次世代応援プロジェクト

演劇の未来を背負うのはキミだ！

『あの匂い』『音〜女子版〜』

2024年1月27日(土)・28日(日)

G/pit

作・演出：平塚直隆（オイスターズ）

演出助手アドバイザー：絵島クコ

演出助手：大口ひとみ、大野たいふう（名城大学劇団「獅子」）、三倉諒大（名城大学劇団「獅子」）

舞台監督：柴田頼克（かすがい創造庫／電光石火一発座）

舞台監督助手：永井みゆ、ばなな

照明アドバイザー：今津知也（オレンヂスタ）

照明：おっさー、夢野憂大（名古屋大学劇団新生）

音響アドバイザー：馬場祥

音響：久保愛実、名月恵瑠

制作：まぁの、鈴木聡子（名城大学劇団「獅子」）、美海、村上翠

チラシデザイン：しゅんき

プロデューサー：松井真人（劇団あおきりみかん）

企画：まぁの

出演（Bキャスト）：

『あの匂い』

國富花音（女1）

赤石さくら（女2・マキ）

南カンナ（女3・コバヤシの担任）

大口ひとみ（女4・コバヤシ）

美海（女5・コバヤシの育ての母）

佐藤優月（女6・保健室の先生、女1の姉妹）

『音～女子版～』

南カンナ（堂上丸子）

名月恵瑠（蓮華穂香）

佐藤優月（風紀委員・水野美希）

加藤彰悟［エイチエスプロモーション］（転校生・不破由紀子）

青花こはる［名古屋大学劇団新生］（反町奈々子）

坂田旬［麗タレントプロモーション］（納品業者・欄橋裕子）

山本千裕（先生・柴響子）

STORY

『あの匂い』

コーヒーの匂いでOLの自分を思い出す女1。その実、女はコーヒーが飲めず、OLだったこともなかった。そんな女1の記憶に巻き込まれた女2は雨の匂いで小学生の通学路を思い出す。女2の友人・女3は粉ミルクの匂いで子育てを思い出す。女3は娘（女4）を友人・女5に預けるが、その後、連絡を断つ。その後、教師となった女3は生徒のコバヤシのおならの臭いに頭を悩ませつつ、三者面談を迎える。

『音〜女子版〜』

高校2年生の堂上、蓮華、反町の3人は、2年前、男子高から男女共学になったばかりの学校になぜ男子がいないのかと柴先生に詰め寄る。転校生の不破は合唱部を作って歌えばモテると主張し、風紀委員の水野、納品業者の欄橋らも巻き込み、オッフェンバック作曲「天国と地獄」の合唱を始める。

4回目となる次世代応援プロジェクト、今回はオイスターズ・平塚直隆さんの短篇2本をWキャストにて上演。

舞台は黒い床に白線が引かれただけのシンプル舞台。両作とも教室用の椅子が場面によって出入り。

『あの匂い』は五感シリーズの第1作にあたる作品で、2015年初演。

プルースト理論を援用しつつ匂いと記憶が数珠繫ぎとなり、ところどころで亜脱臼する平塚さんらしい会話劇。

『音〜女子版〜』は『ドレミの歌』の超圧縮版で2012年初演（本来は「女子校版」が正しい表記のようだが、チラシ、当日パンフレットに従っておく）。

「天国と地獄」は若干、ミスっていたところもあったが、とにもかくにもテンション高めな女子高生、とりわけ堂本役の南カンナさんの振り切った演技が素晴らしかった（『あの匂い』での担任の先生もよかった）。

元々Bキャストは別の方が演じる予定だったが、色々あって降板した結果、Aキャストの南カンナさんが演じることになったそうで、私にとっては怪我の功名。

上演時間1時間5分（『あの匂い』32分、『音』30分）。

次世代応援プロジェクト 演劇の未来を背負うのはキミだ！

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