音楽療法というジャンルがあります。
私は、専門ではありませんがその昔、
聞いたお話でとても印象にのこっているものがあるので、
ご紹介します。
ある、とても頑なな方がいらっしゃった。
あらゆる面において、です。
ワーグナーがお好きで、クラシックはそれしか認めない。
聴くのはもちろん、全否定なのです。
その方に出た宿題が、ワーグナー以外の音楽を聴くこと。
認めない、というからには他のものを聴くつもりもなく。
拒否もあったのですが、だんだんと、他の作曲家の曲を聴ける様になり、
性質も柔軟になっていった、というものです。
全く触れることのない音楽に、触れてみるのは
世界を広げる一つの方法なのですね。