セイコー クルージングマスター

 

以前入手後使おうと思ったら気圧計がうまく作動せず、

セイコーに送っても部品がなく修理できなかった思い出。

 

最近ヤフオクで何本か出ていたので、お安めに入手した。



 

1994年4月製 

 

当時の定価10万円と高価で、

この価格はスピードマスター(1/100クロノ付)と同じで、

ツナ缶ダイバーが6万円、クォーツGS12万円だったから

相当高価な時計でした。

なので、市場にもなかなか出てこない。



 

<主な機能>

・気圧計測:10分毎に気圧測定

・気圧傾向表示:3時間前の気圧と比較し、傾向を表示

・月齢表示

・アラーム機能

・時差修正機能

 

これらすべてをアナログ表示してくれるので、感覚的にわかりやすく

とても良く出来た時計だとおもいます。

 

時計直径は42mmなので、現代のセイコーダイバー同等で大きい。

大きいがゆえに各表示も見やすく設計されていて良いですね。

 かつ、ケースの仕上げはキズが目立たないし、

ガラスはサファイアクリスタルが採用されています。

 

 届いたので、さっそく使ってみます。

取説は事前にセイコーHPよりダウンロード。

 

 時間合わせと、アラーム小時計は台湾時間にセット。

月齢のセットの仕方もやりやすい。

アラームの使い方は2通りあるので試験して、気圧計の使い方を

見てみる。

 

どうやっても、気圧表示がおかしい・・・・

針表示もゼロになっているのを確認してから表示させているのに・・・・

600hPaって台風なみの気圧でしょ!(笑)

 

 仕方ないので、いったん電池を抜いてリセット。

CR2021使用で手持ち電池はない・・・残量十分。

2009年に一度時計屋さんできれいにしてもらってありますね。

 

 電池を再び入れ、お決まりのショートをさせて再度設定やりなおし。

やはり気圧計は台風なみ(泣)

 

 気を取り直して、気圧針のゼロ位置合わせを再度!

あーこれ針位置がずれてるねぇ。

 

 そんなこんなで、気圧針のゼロ位置設定のやり直しで

正しい気圧が表示されました♪

 

 現在、1032hPa 気象庁のアメダスと照らし合わせてもほぼ誤差なし!

 

あーよかった。壊れてるかとおもいました。

最後にタイムグラファーで精度確認。月差換算12秒。規定内に収まってますね。

 

 この個体はベルトが社外品ですが、デザインもラグ形状もぴったり合っていて

ちょっと感心しました。

 

 クルーズや沖釣りはしないので、気圧を常に確認する必要はないのですが、

気圧傾向値で先の天気がだいたいわかるし、月齢表示が付いているのも

使いやすいですね。

 すべての機能てんこ盛りのクルージングマスター、気に入りました!