パソコンに使う半導体メモリーであるDRAMの大口取引価格が過去最安値を更新した。10月前半の価格は9月後半比約15%の下げで決まった。年末 商戦向け調達はピークを迎えているが、需要家の大手パソコンメーカーは供給過剰を背景に値下げを主張、交渉を押し切った。価格はすでに半導体各社にとって 大幅な赤字水準で、各社の採算は悪化している。  パソコン用DRAMは複数個を基板に載せたモジュール(複合部品)で取引することが多い。主力品種のモジュール価格は1個14.5ドル 前後で、9月後半比2.5ドル(14.7%)安い。基板の材料費などを除いてDRAM単品の価格に換算すると約1.5ドル。これまで最も安かった6月の約 1.7ドルを割り込んだ。