蹴鞠
蹴鞠は、約1400年前、飛鳥・奈良時代に中国から伝わった球技の一種です。勝敗を争うものではなく、蹴る時の姿の優美さや、音の美しさを楽しみます。
当時の蹴鞠は鹿の皮で作られていて、数人が円陣となりその毬を地面に落とさないように蹴り合います。最初は貴族から、後に武家や神官、民衆まで広く親しまれていきました。
現代でも蹴鞠は、日本各地の神社で年中行事として行なわれ、香川県の金刀比羅宮では、平安装束を纏った神官による奉納蹴鞠を見ることができます。
遊戯としての蹴鞠は、相手が蹴りやすいように毬を送ります。自分本位で蹴ってしまっては、相手は受けることはできません。また、「アリ」「ヤア」「オウ」という掛声やアイコンタクト等のコミュニケーションも必要となります。
私たちが仕事をする上でも、周りの人とのコミュニケーションは不可欠です。相手が受け止めやすいような思いやりのある言葉を掛け、声を掛けられた人も相手の言葉を真摯に受け止めたいものです。
【今日の心がけ】
相手を思いやって仕事をしましょう
出典:倫理研究所 職場の教養2024年5月号より引用
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私の個人的な感想
今日の内容は分かりやすい例えですね。私もこの手の内容を説明するときは、キャッチボールとドッヂボールで例えて話します。
キャッチボールは蹴鞠と同じで、相手が取れるボールを送りますよね。一方でドッヂボールは、相手が取れるボールを投げません。これが意図的なのか無意識なのかわかりませんが、仕事でも私生活でもドッヂボールをしてしまう人がいます。
すごい勢いでボールを投げて(言いたいことだけ言って)、
相手をコートの外に退場させます(傷つけます)。
相手はコートに戻る方法(改善方法)を教えてもらえず、
ドッヂボールを(会社を)やめて(辞めて)しまいます。
こんな思いやりのない仕事をする先輩上司がいる会社は、若い社員が育たずに離職率が跳ね上がります。しかもそれが自分たちのせいだと気づいてなくて「人がいなくて忙しい」「休みが取れない」と文句ばかり言います。
そんな人は「蹴鞠を落とさず送球100万回チャレンジ」をしてほしいですね。きっと達成できた頃には相手のことを思いやれるようになっているでしょう。
あ…
ドッヂボールという競技が悪いんじゃありませんよ。ルール(仕事)をきちんと教えて楽しくプレイ(仕事)しましょうという話ですので、どうか勘違いをなさらずに。
さて朝礼では。
今日の内容は、仕事の正確さや速度、効率よりも大切なことかもしれませんね。思いやりをもって仕事に取り組めるようにしましょう。
そのまま話せるスピーチを配信中
職場の教養を導入している某サービス業の会社で15年間勤務していました。
その15年間で得たノウハウを元に、自分の話したこと、ほかの人が話していたいい話をまとめ、そのまま話せるスピーチ風にして紹介しています。
でもそれってサービス業の会社で
話してた内容でしょ?
と思われるかもしれませんが、noteでは業種、性別、年代を問わず誰でも話せるような内容に変えています。ですので、
・職場の教養を読んでも感想が思いつかない
・朝礼当番の日が憂鬱
・そのまま読み上げるだけで終わらせたい
という方は読んでみて欲しいです。