方が人としてまさってるとかでもないですよね。でも、人生の何処かでこれしてみたいな、あそこに行ってみたいな。。。って感じで心が強く訴える時があれば、それはやっぱり、一見無理そうに見えても立ち止まって何らかの行動に移すべきだと僕は思います。 僕、このブログの始めの方でも言った様な気がしますけど、“何か”はぜ~ったいできるじゃないですか。

『こどもの日』から随分遠くに来ちゃった気がしたかもしれませんが、ぐるっと周ってもどりますね。つまり!小さなことから始めても、あきらめないでがんばってたら鯉のぼりの登竜門伝説の“龍と化した鯉のごとく”、多分みんなそれぞれに見合った場所で鯉から龍に変わって天に昇れるんじゃないかと、僕は思うんです。 “かわいい子には旅をさせろ”ってことわざもありますよね。この言葉、子どもを持つ親向けに、こどもの日に聞かせるにはいい言葉だけど、もう一歩進めさせてくださいね。だって、この言葉を本当の意味で子どもに教えられる人って、その人自身も旅の面白さを知っている人だと思うんです。 だからこういうことですね。“人はみな神様のかわいい申し子なんだから自分の好きな旅をする切符は生まれた時からすでに持っている”、ってことで、>>“だが、その切符を使うか使わないかはその人それぞれの選択だ”、だから、>>“がんばれ!”って感じだと僕は思います。

。。。かなり無理やり戻したような気がしますが。。。
ま、冒険ってわくわくするものでしょう?やりたいこと、行きたいところがた~くさんある星影さんにとっては、選択するのも難しかったりすることもあるのですが、とりあえず、人生の終わりで楽しかった~って言えるような生き方したいものですね。あ、ちなみに僕はしましたよ。

長くなったのでいいかげん終わりませぅ。

あ、あともう一つ。前回僕のお友達のあらいぐまの親子をご紹介したわけですが、みなさん、わんころ君達は好きですか?聞くまでも無く動物好きな人は、みんな好きですよね。
星影さん、ニュージャージーのおんぼろ家に住んでてある時久しぶりにマンハッタンに出た時、「こんなに犬散歩してる人多かったっけ?」って思ったことあったんです。マンハッタンに住んでた時は思ったこと無かったんです。不思議ですよね。 で、数日かけてマンハッタンぐるっと回って、散歩してる人たちの写真ばかりたくさん撮るっちゃったわけ。 確か全部で300+枚ぐらいは撮った覚えがあるんだけど。。。その中から選んでこれから少しずつご紹介しますね。

みなさん、ゴールデンウィーク最終日存分にお楽しみください。
それではまたね。

ようたろうようたろう
はろはろ。 みなさん、こんにちは。猫天使修行中、黒猫ようたろうです。ようたろう

ゴールデンウィーク真っ只中、みなさん、いかがお過ごしですか?
今年はどこにもお出かけの予定もない僕ですが、とりあえずここ数日ゆーっくりできました。
ゆーっくりできたおかげでここ数ヶ月更新がかなり減っていたこのブログも見直したり。。。といった時間もとることができました。随分誤字やタイピングミスが多いな~と気づきながらも、「ま、いっか。」で終わらせてしまってる僕なのですが、これからまたちょっとずつ他のカテゴリーも続けていこう!と思っております。でも、約束はできないんで期待しないで待っててね。

。。。ところで!今日も『ようたろうの小話』ってカテゴリーで書かせてもらってるわけですが、今日は前回の続きの、『マックスはやれば出来る子』のエピソードについて書こうかな、と思ってたけどまた気が変わりました。 で!コヨーテについてすっかり忘れてしまう前に、この間マックスのコヨーテ襲撃事件の時にもちょっとふれた、星影さんがコヨーテから助ける事になっていたらしい動物の親子についてお話ししようと思います。

ま、今回はドラマティックなお話っていう感じじゃないんですけどね。 今回はどちらかというと、僕と星影さんが出会った動物のお友達の中で、けっこう心に強く残ってるお友達の紹介。。。とでも言った方がいいかもしれません。

で、今回のお友達は。。。。 “あらいぐまの親子”で~す!!

いや~、このようたろうの小話の中でも言ったと思いますが、アメリカには日本で普段見ないような動物達に出会うことも多々ありまして、その中にあらいぐまも入ってます。初めて見た時は、「絵本やアニメでみたのと同じだ!」と思ったものです。 星影さんが車で運転してて、道端でなんか小さな手をこすり合わせながら、手を洗ってるようなしぐさをしながら、ひょこっとこっちを向いたりするしぐさ、たまんなくかわいいんですよね。手が人間みたいに指があるくせに、すごくちっちゃいんですよ。あの、アンバランスさがかわいいんですね。

。。。そんなかわいいあらいぐまですが、ある昼下がりのことでございました。
星影さんが自分のアート用の部屋でいつものようにごそごそとしていたら、なにやら外から “ちゅーちゅー”って感じの何かの動物の声が聞こえてくるんです。星影さん、何事かと思って窓を開けて外を覗いてみました。

星影さんの部屋の窓からほんの3メートルぐらい離れた場所に、お隣さんの家との境というかんじで、ちょっと小高くなった藪のようなものがあったんですね。そこが鹿の親子の通り道だったりもして、夜とか鹿の目がキラキラと光って見えたりとかすることよくありました。そして、その中に、一本、幹にちょっと空洞のようなものがある木が生えてたんです。その木は、星影さんの部屋の窓を明けると、真正面に見えてました。 そして、ちゅーちゅーの声をたどると、なんと、その木の穴の中に、あらいぐまの親子がいたのです。 お母さんのあらいぐま一匹と小さい赤ちゃんのあらいぐまが3匹ぐらい、その狭そうな穴で、ごそごそとうごめいておりました。その赤ちゃん達が時々穴から小さな顔を出し、“ちゅーちゅー”ってないてたんです。

どこからともなく現れたその親子、その木の穴を気にいったのか、それを巣にしよう、って思ったんですね。 星影さんが窓を開けたことに気がつくと、ちょっと動揺した様子でした。星影さんといえば、もちろんその思いがけない光景と彼らのかわいさに少々興奮気味。でも、驚かせてはかわいそうですよね。だから、なるべく静かにしてました。でも、しっかり写真はとらせていただいてましたけどね。そちらがこれ!


赤ちゃんは奥にいてなかなか顔をだしてくれず。。。


こちらでちょっとだけ。。。わかるかな~???

。。。とまぁ、こんな感じで、かわいさ炸裂だったわけです。

「。。。でも、こんなところでホントに大丈夫なのかな。。。」
写真をとりながら、そう思っていた星影さん。喜びながらも、ちょっと心配しておりました。

そして、日も暮れ夜になりました。。。

その夜、何が起こったかはもうおわかりですよね。星影さんの嫌な予感的中しました。 そうです。 “ぶさいく君、再び到来!!です。
夜も更けてきた頃、またもすのすごい奇声が家の近くで響き渡りました。今回は星影さん、誰のものかすぐわかりました。木の穴の辺りからものすごく切羽詰った叫び声が何度も聞こえ、そしてその周りでは、かさかさ、と何やら獣の気配、そして時折聞こえるあの、耳につく動物の鳴き声。。。星影さん、コヨーテがあらいぐまの赤ちゃんをねらってるとすぐわかりました。

星影さんは、基本、コヨーテが人間とか、光とかをいやがる、ってこと前回の様子からわかったので、部屋のライトを思いっきり外の木の方に向け、人間がいるぞ~わかるように大きい音をたてながら窓を開け、「こら~!!」ってまた日本語で叫んでから、その後今度はクワを掲げて、その辺の木の茂みの方へぶんぶんクワを振り回してわざと大きな音を立てながら助けに行きました。

。。。。で、結果は、といいますと、またコヨーテ君、あっさりと引き上げてくれたようでした。
でも、夜はまだ長く、いつまたコヨーテが戻ってくるかもわからないので、その日は窓も開け、ライトをずっとつけて見守ることにしました。星影さんは空が白んでくる頃までは起きていて、その後眠ってしまったのですが、昼頃、再び目を覚まし、あらいぐまの親子の様子を見に行った時には、もう彼らの姿はありませんでした。

きっと人間もコヨーテもいる危ない場所だと思ったんでしょうね。朝早く早々とお引越しをしたようでした。
それにしても、あらいぐまのお母さん、えらいな~って思いましたよ。 危険が近づいているとわかっても、やっぱり赤ちゃんを守ろうと必死でした。すごいキンキン声で威嚇しながらも絶対穴から離れませんでしたから。やっぱり、『母はつよし!』ですね。

あらいぐま親子が去った後、ちょっと興味が沸いて、そのあらいぐま親子が入ってた木の穴、のぞいてみたんですけど、やっぱりそんなに穴は大きくも深くもなかったです。よく赤ちゃんとおかあさん、この中にみんなで入っていたもんだ。。。と感心しながら、
「とりあえず、悲劇が起こらなくてよかったよかった。。。みんな、元気でね~!!!」
と、心の中でしみじみと思う星影さんでありましたとさ。めでたし、めでたし。。。

星影さん、その後はコヨーテ君達と対戦することはありませんでした。
コヨーテ君達も、2度も半狂乱の人間が何か振り回しながらわめき散らす様子を見て、「あそこはダメ」って思ったのかもしれませんね。

あ、ちなみにあらいぐまは英語で、Racoon(ラクーン)ですが、日本の狸、ってなると、Racoon Dog(ラクーンドック)っていうふうに、“Dog(犬)”ってつきます。日本の狸もいつか会ってみたいですね。星影さんは、星影さんの田舎の島で、小さい頃車から後姿だけちょろっと見た事あるんですけど、田舎って言っても、それ一回きりで、めったに出てきませんでしたから。

。。。という訳で、今回は 『コヨーテ君、またまた夕食逃して残念だったね。』(???)というお話でした。

次のようたろうの小話では、『マックスはやれば出来る子』のエピソードについてお話しします。
星影さんは、この出来事辺りから、自分にとってマックスと僕がホントにエンジェルのお使いなんじゃないかと本気で思い始めたんですよ。お楽しみに。

ぼちぼち他のカテゴリーの様子も見ながら進めますね。

それではまたね。

ようたろうようたろう
はろはろ。 みなさん、こんにちは。 猫天使修行中、黒猫ようたろうです。ようたろう

『ようたろうの小話』ではお話し好きの僕が、生前猫だった頃から、現在にいたるまでのたわいもない出来事をみなさんに紹介しています。

前回は僕んちに義理の弟、マックスが心を開くきっかけともなっただろう危機、その1、『コヨーテ君、夕食なくなって残念だったね』(???)についてお話ししました。マックス、彼なりに自分が危ない目にあって、それを逃れられたってわかってうれしかったんでしょうね。

で、今回はマックスの危機、その2です。
前回のような、切迫感、みたいなのは今回の出来事の中には無かったんですけど、まぁ、今回も星影さんがまるで予想もつかなかった出来事だったし、僕自身、マックスより長い時間外の世界で遊んでたわけですがそんなこと起こらなかったので、いや~びっくりしましたね。。。。って、この2度目の時は、実はもう僕は星影さんの元を離れた後だったと思いますが、まぁ、今回の出来事は僕の猫天使修行中目線でお話ししてると思ってください。

。。。う~ん。。。そうですね。あれが起こったのは、実はもう僕が星影さんの元からいなくなってしばらくたってた頃だと思います。マックスは一人(一匹)になっても、相変わらず、って感じで毎日を過ごしてました。 季節も随分あったかくなって、隣の空き地の雑草も結構な丈にまで伸びてきてました。マックスはそんな中いろいろと探検して周るのが楽しいようで、随分と遠くまで一人で遊びに行くようになってきてました。星影さんは、僕の驚きの変貌を知ってましたから、マックスが家の中でなんでもないようなところで滑って一人コントみたいなことしている頃から、それをかなりおもしろがって見ていながらも、「たぶんこの子は私が思ってるよりいろいろできる子なんじゃないか。。。」という気持ちを持ってました。マックスは基本とっても素直な子だったので、嫌なエネルギーが自分に向けられている時には決していい顔をしなかったのです。つまり、マックスがチッって感じで嫌な顔を見せる時は、きまって、星影さんが自分のためにマックスにかまって欲しい、って思ってる時だったりすることが多かったり、最初の頃は私がわかってあげるよ。。。なんて思いあがってたりしてたような時が多かった。。。って感じでしょうか。。。

マックスは、実際、少しずつ心を開いてやさしくなっていきながら、やっぱり同時にいろいろちゃんと自分でできるようになっていったのです。最期まで僕みたいに、ブラックパンサー的な速さで走り回ったり、獲物をしとめたり。。。なんてことはしなかったけど、前にもいったように、ちゃ~んと、蝶々や、鳥とか、遅いながらも追いかけたりするようになっていったし、僕のようにジャンプしてバスルームの窓から出入りできたりとかっていう高度な技もなんなくできるようになっていった、というわけ。

で、星影さんもすっかり安心してマックスを外で遊ばせてあげれるようになってた頃、またそれは起こりました。 

あったかい日はよく日当たりのいいポーチでもお昼寝をしたりしていたマックス、ある日その場所でぐったりしていることに星影さんは気がつきました。 星影さんに対しても、「アン、アン」といつものようになくのですが、なんだか元気がありません。こんな時、猫語がわからないのは困りますよね。 星影さんは、「どうしたの?どこか痛いの?」と言いながらアンアンとしか言わないマックスをさすっていたのですが、最初のうちはその原因がわかりませんでした。そして、次の日の朝、マックスはいつもあまりいることのない、玄関のまん前で、ぐたっと寝そべったまま動かなくなってしまいました。

よ~く見ていると、マックスは時折ぺろぺろとお腹の辺りをなめて、そうしてはまたぐったりと横たわるのです。 そして星影さんもようやくその原因たるものを見つけてしまいました。
マックスがぺろぺろなめるその場所は少し毛が抜けていて、触ってみると、そこには直径4、5センチくらいの楕円形のしこりのようなものがあり、腫れていたのです。そして、更に、そのしこりの端っこの方に、直径3ミリぐらいの穴があいているのも見つけました。マックスはその穴をぺろぺろとなめていたのです。

星影さんは、「これはマックスがどこかで飛び回った拍子に何かに刺さったのかもしれない、そこからばい菌がはいったのでは。。。もしかしたら、この腫れはまだその刺さったものがそのまま体の中に残ってしまっているからかもしれない。。。」と思いました。 。。。と、そのしこりのような腫れ物を見ながらそう思っていたその時、その直径3ミリぐらいの穴から、何かが覗いたような気がして、星影さんの体に一瞬ぞぞぞと悪寒が走りました。そして、「何だ?」と思いながら、もう一度その腫れを上から触ってみるのですが、そこは、ぱんぱんに硬く腫れていて、穴はちょっと湿ったまま開いている状態のまま変わりません。
。。。そうしている間にもとてもつらそうにしているマックスをほっとくわけにはいきませんよね。星影さんは、そのまますぐ近くの動物病院へ連れていくことにしました。

幸い、家から一番近かった動物病院は開いていて、患者さんもマックスの前に一組しかおらず、30分も待たずに見てもらう事ができました。

いや~それからはまた大変だったんですけどね。 ぐったりしていたマックス、環境の変化や知らない人にいろいろ体を触られることにすっかりおびえてしまったんでしょう。またまた“こまったちゃん”に早変わりでした。お医者様に、顔をぐいとつかまれ目をぐぃ~っと広げられたり、歯茎とか見られて、「イヤ~!!殺される!」と思ったのか、今まで聞いたことのないような叫び声をあげながら、診察台から飛び降りて部屋のすみに固まったまま動かなくなりました。マックスのおびえようは、星影さんが見ていても気の毒なぐらいで、マックスが唯一知っている星影さんに助けを求めているのが星影さん、見ていてわかりました。 でも、どこが悪いのかはちゃんと見てもらわなければいけません。 星影さんによしよしとなだめられながらもマックスは体に残った力をすべて振り絞って一生懸命抵抗してました。が、そこはやっぱり手馴れたお医者さんと看護士さんたちです。マックスをがしっとわしづかみにして診察台に戻し、星影さんは外で待っているようにと指示されました。

後ろ髪を引かれるような思いでしぶしぶ待合室で待つことになった星影さん。 待合室の椅子の上でひしひしと自分の無力さをかみしめておりました。

。。。そして、それからほんの5分ぐらいたったころでしょうか。。。

「ギャ~~~~~~~!!!」
(ガラガラガッシャーン!!!)


擬声音でも表現しづらい、多分人間と動物両方の、とにかくものすごい叫び声とそれと同時に何か機械というか金属がぶつかると言うか、落ちると言うか、そんな音がその動物病院中に響き渡りました。

あの音を聞いてびっくりしない人がいるわけありません。
星影さんも内臓がお腹の中で30センチぐらいジャンプしたんじゃないかと思うくらいびっくりしました。そして、同時にすご~く心配になりました。
いてもたってもいられず、その辺を歩き回りながら、受付の人とかに、「何が起こったんですか?」と聞きまくるも誰も教えてくれません。

それからまた10分ぐらいたったころだったでしょうか。。。星影さんが未だあたふたあたふたしているところへ、先ほどの看護士さんがようやくやってきて、マックスの様態を説明してくれました。

その看護師さんが教えてくれたマックスの体に起こっていたこと、というのは、星影さんが、想像もつかなかったことでした。今となって思い出してみても、星影さんは身の毛がよだって体中に悪寒が走ります。

あの、しこりのような楕円形の腫れもの、アレは “虫のお家”、だったのです。
つまり、マックスは、外の草むらでのほほんと遊んでいる間に、寄生虫に襲われていたのでした。。。
話を聞いた時、星影さんには衝撃が走りました。 話によると、寄生虫の中には動物に噛み付き、皮膚の下にもぐりこんでそこで動物から栄養を吸い取るというものがいるらしいのです。正直今のご時勢、こんな民家の近くでそんな野蛮な生き物が、しかもあの大きさで未だ存在したりするものなのかと、思いました。 寄生虫って、もっと小さくて見つからないようにそっと寄生しようとするイメージがありましたから。 そして、その寄生虫、先ほどそのしこりの部分をぎゅっと押さえたら、あのしこりの端っこの方にあった穴から飛び出してきた、とのこと。。。。で、マックスはもう大丈夫よ、とのことでした。

。。。先ほどのだだならぬ奇声が、虫が飛び出てきた瞬間だったのだろう。。。ということ、その説明を聞いて納得がいきました。マックスもお医者さんたちもみんなさぞかしびっくりしたでしょうね。。。虫がででくる、ってわかってたって、あんな小さな穴から、虫がいきなりビュッて飛び出してきたら、誰だってびっくりして悲鳴出ちゃいますよね。僕も星影さんも虫苦手なんで、これを書きながらも実は寒気がするんですけど、つまり、アレですよ。 星影さんが、マックスの体にしこりを見つけた時、穴から何かが覗いた気がした。。。っていうの、当たってたんです。あの中にいたんですね。虫が!!(ぎゃ~~~~~!!!)

。。。という訳で、マックスはめでたく、寄生虫から開放され、傷口への塗り薬と、ついでに狂犬病の予防注射をしてもらって入院やその後の通院の必要もなく、早々とお家へ帰ることができました。

ただ、病院でのマックスの怯えようはまたまた尋常ではなかったため、「マックス今も相当機嫌悪いだろうなぁ。。。大丈夫かなぁ。。。」なんて思いながら家に帰った星影さん、家に帰ってからのマックスの様子をそっと見守っておりました。

。。。するとどうでしょう。。。マックスはすぐに元気になって家の中をいつものように歩き回ってました。 そして、機嫌のいいこといいこと。よっぽど元気になったことがうれしかったんでしょう。そして、コヨーテから助けた時のように、星影さんにすりすりと近寄ってくるんです。「ありがとう、ありがとう。。」って感じで。星影さん、「あ、自分を助けるために病院へ連れていったってことわかったんだな。。。」と感じて、と~ってもうれしくなりました。その時、星影さんふと思ったんです。「マックスは私が自分を傷つけないってことはわかってくれてる。」って。マックスが星影さんちへ来てから1年半ぐらいがすぎていた頃だったと思います。 「こんなふうに思えるぐらいまできたか。。。」ってしみじみ思ったものです。

。。。。ってなわけで、マックスは自分の生気を吸い取る招かざる住人を追い払う事ができ、星影さんも、飼おうと思ってもいないペットを一匹増やさなくてよくなった。という、おめでたいお話でした。 それにしても、あの寄生虫、ありえませんよね。この世の中にはいろいろまだまだ知らない生物が沢山存在していて、すべての生命はそれぞれに尊いもの。。。なんて、天使の教科書には書いてそうですけど。。。イヤ~あの時の、穴から覗いた顔の感じ。。。気持ち悪くて例え猫天使修行中失格、と言われようとも、「寄生虫君は絶滅しても僕は全然悲しくない!」って正直思っちゃいます。

。。。が!しかし、今回みなさんにお話ししたこの寄生虫のおかげで、マックスと星影さんは更に仲良くなることが出来たのです。 そこ、大切ですよね。 そういう意味で、この世で起こっていることはすべて意義のあること。。。という意味ではあの気持ち悪い寄生虫君の存在の意味もあるのかもしれない。。。と思う僕なのでした。

ほら、“馬鹿と天才は紙一重”ってことわざがあるでしょう? 光と影、善悪だってそうです。両極端とされるものって、実は結構となり合わせだったりするもんじゃないでしょうか。。。話とんでない?って思う人もいるかもしれませんけど、そうでもないですよ。 両極端にありそうだと思われがちなものが、実は隣り合わせだったりする、ってことわかってれば怖いとされているものは怖さがへるし、ネガティブな判断を下す必要が少なくなる、って僕は思うんです。 いい方に焦点を当てるっていうだけで、今回のマックスの寄生虫事件も、マックスと星影さんの愛情物語のように語ることもできる、ってこと。みなさんもどうですか?。。。なんて、すでに自然にやってる人もいっぱいいるんじゃないかな。。。

ま、とにかく、今回は『寄生虫君、穴から飛び出してみんな大騒ぎ!』(???)というお話でした。

マックスにまつわるエピソードはまだまだあるんですけど、今回星影さんがマックスのこと、「やればできる子」的なこと思ってたってことにちょっと触れたので、次回は星影さんがマックス見てて、一番びっくりしたことについてお話ししようと思います。 いや~あの時の星影さんは、神隠し。。。とまではいかなくても、きつねにつままれたような気分になってましたから。。。

。。。というわけでお楽しみにね。

それではまたね。

ようたろうようたろう
はろはろ。 みなさん、こんにちは。 猫天使修行中、黒猫ようたろうです。ようたろう

『ようたろうの小話』ではお話し好きの僕が、生前猫だった頃から、現在にいたるまでのたわいもない出来事をみなさんに紹介しています。

前回は僕んちに義理の弟、マックスが訪れた時の事をお話ししました。
シャ~シャ~と威嚇しまくる“こまったちゃん”だったマックスが少しずつ心を開いてやさしくなっていったってことはみなさんもうご存知ですよね。

んでもって、その頃のマックスがかなりどんくさかった、ということもお話ししたと思いますが、今日はそんなマックスが大きく心を開くきっかけとなった、“2つの危機” の内一つをお話ししましょう。

。。。ところで、まずみなさん、“危機”って聞いて、何を思いますか?
“危機”って、言えば、そうですね。。。文字通り、危うかった時の事ですよね。 まあ、生きていれば、その中で学ばなければいけないレッスンを、“危機”を通して学ぶってことも多々あるんじゃないかと思います。 もちろん、身体や心に大きな傷を負ってしまうような危機っていうのは、出来るだけ自分の人生には招き入れたくはないですよね。僕の場合はこの『小話』の中でもお話ししたように、病気、かなぁ。ま、その後星影さんのもとを去る原因になった出来事もありますけど、それは僕にとってはある意味、『運命』と言えるものだったのかもしれません。それについては今後たぶんこの『ようたろうの小話』の中でいずれふれることになると思います。 星影さんも、心臓ドキドキの危機みたいなものに遭遇した事もちろんあります。星影さんはおんぼろの家を借り、一番最初に買った車もこれまた$1100で買った中古のおんぼろ車だったのですが、それに乗って高速走ってて時速70キロぐらいで走ってる最中に、ボンネットがバーンって開いて、前が全然見えなくなった時もあるし、後、これうそって思われそうな漫画や映画にでてくるような話なんですが、普通に乗ってて、ブレーキが全く効かなくなったことあります。ブレーキ踏んで、“スカーーー”(ブレーキが利いてる感触がない)>>“あ、あれ?”>>もう一回踏んでも“スカーーー”>>更にもう一回踏んでみても“スカーーー”>>“えぇぇぇ==!!!”みたいな。。。それも信号の100メートルぐらい手前で。。。。で、そのどちらの場合も大惨事になっても全然おかしくなかったような状態だったんですけど “不幸中の幸い”的な偶然がたまたま重なり、ブレーキが全く利かなくなった時でさえ星影さん、車ともども無傷、もちろん他の誰も傷つけることなく、ピンチを脱出する事が出来ました。 そう考えると、星影さん、へんなところでめちゃくちゃ強運なのです。これらの出来事もその後星影さんにとっていろんな意味で、意味深い教訓となりました。(あ、ちなみにその車、車検には通ってましたからね。)ま、これについては、また別の機会、別の内容の時にみなさんにもお話しすることもあるかもしれません。

で、今回はマックスの“危機”について、です。
マックスがこれらの危機を彼自身の人生に招いたってことには、もしかしたら彼がそれまで暮らしていた生活からの影響が強かったのかもしれません。彼にとっての人生は多分いろんな意味で安全ではなく、周りは自分を傷つける、ということを感じさせるものだったのかもしれないな、って思います。

前回でもちょっとお話ししましたが、マックス、しばらくは家に慣れるまで外には出てませんでした。 あ、それからこれは前回言うの忘れてたんですけど、マックスはもらわれる前から名前はマックスだったんですが、僕の時みたいに星影さんはマックスの名前変えませんでした。ホントは星影さん、マックスの名前も変えようと思ってたんですよ。マックスも僕がもらわれてきた時と同じで1歳半ぐらいだ、って聞いてたから。でも、マックスがあまりにも “こまったちゃん”だったせいで、名前を変えてそれに順応する、っていう余裕がマックス自身にないように感じたんですね。 だから結局そのまんまマックスで通す事になってしまったんです。名前もマックスはなんかアメリカンな感じで僕はというと純和風、でしょ?そんなところも全く反対的な感じでした。同じようなところと言えば、よくしゃべる、ってとこだったと思います。 でもなき声はこれまた全然ちがってまして、僕が「ニャーーーッ」っていつも長く伸ばすのに対して、マックスは、短く、「アン、アン」ってなくんです。 本人は「ニャン、ニャン」って言ってるつもりかもしれないけど、短すぎて「アン、アン」にしか聞こえないって感じでしょうか。。。。

。。。で、話は戻りますけど、そうこうしてるうちに、マックスも少しずつ星影さんちでの生活に慣れてきたんですね。そこで星影さんも、マックスを外に出してみる事にしました。 星影さんが「外に出てみる?」って言ってドアを開けたまま待ってたら、マックスは、様子を伺うようにゆ~っくりと外に出て、大丈夫そうだと感じたのかそのままてくてくと隣の家を建てる予定になってる空き地の方へ歩いて行きました。 僕の時みたいに、眼球も口も開きっぱなし、息はぜーぜーって感じじゃ全然なかったです。緊張はしてたみたいでしたがなんとも落ち着いた慎重な面持ちでした。でも、怖がってる、って感じじゃなかったな。。。。そんなふうに、それからはマックスも外で遊び始めました。彼は僕のように野原を全速力で走り回ったりする、ってことはありませんでしたが、ちょっとどんくさい彼なりに、そのうち蝶々を捕まえようとしてみたり、鳥に飛びつこうとしてみたり(全然できないんだけど)楽しそうに何かしてるのを見かけるようになりました。時々星影さんが外に出てきて、そこから「ようちゃ~ん、マックス~!!」って呼ぶと、僕は20メートルぐらい離れてても駆け足で「ニャ~~~」って言いながら星影さんの方へ走っていきましたが、マックスはまた僕とは全然違ってて、走りませんでした。 星影さんの方へ一応は向かっては来るんですよ。でも「走ったら足の裏痛くない?」ってな感じで一歩一歩足を置く場所に気をつけるように、「アン。。。アン。。。」ってなきながら歩いてくるんです。でもその様子がまたなんともかわいいんですよ。僕も兄ちゃんなりに、いつも僕に対してはいきがってくる弟マックスでしたが、「かわいい奴め。。。」って思わずにはいられなかったものです。

。。。。で、マックスが星影さんの家にもすっかり慣れてきた、そんなある夜のことでした。マックスに突然の危機が訪れたのは。。。

その日も最初はなんの変哲も無いいつもどおりの夜って感じでした。
星影さんはアートとか夜やることが多かったので、夜遅く起きてるってことはいつものことで、その日も、コンピューターの前に座って何やらいろいろやってたと思います。 僕達猫は、基本夜行性の生き物ですからね、自然な状態に近づけば近づくほど、結構夜外で遊んだりとかするわけですけど、その日はマックスだけが外で遊んでたんじゃなかったかな。。。結構、僕とマックスは同時に家の中にいるっていうのは少なかったから。 それから、以前もちょっとお話したと思いますけど、星影さんが借りていたそのおんぼろ家の周りは鹿の親子の通り道だったりしたので、時々夜遅く、動物の鳴き声とか、何やら動物が走っている足音とか聞こえたりすることもよくあったんです。家の周りでいろんな動物を見かける事があったわけですけど、コヨーテだとか熊だとか、そういうちょっと危なそうな感じの動物も近くで出没するって事は星影さんも聞いてました。もう少し山の方へ行くと熊が出て庭にいた赤ちゃんを襲ったとかそんなニュースも聞きましたし。。。ま、星影さんのおんぼろ家があったところはまだ“小山”的な感じのところだったので、そうそう危ない動物はでてこないだろう、と思ってたんです。 でも、時々動物同士の奇妙で不快なおたけびのような声とかも聞こえたりすることもあるわけです。
動物の声を擬声化するのってちょっと難しいんですが、そこをあえて言うなれば、
「ギャ~~~~ッ」
って感じでしょうか。。。それ以外ちょっと言いようがない、っていうか。。。その声には何か沢山濁音がはいっていてとても耳障りで、とにかく不快感を与える何ともかわいくない声なんです。星影さん、実はそれまでも何度かはその声を聞き、その声の主の正体を少し離れたところから見たこともありました。その動物は、体はそんなに大きくなくて、最初きつねかな、とも思わせるぐらいの大きさなんですが、どう見ても顔がきつねではなさそう。。。また、あのかわいくない声の持ち主だけあって、申し訳ないけど、見かけも全然かわいくない。バサバサの灰色っぽい毛で、見るからに悪い事しそうな顔してるんです。『あのいや~な声の持ち主として、神様は何で、声にマッチしたこんなかわいくない動物をつくったんだろう。。。これじゃ、生まれた時全く悪い事しようと思ってなくても訳なく嫌われてそのうち悪い事したくなるんじゃない?」って星影さん心底思いました。 その時はそれが何の動物かっていうの星影さん知らなかったんですけど、後で、どうやらそのぶさいく君がコヨーテ、もしくはコイドック(コヨーテと犬の雑種)と呼ばれる動物である、ということがわかったのですが。。。

そして、その夜また、そのぶさいく君のおたけびの声が何かの“危機感”を伴いながら、家の近くから聞こえてきたんです。

ギャ~~~~ッ!!!

そのとたん、星影さん、何かを感じました。そして、何故かふと思ったのです。

マックスがあぶないっ!!!

そして、急いで外を照らす電気をつけて声のするほうを目を凝らして見てみました。 15~20メートルぐらい離れた杉林の方からそれは聞こえていましたが、ライトはそこまで届かないので見えません。でも、そこに何かがいて、何かが襲われそうになってる、ということははっきりわかりました。
マックス~!!
星影さんは、そう叫びながら、大きな懐中電灯を片手に、急いで玄関から周って外に出て、とりあえずそこにあったほうきをもう一つの手に持って、杉林に向かって

こら~~~~!!!

って叫びながら走って行きました。
懐中電灯で照らしてみると、そこには、杉林の真ん中あたりで、身構えたポーズで地面にひれ伏し固まったまま動けなくなっているマックスと、そこからほんの3メートルぐらい離れたところの暗闇でキランと光る動物の目が見えました。もっと近づくにつれてそれが、あのぶさいく君だということもわかりました。

マックスは正に、あのぶさいく君に今にも襲われそうになってたんです!

しかし、今にも襲われそうになってるマックスを目の前にしても、はっきりいって何をしたらいいのかわかりませんよね。相手は家畜の羊とか平気で襲う肉食動物です。 星影さんの頭も真っ白になってる状態だったんですが、ほっといたらマックスがガブッっといかれる訳ですから、何とかしなければいけません。

ですから、星影さんわからないなりにがんばりました。戦うにはたぶん全然役に立たなかっただろうほうきを一心不乱に振り回しながら、とりあえず、

こら~~~~!!!あっちいけ~!!

とアメリカ生まれのコヨーテに向かって日本語で叫びまくりました。

。。。。ま、言葉は基本動物と人間ですし、伝わらなかったと思います。しかし、星影さんの狂気は伝わったのかもしれません。 ぶさいく君、ほうきをぶんぶん振り回しながら走ってくる星影さんに恐れをなしたのか、あっさりとその場を引き上げてくれたんですね。
。。。そうして、マックスは、その日のぶさいく君の夕食にならずにすんだのでございます。

でも、あの時星影さんが懐中電灯を照らした時の様子からすれば、あの時、声を聞いて「マックスが危ない」ととっさに思ってすぐ動いていなければ、たぶん5分遅れててもホントにマックスは今頃ぶさいく君の夕食になっていただろうと思います。 星影さんはそう思うとあの時の直感が不思議に感じられてなりませんでした。マックスは「アン、アン」としか基本言いませんから、あの時マックスの声が聞こえたわけでもマックスの姿が見えたわけでもないですからね。そして、星影さんは単純に、「正に “Maternal Instinct”(母の直感)だわ。。。」と一人でしみじみと感動しておりました。

コヨーテが去った後は、星影さん、呆然とする中マックスに向かって、
「マックス、帰ろう。。。」って一言言って、一緒に家の中に戻ってきた訳ですが、マックスったら、その時初めて、星影さんに向かって走ってきたんですよ。星影さんもそれに気づいて、「あ、走ってる。よっぽど怖かったんだろうな。。。」って思ったんですけど、マックスったら、家に入った後も、やたらと星影さんに近寄ってきまして、なんかうれしそうでした。「ありがとう、ありがとう」って、彼なりに言っているようで。。。それを見た僕も星影さんも、うれしくなって、「よかったよかった。。。」と思ったわけです。

。。。と、いう訳で、これが一回目のマックスの危機、でした。弟マックスはめでたくコヨーテの夕食になる運命を逃れる事ができたのでした。。。。ていうか、猫天使修行中の僕に言わせると、星影さんが、Maternal Instinct(母の直感)を感じてマックスが助かる、ってことがマックスの運命だったんじゃないかと思います。 みなさんもそう思いませんか? 

肉食の獰猛なコヨーテをほうき一本で追い払う事ができたことについては星影さんも少しほっとするところがありまして、今度万が一同じようなことがあった時は、ほうきじゃなくて、とりあえずはクワにしよう、と思うのでありました。あんまり変わらない気はするかもしれませんが、実は星影さん、その後もう一回、ある動物の親子をあのぶさいく君から助けることになっていたようなんです。。。その時は、確かクワを片手に奮闘していたような。。。。ま、それについてはまた別の機会にしますね。

次回は二回目のマックスの危機についてお話しします。
今回は、『コヨーテ君、夕食なくなって残念だったね。』(???)でした。

それではまたね。

ようたろうようたろう