最近はクォーツばかりのぷらなです。
ちょっとめずらしいクォーツダイバー
7548-7010です。
クォーツダイバーの初代は7548の150mダイバーで、
1978年販売が開始されました。
同時にセイコーでは600m、300mと上位機種も販売。
600mのワンピースケース、300mのツナ缶の意匠は現在の
ダイバーズウォッチにも継承されていますね。
さて、7548は150mダイバーは1978年登場、
機械式の6306は1980年頃まで併行販売されたようです。
当初は黒といわゆるペプシカラーの2種類が販売され、
1981年にオレンジ文字盤が追加されました。
今回の7548-7010は、1985年に発売?された
プロフェッショナル仕様の200mダイバーです。
7548の次世代は7C43で1986年に発売されますので
製造期間が短く、希少だといわれています。
この7548、150mと200mの違いは何かというと
150m仕様は、ガラス留めがポコ式のベゼルで留まっています。
200m仕様は、このガラス留めがスクリュー式のベゼルになっており
防水性を高めているんですね。
この部分だけの違いですが、この差はダイバーズウォッチとすれば
相当な違いなんだろうと思います。
ちなみにこのスクリュー式ベゼルは600m,300mダイバーではすでに採用されていました。
ポコ式をスクリュー式にするのは製造コストも変わってくるとおもいます。
次世代の7C43は最初からスクリュー式ベゼルとし販売されます。
また「プロフェッショナル」と文字盤に表記されているのはちゃんと
意味があって、空気潜水仕様ではなく飽和潜水仕様であることを意味しています。
以前は興味がなかったのでこの機種を見てもよくわからなかったのですが、
最近希少な機種だとわかりました。(知る人ぞ知る感じですかね)
さて、先月入手した7548-7010
わりときれいな個体で、裏蓋にサビも出ていなかったので速攻セイコーへ
オーバーホールに出しました。
修理完了予定はお盆過ぎだったのですが、2週間ほどで終わったらしく
本日戻ってきました。
もちろん200m防水検査にも通りました!
ガラスは小キズがあったけどそのまま出しました。
純正新品もリカットしてもらったガラスも手持ちであるのですが、
今回はそのまま出しました。
修理代金オーバーホール・パッキン交換・防水検査で
17,900円プラス送料。
写真は見えにくいですが、次回電池交換目安の刻印も
ちゃんとしてくれてあります!B2307と刻印してありますね!
約2万円の出費ですが、40年近く前の機種でもセイコー基準で
オーバーホールしてもらえると考えると安いもんです。(出費は痛いが 泣)
小島商店に発注してある純正ベルトは10月入荷なので
とりあえず7548-7000に付けた純正ベルトを拝借して装着。
梅雨も明け、今年の夏の時計はちょっと希少な7548-7010で決まり!
なのです♪