あの日のサヨナラを

 一緒に聞いていた靴が

 つぎの一歩を踏み出すときも

 わたしの足元を支えていた


 サヨナラが

 ありがとうになり

 

 ありがとうが

 あしたを連れてくる


 そうだわたしは

 どんななきでも

 なにがあっても


 つぎの一歩を

 踏み出すことを

 やめない


 過去を踏みしめて

 力を蓄えた

 この靴が


 わたしを

 未来へと

 運んでゆく