もう1週間以上、旦那はリビングに来ていません。
うちは2世帯住宅で、長い渡り廊下で繋がっています。
母屋の茶の間に、大きいソファがあって、そこが旦那のベッドになっています。
食事もほとんど食べられません。
トイレ以外は寝て過ごしています。
痛みといった苦痛は最小限で、とにかくダルい、しんどいって感じ。
顔も黄色味が強くなりました。
お腹も腹水でパンパンです。
頬はやつれて目もくぼみ、死期が近づいているなっていう顔付き。
子ども達は、抵抗なく旦那に話しかけたりしています。
よく分かってはいないけど、お父さんしんどそうやね、って労っている様子です。
もう、詳しい病気の説明をしなくても、自然と理解して受け入れて行くんだろうな、と思います。
親としての最後の教育、身をもって教え、学んで行っています。
先週までは、娘の入学式は出来るだけ出たい、と言っていたけど、無理そうです。
起き上がっていることが、もう無理。
かわいそうだけど、仕方ない。
写真をいっぱい撮って送ることにします。
義両親、義弟は、旦那の様子を見て何を思うのだろう。
転移したこと、もうできる治療がないこと、最期の準備をする時期に入ったことは話していないけど、もう分かっているよね。
我が子が死に向かう様子を見て、何を思うのだろう。