チェンマイでの思い出の一つは

この黒猫だ🐈‍⬛

名前をユーイもしくはユーギィと言う

タイ語でぽっちゃりという意味らしい

タイでは珍しい長毛種

タイの猫は短毛で華奢なタイプが多い

なので長い毛のユーイはモフモフして見える


チェンマイの町工場の飼い猫だ

普段からなかなか姿を表さないので

たまに見かけるとすごく嬉しかった飛び出すハート


学校帰りに工場を毎日覗きこんだ

頻回に通っているうちに

工場の家族さんたちが

ユーイを呼び寄せて

私の為に椅子を用意してくれるようになった

おっとりした性格のユーイ

遭遇できた時は

撫でまわし抱っこして遊んだニコニコ


工場のすみっこがユーイの住処

工場はバイクの修理をしてて排気ガスだらけ

ふさふさの毛並みを撫でると

自分の手が油とガスで真っ黒になった


チェンマイの最終日まで会いに通ったにっこり


チェンマイでは感染予防のため

動物には触れないようにしていた予防

野良だろうが飼い犬だろうが

離れて見るだけだった

猫も犬も好きなのだけど

引っ掻かれたり噛まれたりして

病気になるリスクへの不安が上回った真顔


私がユーイに触れたのは

亡くした愛猫にそっくりだったのと

ITMの中で野良犬や野良猫を撫でて可愛がってる人がいた

そんな姿が羨ましくなっていたからだキューン

↑この黒猫は私の飼い猫指差し

名前はカロン

ユーイと似てる指差し

3年前に虹の橋を渡った🌈

こいつが天に召された時は

悲しくてしかたなかった悲しい

体調を崩し、職場を休んだ

あいつと暮らした部屋にいたくなくて

隣の県の山奥の温泉に逃げ込んだ悲しい

カロンの看病と死別の疲れに

体も精神も弱っていた

山奥に逃亡したのは

本能的に自然の中で回復しようとしたのだと思う

深い自然の中で

美しい夕日に慰められ

夜空の果てしなさにまた孤独になって泣いて

朝日に生きる気力をもらった

今思えば山の中で英気を養っていたのかもしれない

ふとん1ふとん1ふとん1


そういえば母親が死んだ時も

私は自然の中にいた

立山の山頂で訃報の知らせを受けたが

下山する気は起きなかった

下に戻れば騒がしいことが待っている

やれなければならないことが山積みだ

それまでは自由でいたいと願った


それも今思えば私はまた自然の中で

英気を養っていたのかもしれない

その日の青空はあっぱれでした


チェンマイ滞在のラスト

亡くした愛猫そっくりなユーイに触れながらお祈りした

こいつが渇くことがないように新鮮な水が与えられますように

飢えることなくご飯が与えられますように

強い日差しや雨をしのげる住処がありますように

いつまでも周囲の人たちに愛されますように

チェンマイの神様 そこんとこ宜しく頼みます昇天昇天昇天