連続テレビ小説『ブギウギ』最終週「世紀のうた 心のうた」(最終回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
最終週「世紀のうた 心のうた」(最終回)


作:足立紳
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
語り:高瀬耕造アナウンサー

出演:
趣里(福来スズ子)
水上恒司(村山愛助・写真)
橋本じゅん(林嶽男)、新納慎也(松永大星)、安井順平(辛島一平)、黒田有(坂口)、水澤紳吾(小田島大)、森永悠希(股野義夫)、翼和希(橘京子)、清水くるみ(馬場幸子)、伊原六花(秋山美月)、片山友希(桜庭辰美)、三浦獠太(柴本タケシ)、吉柳咲良(水城アユミ)、富田望生(小夜・ブラウン(写真))、ジャック・ケネディ(ジャック・ブラウン(写真))、このか(花田愛子)、井上一輝(小田島一)、MITCH(バンドマスター)、小田ゆりえ(ラン)、辻凪子(マキ)、和海(タマ)、竹下健人(羽鳥カツオ)、笠間優里(羽鳥イネコ)、牧芽依奈(羽鳥カツコ)、キャストプラン、劇団ひまわり、NAC、テアトルアカデミー、アティチュード、松竹芸能
菊地凛子(茨田りつ子)
田中麗奈(おミネ)
市川実和子(羽鳥麻里)
近藤芳正(山下達夫)
木野花(大野晶子)
草彅剛(羽鳥善一)

STORY
スズ子のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子、愛子らが見守る中、舞台に登場するスズ子。歌を愛し、家族を愛し、義理と人情に満ち、ズキズキ・ワクワクしながら、多くの人々に歌で勇気を与え続けた歌手・福来スズ子の最後のステージ。照明が落ち、静まる客席。その中で、羽鳥善一のピアノ伴奏が静かにはじまる。【NHK公式サイトより】

さていよいよ最終回。
「さよならコンサート」の案にタケシも晶子も賛成し、小田島も今度は会場に行くと言う。
愛子だけは、引退したら、スズ子が絶対に歌わないと思うと複雑な表情。後でスズ子が話を聞くと、歌を歌わないマミーがどんな感じなのか想像がつかないが、「それでええねん。マミーがそうしたいんやったら」と言う。スズ子は「なんでそないにええ子やねん。誰が育てんや」と愛子を抱きしめる。
スズ子が「マミーと愛助さん、ダデーの自慢や」と言うのがいいですね。愛子の顔を見ることが叶わなった愛助と一緒に育ててきたんでしょうね。

そしてさよならコンサート当日。
スズ子のもとにはタイ子(苗字は藤田だったのか!)とアメリカに住む小夜から手紙が。小夜、住所に「22th ST」と中学生レベルのミスをしているかと思えば、宛名に「Ms.」と当時はまだ浸透していなかったであろう尊称を使っているあたり、かなりちぐはぐですね……。
楽屋にはリリー、桜庭、秋山と林部長、更には山下と坂口も顔を見せる。リリー、ようやく出てきた! 今は馬場幸子というお名前なのね。坂口は専務になったそうで。

こうして始まったさよならコンサート。
スズ子は楽屋に来た人々の話をして観客を笑わせ、「誰一人欠けても歌手としてのワテは存在してなかった」と言い、観客への感謝の思いで胸がいっぱいになる。
客席には橘アオイや松永、おミネたちの姿も。橘さん、本名は橘京子なのね。最終回に明かされる事実。
「みなさんのことごっつい応援してまっせ。愛してまっせ」と締めくくり、羽鳥の伴奏で「東京ブギウギ」を歌い始めるスズ子。
最初はスローなアレンジ、途中から転調して会場を巻き込んでの盛り上がり。
歌い終えたスズ子は口づけした手でステージに触れる。これは桑田真澄投手が怪我から復帰した際にマウンドで右腕をプレートに添えたシーンへのオマージュですね(なわけあるか)。

この日スズ子は羽鳥善一から送られたすべての歌を心に刻みつけるように歌い切った。
ちなみに指揮をしていたのは服部隆之さん。
羽鳥は「トゥリー、トゥー、ワン、ゼロ!」しか台詞がありませんでしたけど、この台詞は足立さんのこだわりの台詞だったそうで、普通ならミュージシャンは「ワン、トゥー、スリー、フォー」とカウントすると指摘されたものの、服部隆之さんに確認したら「面白いんじゃないか」ということで無事に採用になったそうで。

まぁ何にしても最終回らしいグランドフィナーレでした。15分じゃ納まりきらないのでやはり特番で全曲ノーカットで放送してもらわないと。笑
とにもかくにも半年間ありがとうございました!