先日、誤って枝を折ってしまったピカケ。
Pikake(ピカケ)はハワイ語で「マツリカ(アラビアンジャスミン)」のことです。ハワイ語のピカケにはもうひとつ意味があって、「孔雀」のことも表します。英語のPeacock=ピーコックからきています。
じゃあ、なぜこの花の名前に「孔雀」と付いているのか??
これは、ハワイ王朝が倒れる直前に若くして逝去した、Kaʻiulani(カイウラニ)王女にちなむ名前なんです。彼女は孔雀、特に白い孔雀とこの花をこよなく愛していて、そのためにこの花に「Pikake」という名前が付けられたとのこと。
日本人に大人気のワイキキのインターナショナル・マーケット・プレイスは、元々カイウラニ女王の邸宅があった「ʻĀinahau(アーイナハウ)」という場所でした。ここにはたくさんの白い孔雀とこの花があったそうです。
このピカケという植物は非常に良い香りがするのと、とても強くて育てやすいので、日本でも人気があります。うちにも2株あって、そこから株分けした子たちは、友人たちの家にお嫁に行きました。今年の夏は気が乗らなかったので、株分けしなかったのですけどね。
が、折ってしまったので、急遽株分けすることに。ただ、挿し木だと時期的にどうかな…ということもあり、取り急ぎ水に挿しておきました。
それから3週間ほど。
切り口を確認したら、ちゃんとカルスができてる~♪
この切り口の白いプツプツがカルスです。根っこの元のようなもの。これができたら、後は発根を待つばかり。
いくら部屋の中とはいえ、人間用の暖房は入れない我が家(植物用の比重が大きいから 笑)、よくこの時期にカルスを作ってくれたなぁー。ピカケは強くてよい子だわ~♪発根してもしばらく土には移さずに様子見します。