最近はフィルム写真撮ってないなぁと反省しつつ機材の手入れ。
よく考えたら、このカメラは記事にしていなかった。
ライカM6TTL 1998年発売
2011年に縁あってM6ブラッククロームを入手。
その後何年か使っていたが、出物があって買い替えたのがM6TTL
M6自体はクラカメブームの時代には高価で買えるようなモノではなく、
憧れのカメラでしたね。レモン社セットが欲しくて仕方なかった(笑)
これはM6+ズミクロン35mm+メッツストロボというセット販売。
当時はM6は当然買えなくて、ローライ35クラッシックチタンを、
レモン社ローンでなんとか買った頃でした。
当時はM6に対する評価というのは二分していて、
今までのライカの感触とは違ってよくない、
あの露出計の赤い△表示は何なんだ!などと
よく批判されていましたね(笑)
使用上で困ったのは、縦位置に構えたときに
によく出る二重像の白飛び問題ですね。
これは実際にそうで、カメラを180度逆に構えることで
解決されるものでした。
M6自体は1984年発売、1999年まで販売された
ロングセラー機。
クラカメブームに乗って売れた機種でもあり、
その感触はたびたび批判され(笑)、
そのおかげで?わりと後期の機種では感触が良くなったといわれています。
M6TTLはその延長上にあるので、
シャッターや巻上の感触はやはり良くなっています。
そもそも全盛期のM3やM4と比べるものではありません。
M6とTTLの違いはストロボ撮影時にTTL自動調光が
できるようになったのと、露出計の電源スイッチが追加され
シャッタースピードダイヤルが大型化されたこと。
このダイヤルは当時賛否両論あったところ。
今までのダイヤルの回転と逆になっており
使いずらい!と話題になっていましたね。
未だに私も逆に回してしまいますが・・・
この手持ちのTTLはファインダー倍率の一番低い0.58
ファインダーガラスの内側にカビがあり安く買えたモノ。
レンズは同時代のエルマー50mm/F2.8が付いていた。
M6TTLはファインダー倍率を選んで買うことが出来た機種。
自分は眼鏡常用なので、伝統の0.72でも35mmはちょっと使いにくいのである。
0.58は眼鏡常用者でも、35mmでちょうどよく、28mmで画面いっぱいで使える。
M6以降の露出計が使いにくいとよく聞きますが・・・
この露出計はTTL測光で、けっこうスポット測光ぎみで使いやすいと思う。
LEDがちらちら光って使いずらいとか、合わせにくいという意見は
素人の意見としか思えない。
そもそも、おおよその露出はあらかじめ合わせておくものなので
ファインダーを覗いてから露出を合わせるのでは遅いと思う。
確かに何段ずれているかはこのLED表示では直感ではわかりにくく
M5の露出計のほうが使いやすいですが。
カメラは露出計付のほうがやはり便利である。
というのが持論です。
最近は21mmばかり使っていたので、
エルマリート28mmを付けて使いたかったのです。
M6TTLの0.58に良く写るエルマリート28mmというのは
良い組み合わせとおもっています。