ブログでは書けない程、身近な事柄で非常に大変な状態が

随分長い間続きました。この苦しい毎日からやがて抜け出せる

日がいつか来るのかと、毎日苦悶苦悩しておりましたが、

今年の春ごろ、事がいい方向に向かい始めました。

その時には日本人の知人に、力になって支えてもらいました。

やっぱり、日本人は人として正しい人が多いなと。

今はもうリラックスして毎日を過ごしています。


明日で今年も終わり。今年の後半は事がどんどん上向いて

行って、充実した日々を積み重ねられました。

来年の目標は、家庭での1日をもっと丁寧に過ごす、です。

さあまた仕事の愚痴でも書いて、発散しよう!

ちなみに大晦日も仕事です。ふう。

今日はイースターだと言うのに仕事だった。

息子だけはダンナの両親に連れられて、車で4時間のひいおばあちゃんの

住む田舎の家へ。電話で聞いたところによると、1歳9か月だがおそらく

3か国語が毎日飛び交う我が家の環境のせいかまだしゃべれない息子は

「ヘビは?」ときかれると「シーシー」などと答える芸を披露し

拍手喝さいを浴び、注目を集め、王子様待遇にご満悦らしい。


今月は週末に仕事にあまり入れなかった為、月給がちょっと寂しい額だったので

休むわけにもいかず、未だに9日連続勤務の疲れが抜けきらないまま頑張った。

今迄仕事のシフトを断った事は一回もないが、何となく限界まで

頑張ろうみたいに、ついつい働いてしまうこの日本根性。。

10時から勤務で、今日は暇なはずなのに意外とお客さん来るやん・・などと

思いつつ11時半を回ったころ、美人だがイマイチ仕事に身が入らないリズと、

47歳だが新入りのターニャがいきなり、「ツナ子、私達二人とも具合悪いから

帰るわ」と、のたまうではないか。「はああ~~?」とききかえすと、

「バイトの代打くんに電話したら、来てくれるって」と言う。


おいおい、どんだけ今週この代打君呼びつけてんねん。

しかもこの代打君がうちの店に招聘された為、代打くんが本来

働く予定だったイタリアブランドは店番が一人きりになった。

しかもイタリアブランドと同じショッピングセンターに入っている

スーツケースの店の女の子が、風邪で熱があっても、

イタリアブランド店やスーツケース店のスタッフが休憩の際に

どうしても人が要るので、帰らず仕事をしていた。

他の2店舗にも迷惑を平気で掛け、だらっとした体調に

むち打てないからという理由で帰って行ったリズとターニャ。

フランスブランドの店は、みなが自分勝手すぎるのである。


代打くんには、ちゃんとITサポートの本業の仕事があり普通に

週5日働いてる。代打君は仕事が全然出来ないが

非常に性格が良く、お金を稼ぎたいと言う純粋な目的の為に、うちの店の

バイトに物凄く入りたがる。でもこのよわい25歳の代打くん、1年くらい前に

そこそこの大病を患い、風邪を引いても大事になってしまいこの冬も

一度入院する羽目になったほど、免疫系が悪い。

病気のせいでこの小麦粉王国でグルテン食べられないほどなのだ。


帰って行った二人は「3人のうち、普通に体調がいいのはツナ子だけね」

とのたまわった。「そんな事無いんだって、めっちゃ疲れてるし」と言い返すも

ターニャは働き始めて2か月の間にもう4回病欠を取った強者だ。

しかも毎回3日は休む。今週は「目が炎症おこしちゃって・・」と

目をしばたたかせ、勤務中なのに椅子に座り、3日休んだのである。

今日も「目、はれてるでしょ」と言っていたが、ぜんっぜんはれてなかったし

「子供かよ!」とつっこみたくなった。私はおおっぴらに言わないだけで

足→背中→肩と痛くなり、頭痛がする程疲れ切っているのだ。


店長の父親が亡くなり、店長がモスクワに帰郷した今週、

ダレにダレ続けターニャは今日も椅子に座っていた。

店長がいないから勤務態度を変えるとか、私はそういうの大嫌いだ。

いい客だろうが悪い客だろうが、同じ水準をキープするのが

プロで大人で人としてありたい方向なのだ。

だいたい勤務中に椅子に座ったりしたら、自分が嫌になるから

やらないだけで、家ではマッサージしたりヨガをしたりして、

体調管理をちまちまとしているのである。

ターニャはこれで働き始めて2か月で、5回目の病気休みである。

この先ちゃんと仕事続ける気あるんだろうか。

亡くなった叔父さんの家を売る遺産が半分入って来ると

今日言っていたので、それが入れば働く気が無いのかもしれない。


兎に角二人とも「さいなら~~」と言わんばかりに帰ってしまい

代打君と二人でまったり店番かな~と思いきや、

マレーシア華僑が「何の群れ・・?」と思う程わらわらと

入店してきた。これがまた60歳越えの老人ばかり15人はいて、

アジアに比べてどんなに価格が安いか説明しても

「そんな事無い」とか本気で言う。やれ展示してない新しい

バッグを持って来いだの、メイドインチャイナだったら買わないなど

わがままを色々と言い、おじいちゃんは「あの~この店の

トイレ貸してもらえる?」と言う始末。お断りしたがおじいちゃんだと

こっちが気をつかってしまう。笑。

こんな事きいてくるの中国系だけだがおそらく私にはきき易いと思われる。


他にも人の話をきかず、何度言っても免税の額を忘れては疑ったり、

華僑は相変わらず「私これ買う」と連れの友人が購入を決めたバッグを

「同じ物をくれ」と伝染を発症させる。

老人だけに決断に長時間を費やし、生産地をいちいちチェックしたが

それぞれみんな結構な額を購入し、今月一番多いかも?くらいの

売り上げが出た。今日で今月も終わり、昨日までヤンツェクと並んでいた

私の売り上げがまた一番多くなったが、だからと言って3か月前に時給を

上げてもらったばかりな為、また時給上げてくれとは言えないし

何の為に頑張っているのかもよくわからないのであるが、

中国人相手に販売攻勢をかける事に悦びを感じてしまう自分なのであった。








やっと9日連続勤務を乗り切った。

最後の日はあきらかに頭の回転がにぶり、体も少ししびれた。

どこがしびれたか思い出せないけど。

8日目になると朝からチョコレートが無性に食べたくなり

糖分補給するとちょっと人心地がした。

最後の日はアメリカブランドの店で店長とヤンツェクの3人態勢だったので

私なんか余分な人員、要らないよね・・売り上げも出せないだろうし

どうやったら役にたてるだろう、4時からフランスブランドに移動だし、

店長も私の扱いにあきらめムードだよね、うーーーん・・と思っていたのだが

まさかのこの日まで効率よく中国人の接客が運び、以前とはがらっと態度を

変えて優しく教えたりヘルプもしてくれるヤンツェクが、最後には焦りの表情を

浮かべるくらい売り上げが出た。何なんだこの1週間は・・


ヤンツェクあたりになると、これが毎週の時もあるんだろうな、凄いわー。

これだけ売り上げを出しても、まだヤンツェクには追いつかないのである。

どうでもいい事だが、ヤンツェクはほ殆ど同じ名前の、仮名をヤンツェフとしよう、

パートナーがいる。そのパートナーと一緒に、最近アパートを購入した。

同性のパートナーと堂々と公に他のショップにも現れ、銀行のローンも

25年ローンを一緒に組んで購入出来るなんて、フィンランドはなかなか

見どころのあるいい国だ。まあ今日もー5度で、日本人の思う憧れの

外国暮らしからは果てしなく遠い国だけど。


連続勤務明けの今日からの3日休みを満喫しようと、昼過ぎまで

顔も洗わず息子とたわむれパジャマのままいたら、フランスブランドから

電話がかかって来た。店長の身内に不幸があり、バレンティナの体調が

悪いので、今から来られないかと言う。何とか回避したが、どんなに都合の

いい女ツナ子でも、10日目は無理!だと思ったが、どうしようもなくなったら

行こうと思ってしまう、この日本人根性。。。


こんな安い給料で、絶対にそこまで義理を重んじる必要は無いと

わかりきっていても、責任を感じるこの国民性よ。フィンランド語は

相変わらず下手で、きちんと役目を果たせない事もあったが

責任感だけで何とかここまでやって来た。外国生活通算13年目だが

死ぬまでこの性質、変わらない気がする。

他のスタッフなら自分のミスもしらばっくれてうまい事すり抜けたりもするが、

「私がやったんです」と自爆するバカさ加減。

まあこれも、正直者が好まれるフィンランドだから通用する事で

他の国じゃあもっと嫌な思いしてるだろうな。

何のかんの言っても、欧米人の中では相当に日本人に似た所のある、

他の欧米人から見たらちょっと変てこに思われたりするフィンランド人は

仕事となると、意外と一緒に働きやすい、きちんとした人たちなのであった。



3週間ほど前に、フランスブランドのロシア人店長が、雑誌の写真に

小さく載った。今現在、「不動産女王」と呼ばれる女性ケリー(仮名)が、

どんなに豪華な生活をしているか、雑誌に3、4ページの特集が組まれ、

「1時間に50万円使った事もある」とか、来ているムートンの毛皮20万円、

月曜はネイル、ガソリン(不動産を案内するので)、食料品にいくらいくら、

火曜はホームクリーニングサービス、ガソリン、なになににいくらいくら、

水曜、木曜と、1週間毎日いくら使ったかが、ご丁寧に書いてあった。


何せ森を愛するフィンランド人にしてみたら、とんでもなくバブリーな記事で

その彼女の訪れるブランドショップとして、うちの店が載っていた。笑

ちなみに店長の写真写りは気の毒になるくらい悪かった。

この不動産女王と雑誌やテレビで持ち上げられているケリー、

何とテレビ番組まで持っている。インテリアとか家とかに関する番組で

宣伝もバンバンCMで流れている注目度の高い番組だ。

彼女は御年45歳にして3人目の子を産んだ。


その彼女が火曜に突然店にやって来た。新しく入った50手前のターニャと

ふつーに店番をしていると、誰かが入って来たので「こんにちは」と

言うと、私はすぐに彼女だと気付いたので

「あら~~、来て下さったんですね、まあいらっしゃませ~」と

自分でもびっくりするくらい、愛想を振りまいた。

ターニャもすぐにはじかれたようにキープしてあったバッグを取りに行き

「ツナ子、あんた会計して」とまだ割引会計に疎いターニャが

ケリーと会話をつなぎ、私がキャッシャーと連係プレイでスムーズに行った。

ターニャが仮にトイレに行ってしまったとして、自分一人で店番を

していたらと思うとおそろしい。割引の精算にに疎いターニャとて

それは同じであろう。



王様の耳はロバの耳


雑誌の写真よりはだいぶ生活感のある感じだったこの女性、

長女はもう20歳を超えているらしい。職場に生後2週間の

ベビーを連れて行き「ビジネスを学ぶのに良いわ」とか、

「他のスタッフじゃ全然解決出来なかった問題も、販売できなかった物件も、

私がかけつけたらぜーんぶ処理出来るのよ~」と番組で発言したり

フィンランド人的に鼻持ちならないタイプらしい。

実はこの一見はぶり良さそうな彼女、何と公的機関への

支払いが、200万円も滞っているらしい。何がそんなにかさむのかと

言うと、駐車場の罰金などだと言う。不動産の案内で1日に何軒も

まわると、その度に違法駐車をし、それを払わずにいると高利がどんどん

膨らんだのが大きいらしいが、200万ごとき払えないセレブなんて、

怪し過ぎる。だいたい、1時間に50万買い物したって、日本人からすると

規模がしゃらくさ過ぎる。


特集だけ読めばセレブに見えるこの彼女、不動産業界では

嫌われ者で女王様体質ゆえに敵が非常に多いらしい。

おそらくこの雑誌の記事を読んで反感を持った誰かが、

リークしてたちまちニュースになってしまったのであろう。

フィンランド人は貯金の習慣が無い人が実に多い。

この人はあればあっただけ毎月じゃんじゃん使って、

まとまったお金作れないタイプよ、と同僚が言っていた。

来店時は普通に感じの良かった彼女、

実にフィンランドらしいセレブだ。フィンランドの女性は性格が悪いと

言っても、他の欧米の女性に比べたら全然マシだと思う。

間違いなく、ねちっこいタイプが少ない。


男性はいまいち、からっとした堂々さではなく、堂々としている時は

えばった感じの人が多く感じるのと、根暗な感じが他の欧米人より

多いので、男性はそんなに性格良くない気がする。笑

もっとも同僚の男はオネエのヤンツェクだけなので、サンプル不足か。笑

しかし昨日朝出勤時ー9度、今日はー4度、真冬だ。先週は-15度。

3月は全然真冬なのだ。でも日照時間はどんどん伸びて、

太陽もさんさんと輝き、気分は浮かれる。

フィンランドに慣れてきた事を実感する事が出来るのも

仕事をして張り合いの出たおかげだ。今日店長が、こんなご時世

正社員で働けるだけでもありがたい、と言っていた。私はこういう心がけの

スーツケース店のこの店長(優しいシャロンストーン)が大好きだ。

私も仕事を初めて張り合いが出た。仕事があると言う事は実に有り難い。






今週はめまぐるしかった。日曜はイタリアブランドで開店の12時から

閉店の5時まで一人勤務。しかも他の3店は営業しなかった為、

キャッシャーのPCが止まったり、まあ何があろうが誰も来てはくれない、

こんなフィンランド語下手な私に店番一人で任せてくれてありがとう、

でもちょっとどうかしてるぜ!的な状況の中、イタリアと直結している

在庫管理のプログラムを起動できなかったという自分にがっかりしたが、

売り上げはこの3月の日曜で一番の売り上げが出せた。

1月に私の店番した日曜の2回の売り上げが良かった為、

オーナーが一番売り上げの少ないこの店だけ2月3月も日曜営業を

する事に決めた為、ちょっと責任を感じていたので、

ちゃんと売り上げを出せて気分が上がった。


月・火・水はロンドンでのセールストレーニングの出張に行った店長と

バレンティナの代打で元はアメリカブランドの勤務のはずが

またまたフランスブランド勤務。

はいはい、どうせ穴埋めの便利な女ツナ子ですよ、と最近は

全然気にもならなくなって来た。この3日間毎日、中国人相手に

バンバン売り上げを出せた。自分でも「えっ?!」っと思うくらい、

お高いバッグもすんなりシンガポール、マレーシア、香港、台湾、中国と

中華圏相手に販売に成功。冬場なので客数は少ないが、

何しろ一人か二人の客の購入額が、売り上げの悪い3月なので

店の1日の販売額の半分以上を占めるような高額購入をしてくれたのだ。

フィンランド人への販売も、月曜は面白いようにうまく行った。


今日の木曜日はまた病気の店長の代わりに本来の勤務先の

アメリカブランド店からスーツケースの店へ朝から直行。

そこに昨日フランスブランドで接客した台湾系の夫婦がスーツケースを

見ていたので、「あら、また会いましたね!」とがっつり接客に入り、

お高いシリーズのスーツケースに、昨日気に入っていた春夏物の

新入荷したお高いバッグに、ポシェットも足して販売。

他の販売員に「今日はツナ子のヘルプかしら~」などと

言われて無言になりつつも、3日連続で朝っぱらからビシビシに

売り上げを出せた。朝売り上げを出すと1日気が楽で

ちょっと浮かれポンチになり、音楽に合わせてステップを踏んでしまう。笑


明日でやっと、9日連続勤務の最終日。だがこんなに販売しても

やはりヤンツェクの販売額には届かず、

「ち、ツナ子の追い上げがウザイ!もっともアタシにかなうはずないけど~」と

高笑いが聞こえそうだ。ヤンツェクは常時2人勤務のショップにいる為、

3人勤務の店で近いくらいの売り上げが出せたら、自分的には充分。

アメリカブランドをオープンの立ち上げから育て上げ、

どんなスーツケースでもきっちり直しながら華麗なトークで販売し、

年間売上1位をキープするヤンツェクは、どう見ても上手なのである。