久しぶりにカヌーのレースに出てみたら | Hoʻola ~自分を生きる~

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本日もがっつり雨が降っている東京。もうこれは「秋の長雨」ですね。梅雨明けも早かったし、気候が全体的に前倒しになっているような。お盆休み明けですが、9月並みの気温ということで、長袖のシャツで出勤です。
 
お盆休みを振り返ってみると、前半はあちこち飛び回り、後半は家で普段できないところの掃除などなど…。8月11日の山の日は、とっても久しぶりにカヌーのレースに出てきました@茅ヶ崎。これは女性だけのファンレースなのです。そのビギナー(年数はビギナーじゃないけど…レース経験はビギナー)カテゴリーに出てきました。
 
これに出るまでもちょっとしたてんやわんやがあったのですが、もうほんとに「ひとりじゃない!」って思えるような流れで、何年か前の「拗ねていたあたし」では、受け取れないことばかりでした。
 

 

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まず、全国的にお盆の時期なので、なかなかメンバーが集まりませんでした。帰省する人、家族でお出かけする人…。そんな中、ようやく集まったメンバーのうちひとりが、練習中に負傷してしまいました。負傷して、一番つらいのはきっと本人。頭の中は「やっちゃった!」でいっぱいなはず…
 
そして、リーダーからは、「大丈夫、なんとかする」というメッセージが来ました。カヌークラブのリーダーたちは、あたしが珍しくレースに出たいと言ったのを受けて、必死にチーム編成をしてくれていたのです。その気持ちをレース後に知り、ほんとにありがたくて…。
 
そして、結局レースには、レギュラーメンバーではないけれど、うちのクラブで何度か漕いでくれていた方たちの力を借りて、出場することができました。急ごしらえのチームなので、7位中5位という結果でしたが、漕いでいる間、ずっと楽しくて楽しくて。8月の涼しい雨の中、ずっと「うわー、楽しい!」と思いながら漕いでいました。

 

 

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OC6というこのカヌーは、6人の力が揃うと滑るように進むし、ひとりでは何もできないということを、本当に実感させてくれます。今回もリーダーたちの尽力や、助っ人の要請を快く受けてくれた大事な友達、もちろん主催した茅ヶ崎のカヌークラブやスポンサー企業、もちろん自分も。何が欠けても、この瞬間のこの楽しさ、この感情はなかったのです。
 
He moku he waʻa, he waʻa he moku.
 
これはホクレア号クルーから聞いた言葉ですが、「カヌーは島であり、島はカヌーである」ということ。カヌーの上は島のようにひとつの共同体であり、それぞれが役割を果たし合いながら、助け合いながら成り立つということ。OC6ですら、それぞれのシートには役割がある、小さな小さな共同体です。
 
自分のできることをして、そして他人がしてくれることを受け取ることの大切さを、改めて実感しました。