レゴ 宇宙シリーズの歴史 | レゴペディア〜LEGOpedia〜

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1978年にミニフィグたちは宇宙に飛び出した。

レゴの世界は宇宙にまで広がったのである。

以降クラシック時代と呼ばれる平和な時代が長く続いた。

宇宙服の色は青、赤、黄、白、黒である。

緑がないのは当時レゴ社は戦争に関するものを商品化しないと言われており、戦車や戦闘機を連想させる緑色のブロックを製造していなかったからだと言われている(諸説あり)。

 

「483 Alpha-1 Rocket Base」(1978)

 

「487 Space Cruiser」(1978)

 

「493 Space Command Center」(1978)

 

「442 Space Shuttle」(1979)

 

「452 Mobile Tracking Station」(1979)

 

「497 Galaxy Explorer」(1979)

 

「6841 Mineral Detector」(1980)

 

「6842 Shuttle Craft」(1981)

 

「6927 All-Terrain Vehicle」(1981)

 

「6890 Cosmic Cruiser」(1982)

 

「6950 Mobile Rocket Transport」(1982)

 

「6930 Space Supply Station」(1983)

 

「6980 Galaxy Commander」(1983)

 

「6824 Space Dart-I」(1984)

 

「6928 Uranium Search Vehicle」(1984)

 

「6807 Space Scooter with Robot」(1985)

 

「6882 Walking Astro Grappler」(1985)

 

「6952 Solar Power Transporter」(1985)

 

「6702 Space Mini-Figures」(1986)

 

「6926 Mobile Recovery Vehicle」(1986)

 

「6940 Alien Moon Stalker」(1986)

 

 

1987年にクラシック時代が終わり、フューチャロンとブラックトロンが登場した。

クラシック時代との大きな違いはヘルメットにバイザーが付いたことである。

フューチャロンは高度な科学水準を誇り、モノレール基地などを建設した。

一方のブラックトロンは宇宙シリーズ史上初の悪役であり、レゴの世界に長くその名を轟かせることになる。

便宜上ブラックトロン1または初代ブラックトロンと呼ばれる。

ちなみにスペースポリスはまだ存在していない。

 

「6893 Orion II Hyperspace」(1987)

 

「6894 Invader」(1987)

 

「6932 Stardefender 200」(1987)

 

「6941 Battrax」(1987)

 

「6953 Cosmic Laster Launcher」(1987)

 

「6954 Renegade」(1987)

 

「6972 Polaris-I Space Lab」(1987)

 

「6990 Monorail Transport System」(1987)

 

「6703 Space Mini-Figures」(1988)

 

「6848 Strategic Pursuer」(1988)

 

「6987 Message Intercept Base」(1988)

 

 

繁栄するブラックトロンを取り締まるために1989年にスペースポリスが登場。

悪役ブラックトロンをどんどん捕まえて牢屋に放り込んだ。

宇宙服のデザインがフューチャロンと似ているため、フューチャロンから派生した組織との説もある。

便宜上スペースポリス1もしくは初代スペースポリスと呼ばれる。

 

「6781 SP-Striker」(1989)

 

「6831 Message Decoder」(1989)

 

「6886 Galactic Peace Keeper」(1989)

 

「6955 Space Lock-Up Isolation Base」(1989)

 

「6986 Mission Commander」(1989)

 

 

1990年にはエムトロンが登場。胸のMマークがポイントである。

資源探査を目的としたレゴ史上初の集団である。

これ以降アクアゾーンシリーズなどで資源探査は大流行する。

マグネットパーツと透明緑のパーツは当時まだ珍しかった。

ちなみに赤色のカラーリングのためか日本ではレスキュー隊の設定だった。

 

「6811 Beacon Tracer」(1990)

 

「6833 Beacon Tracer」(1990)

 

「6877 Vector Detector」(1990)

 

「6896 Celestial Foragier」(1990)

 

「6956 Stellar Recon Voyager」(1990)

 

「6989 Mega Core Magnetizer」(1990)

 

 

1991 年にブラックトロンが再び登場。胸のBマークがポイントである。

悪役なのに絶大な人気を誇り、レゴシティにはブラックトロンファンのフィグまでいる。

便宜上ブラックトロン2または2代目ブラックトロンと呼ばれる。

背中に背負った大型のバックパックは今に至るまで宇宙シリーズではブラックトロン2だけが用いた固有パーツである。

当時はまだ他に使いまわされないパーツは珍しかった。

 

「6812 Space Landing Pads」(1991)

 

「6832 Grid Trekkor」(1991)

 

「6851 Super Nova II」(1991)

 

「6878 Secret Space Voyager」(1991)

 

「6887 Sub Orbital Guardian」(1991)

 

「6933 Allied Avenger」(1991)

 

「6981 Spectral Starguider」(1991)

 

「6988 Aerial Intruder」(1991)

 

 

1992年にスペースポリス2が登場。

セット数は多くないが、少数精鋭でブラックトロン2を消滅させる活躍を見せた。

宇宙シリーズ初の「にっこりちゃん」以外の顔である。

 

「6897 Rebel Hunter」(1992)

 

「6957 Solar Snooper」(1992)

 

「6984 Galactic Mediator」

 

 

1993年にアイスプラネットが登場。

青と白とクリアオレンジを基調としたデザインのメカが美しい。

バイザーにはアンテナが付いた。

しかし何のために氷の惑星で活動しているのかは謎である。

 

「6814 Ice Tunnelator」(1993)

 

「6834 Celestial Sled」(1993)

 

「6879 Blizzard Baron」(1993)

 

「6898 Ice-Sat V」(1993)

 

「6973 Deep Freeza Defender」(1993)

 

「6983 Ice Station Odyssey」(1993)

 

 

1994年にはスパイラスが登場。久しぶりの悪役である。

アンドロイドのミニフィグが初登場。

ユニトロンの基地に忍び込むなどスペースポリスが不在の間にやりたい放題。

そして特筆すべきは巨大ロボットの登場である。

思えばレゴ社の巨大ロボットへの夢はスパイラスから始まったのかもしれない。

 

「6705 Space Explorers」(1994)

 

「6935 Saucer Scout」(1994)

 

「6889 Recon Robot」(1994)

 

「6939 Saucer Centurion」(1994)

 

「6949 Robo-Guardian」(1994)

 

「6959 Lunar Launch Site」(1994)

 

 

1995年はユニトロンが3セット発売されただけである。

ユニトロンは前年の「6705 人形セット」でひっそりと登場している。

これといった特徴のない地味な集団。

 

「1787 Crater Cruiser」(1995)

 

「1789 Star Hawk II」(1995)

 

「1793 Space Station Zenon」(1995)

 

 

1996年にはエクスプローリアンが登場。

ヘルメットにチューブが付いた以外は特に目立つ点はない。

エイリアンの化石を探し求めるという、いまいちコンセプトの分からない集団である。

この頃から宇宙シリーズの人気に陰りが見え始め、レゴ社は徐々に暗黒時代に突入してゆく。

 

「6815 Hovertron」(1996)

 

「6854 Alien Fossillzer」(1996)

 

「6856 Planetary Decoder」(1996)

 

「6899 Nebula Outpost」(1996)

 

「6938 Scorpion Detector」(1996)

 

「6958 Android Base」(1996)

 

「6982 Explorien Starship」(1996)

 

 

1997年にはロボフォースが登場。

恐竜をモチーフとしたデザインのロボットを駆使する。

日本未発売のため全く知名度なし。

 

「2151 Robo Raider」(1997)

 

「2152 Robo Raptor」(1997)

 

「2153 Robo Stalker」(1997)

 

「2154 Robo Master」(1997)

 

 

1997年にUFOが登場。日本ではデモスと呼ばれる。

宇宙シリーズ史上おそらく最も人気のない集団。個人的には嫌いではないが。

大雑把なデザインのメカ、ド派手な円盤パーツ、独特のデザインのミニフィグなどが当時の子供たちにはウケなかった。

しかしヘッドギアに固有パーツがあるなど一定の存在感は発揮している。

ちなみに6999はお面が付いた謎セットだった。お面を被って遊べということらしい。

 

「6818 Cyborg Scout」(1997)

 

「6829 Radon Rover」(1997)

 

「6836 V-Wing Fighter」(1997)

 

「6900 Cyber Saucer」

 

「6915 Warp Wing Fighter」(1997)

 

「6975 Alien Avenger」(1997)

 

「6979 Interstellar Starfighter」(1997)

 

「6999 Cyber Saucer」(1997)

 

 

1998年にはインセクトイドが登場。

昆虫をモチーフにしたデザインのメカを操る。

レゴ社の暗黒時代を象徴するような宇宙シリーズ最後の集団。

またもやお面が付いたセットが発売されるなど完全に迷走気味。

マグネットシールというトリッキーなアイテムを繰り出すなど工夫は感じられるが焼け石に水。

全体的に大雑把なデザインで、前年のデモスと少し似ている。

人気のなさもデモスの二の舞?

 

「2490 Insectoids Combi Set」(1998)

 

「6903 Bug Blaster」(1998)

 

「6905 Bi-Wing Blaster」(1998)

 

「6907 Sonic Stinger」(1998)

 

「6919 Planetary Prowler」(1998)

 

「6969 Celestial Stinger」(1998)

 

「6977 Arachnoid Star Base」(1998)

 

 

これでレゴ宇宙シリーズの歴史は一区切りだが、その後もライフオンマーズなど宇宙をテーマにしたシリーズは続々と発表されている。