夏にセイコーへオーバーホールに出したダイバーがようやく戻ってきました。



 

セイコーチタンダイバー AGS

品番:SBBW045

形式番号:5M43-0010

1996年製造

 

 初のAGSダイバーが1992年発売。

ワンピースケースとし、オールチタンで販売したのが本機です。

 

オールチタンでワンピースといえば、

1995年登場のAGSスキューバマスター。

品番:SBCW003



サファイアガラス採用で定価12万円と

今でもたまーに見かける機種ですね。

 これは一度入手したことがありますが、

デザインに反比例して、ケース直径が小さ目なのと

どの個体も白塗りのSEIKOロゴが変色してくるんですね。

デザインはすばらしいが小振りなのが受け入れられずそのまま手放してしまいました。

24時針が付いているのが魅力的だったんですが・・・

 

 さて本機、SBBW045

意外とありそうでなかなか見かけない機種です。

手元に資料がないので詳細不明ですが

なぜかあまり見かけないです。



 

 ワンピースケースなので、素人には開けられません

=キャパシタ交換はセイコーへ。

 

 欲しいけど、やはり修理代が高くて手を出せないのが

ランドマスターですね。

 あのベゼルのチタン一体成型はかっこよすぎるんですけどね。

 

 入手時は、ベルトもフル駒残っていて良かったんですが、

ガラスのコーティングがキズキズでOHとともに修理が必要でした。

 そう、このガラスはコーティングガラスなのです。

サファイヤガラスにしてくれたほうがよっぽど楽なんですが、

価格帯の戦略もあったのでしょう。

 ただ、このガラスは日常使用ではキズが付きにくい設計になっていて

ガラス高より完全にベゼル高のほうが高いんです。

さすがの設計なんですが、なぜかキズキズなのでした。

 

 ガラスの在庫がなかったら修理はキャンセルしようと思いセイコーへ郵送。

見積もり結果はガラス代がオンライン見積もりより1000円UPでした。

なので修理に出しました。

 

 本日ようやくセイコーから修理戻りです。

2か月かかりました。

ダイバーウォッチを近々に使いたいことがあったので(水場で使うわけではない)

ちょうどよかったです。

 

 修理明細を見ると

・ガラス:別作

 →部品がないから作ってくれたんですね!これが修理に時間がかかった理由ですね。

  けっこう感激です!もう25年も前の機種にここまでしてくれるのですね。

・キャパシタ:交換

 →蓄電容量増量版になってるはず

・機械:交換

 →これも新型に変わっているはず

・防水検査:実施(もちろんOH代にすべてのパッキン交換が含まれる)

 

修理合計30,200円(税別、送料別)

 

そこそこのセイコーダイバーが買える値段です(泣)



 

やはり、このデザインは優秀です。

ベゼルは一体成型し、メモリ部分をIP仕上げで塗装してあるんですね。

ベゼル外周から段も取ってあるのでさらにかっこいいです。

文字盤のロゴ、夜光廻り、針は金色なので高級感があります。

竜頭を含まないケース直径42mmと堂々としたものです。

大きいケースですがチタンで軽いので腕からだれる感じにならず

フィット感もいいですね。

 

 なかなか見かけない機種ですが、気に入りました。

AGSは嫌い派ですが、このデザインの良さに惚れました。

コレクションの仲間入りです。

さっそく使用開始です。