閑話放題-144
駅前のロータリーにデーンと座しているこの機体は『YS-11』、戦後初の国産名機です。
かっこいいですネ~。懐かしいですよ。今から20年以上前になりますが、福岡から徳島空港までこれを利用したことがあります。その時のことは今でも鮮明に覚えています…。
① タラップで乗り込む際、頭をぶつけてスチュワーデス(CAさん)さんが心配してくれた。
② 両側2席ずつの機内の天井中央には丸いライトが並んでいて、昔のバス遠足を思い出した。。
③ 当日は良く晴れ、高度11,000~12,000フィートを巡航した。
④ 目の高さにポツンポツンと白い綿のようなちぎれ雲が浮かんでいて夢の中のようだった。
⑤ 瀬戸内海の島々が詳細まではっきり見えた。ジェット機では味わえない感動だった。
⑥ スチュワーデスさんに現在位置を尋ねたら、キャンデーと航路図を持ってきてくれた。
⑦ 後方窓席に座っていた私には翼のエルロンの動きやエンジン音の変化がよく分かった。
⑧ 当時のジャンボジェットならそろそろ羽田到着という頃になって着陸態勢に入った。
⑨ かなりのバンクをとってライトターン。その後、あっというまに見事な着陸をした。
これだけ覚えているのにお世話になったその時のスチュワーデス(C.A.)さんの顔が思い出せないんですよネ~。おそらくG爺は当時から恥ずかしがり屋だったので、まともに美女の目を見られなかったのでしょうね。ただ、思い出せないのは顔だけじゃなく、声も、足も、…ネェ。
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やって来たのは西武新宿線『航空公園』駅。歩いて約10分のところが目標なのですが、どうやら前を行くオバ…、いや、高齢女性たちも同じ目的の様子…。
ここは『所沢ミューズ アークホール』です。
TV番組にもよく出演されるチェリストの『宮田 大』さんのコンサートに参りました。記事タイトルの『大提琴(だいていきん)』とはチェロの和名だそうですよ。わざわざ和名など付ける必要もないのにねェ。昔からガラパゴスなんですね、ニッポンは…。
(ガラパゴス諸島《エクアドル》の皆様には大変失礼しました)
会場は中年女性中心にほぼ満席でしたが、G爺は今回も最高の席を確保できました。後方席からの妬み声が聞こえてきそうです。
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休憩とアンコールを含めて約2時間の素晴らしいコンサートでした。座席が良かったせいで、奏者のかすかな吐息をはじめ、高いポジションの繊細なハーモニクスの音色からクライマックスの壮大な迫力に至るまで充分に堪能することができました。終了後は感動でしばし心がふるえる思いでした。爺ィのひからびた心も今日の良い演奏によって久々にインスパイアされて若返った気がします。
こういう気分のよい時は家に取り置きしてある良いワインでも開けてみましょうか?
「良いチーズも買ってこーっと」
一本空けてはいかんゾ。(-_-;)
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