前回はテクニックの定義について触れました。
この章では
最適なテクニックはどのようなものか
最先端のテクニックについて
について書いてまいります。
1.最適なテクニックは「バイオメカニクス的に最適状態でなければならない」
さてこの部分ですが本書では4ページほどにわたって羅列されているため掻い摘んで記載すると
身体にあった効率的な動きをしておりそれがポイントに繋がって安定していること。
また様々な状況に対応できて用途に応じてショットを簡単に使えること。
としています。
…
そんなの当たり前じゃないか!
と思われるでしょう。いくつか要点を記載されていますが要は全部必要であるということです。
しかしこれでは「テニス愛好家が路頭に迷う」ため
何点か抜粋します。
この最適なテクニックの要素には
発展可能であること、全システムの一部であること
が書かれています。
これは特定のグリップやフォームにこだわらないということです。
「ボレーはこのグリップでなきゃいけない」
「サーブはこのグリップでこのスイングをしなきゃ」
とこだわり過ぎてしまうと
「より強く打ちたい」「回転量を増やしたい」
と思った時に苦労するということです。
そして全システムの一部であるということと言うのは
動作だけでなく目的、メンタル、コンディション、年齢や能力といった要素も含まれているので
単純な動きだけを切り取って練習しないことが大切としています。
ですので自身の目的と身体能力にあった方法を見つけていくことが重要になってきます。
もし見つからない場合にはコーチに相談してみることを私はオススメします。
2.最先端のテクニックについて
さてそんな最適なテクニックについて
解説しましたが、
テクニックとは
プロ選手から初心者まで核となる部分は同じでなければならず本質的な違いはない
としています。
それでは
最適なテクニックを持ち合わせたプロ選手達は
どの様なテニスをしているのか
について書かれています。そして今後どのようになるかの予想まで記載されております。
- ショットはバウンドの頂点・もしくはそれよりも早く打球していく
- 両手バックがどんどん優勢になっていく
- インサイドコートプレーが発展していく
- アングルショットがますます重要になる
- ベースラインゲームが更に発達し、ポジションを後退することは最小限にしなければいけない
※サーブ・レシーブの重要性はこの本のみならず
様々に紹介されているため割愛しております。
いまのプロ現役選手達がどのようなテニスをしているかについてですが、
本書は15年以上前に刊行されているものです。
そんな本の最先端テクニックって…
とお思いの方もいらっしゃるでしょう。
しかしこの羅列されたものを見てどう感じましたか?
まさに今現在のテニスそのものではないでしょうか。
ウィンブルドンでアルカラスが勝利しましたね。
大変驚きました。
YouTubeでハイライトが観れるためぜひ観てみてください。
そして上記のポイントを抑えながら観ると更に面白いかと思います。
ポイントを取得しているシーン(失点も含めて)ではどちらかがコート内でプレーしていることだったり
そもそもベースラインからの打球が速かったり
芝のコートでエースが少ないことだったり
いろいろ気づくことがあるかと思います。
専門家でなくとも、もしくはテニスを見た事がない方もぜひYouTubeで見てみてください。
そして最新のウィンブルドンと7・8年前のウィンブルドンの試合を見比べてみてください。
ハイライトだけでも「なんか違う」と感じていただけるかと思います。
今回はここまでとなります。
いかがでしたでしょうか。
最後は少し脱線してしまいましたが…。
この本は古いかも知れませんが
テニスやスポーツの発展で変わらない部分を捉えている一冊ではないかと思い紹介しています。
ぜひ手に取っていただけると嬉しいです。
1人でも多くの方がスポーツで、出来ればテニスを通して充実した日々が送れるよう願っております。