遠行雑記-341
傘も使えないほどの荒天の中ながら、猿岩 → 月讀神社 → 左京鼻 → はらほげ地蔵と、早朝から駆け足で観光スポットを巡って参りました。晴天ならばもっとゆっくり観ることができたとも思いますがこの天候では已むを得ません。本来ならこういう天気の時はあっさりと観光を中止してしまう性格なのですが…、なんといってもここは壱岐ですからね。前述したようにG爺にとりましては《二度と訪問できない》観光地かもしれません。できるだけ多くのスポットを観て回りたいのです。
それに、荒天でも悪いことばかりではありませんでしたヨ。
猿岩:雨の中でも写真を撮ることができた。
月讀神社:強風のため長い階段は上れなかったが鳥居をくぐって参詣できた。
左京鼻:断崖絶壁から落ちて死なずに済んだ。
はらほげ地蔵:雨で滑る突堤でころんで頭を打って救急車のお世話にならずに済んだ。
さぁ、観光を続けましょう。
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はらほげ地蔵から15分ほど走り、広い田畑の見える場所に到着しました。風はなおも強く吹いています。予報では間もなく前線が通過しその後は次第に回復してくるとのことですが…、ここは覚悟を決めて安全を確保しながら観光することにしましょう。
ここは『原の辻遺跡』です。
魏志倭人伝の一支国(いきこく)の王都であると特定された重要な遺跡です。登呂遺跡や吉野ケ里遺跡はよく知られておりますが、ここはそれより規模の大きい立派な遺跡です。
ここは『長老の家』だそうですヨ。中を覗いてみましょうか?
誰かいますね。一人は手が真っ赤に腫れ上がってとても痛そう。もう一人は金づちを持っているのかな?
どうやら釘を打つのに誤って手をたたいてしまったという展開のようですネ。
倉庫類はきちんと高床式になっています。
これは『交易品の倉庫』だそうです。
物見櫓(ものみやぐら)の隣には番小屋があります。
立派な櫓です。敵が来るのを監視していたのでしょうね。
なんでも一応のぞいてみますネ。
この強い風雨のなかでも住居の中は全く濡れていません。ちょっと《オーブ》が写っていますがストロボに反射した埃のせいです。私に霊感は全くございませんので…。
遺跡の端のほうに『原の辻ガイダンス』という資料施設があったのでここを拝見します。このような展示室のほかにカフェや壱岐産お土産コーナーがあります。もちろんトイレも、しかもここは入場無料です。今日のような天候の際には本当にありがたい。感謝・感謝です。
壱岐は平らな島なので農耕が盛んだったのですね。
遺跡の範囲も広く大変立派なのにあまり世に知られていないのは残念です。この際、皆で盛り上げましょうヨ。
NHKは取材せんのかノゥ。(-"-)
※ 記事中の写真はすべて許可を得て撮影し掲載しています。
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