ホグワーツ城  | LEGOット庄

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ここ数年のLEGOハリー・ポッターのリバイバルシリーズでは、今までと違ってホグワーツ城をまるごとセットで売り出すことはしなかった。天文台の塔や大広間、時計台など小分けにして年ごとにリリースしてきた。それが多分、今回リリースの「天文台の塔」でいったん完了、つまりホグワーツ城が完成したわけです。今回はそれをお祝いして、個々の部屋や建物について一挙大公開していきたいと思います。
 
 
まずは、全部組んでみた。

壮観とはこのこと。とにかく横に長く、飾るスペースをめっちゃ取る(笑)

 

写真が下手なのでね(;´・ω・) あんまり良さが伝わらない。

 

それでは、リリース順に個々の建物とその部屋について紹介しましょう。

 

ホグワーツの大広間

 

今回のリバイバル・シリーズの中でも際立った特徴を持つホグワーツの大広間。たぶん、今までのハリポタセットの中で、最も再現度が高い。リバイバル・シリーズで真っ先にこれが出たと知って、度肝を抜かれました。

 

 

塔の先端や格子窓など、新しいパーツをふんだんに使ってリアルな再現に挑戦している。ハリポタシリーズは色使いも綺麗ですよね。

タンとグレーという組み合わせは、他のどのシリーズにもない、ハリポタだけのもの。

 

大広間への入り口と、お馴染み3人組。

良く見ると、マイクロフィグなんかも効果的に使っている。こういう細かいところのクリエイトが光る一品。

 

 

裏側はこんな感じ。

 

ハリポタシリーズは全部こんな感じで、裏は内部が見えるようになっています。

 

 

大広間横の塔。動く階段に複数の薬瓶、組み分け帽子と「みぞの鏡」。ハリポタの初期装備はこれで揃う(笑)。

 

この「みぞの鏡」は取り外し可能で、中々面白い。

 

本物の鏡らしく、ちゃんと反射している。その上で個々のキャラクターの望んでいる姿が描かれている。

ハリー・ロン・ダンブルドア・クィレル先生分の絵があります。

 

大広間の裏側。

 

垂れ幕はグリフィンドールとレイブンクロー。

あのだだっ広い大広間はさすがに再現できないか。それでも頑張ってゴージャスな空間にしようとしている。

 

 

気に入っているのが、この宙に浮かぶ蝋燭。この蝋燭パーツが良い味を出しております。

蝋燭が浮かぶ再現はそれこそ2001年版からあったクリエイトだけど、今までの炎パーツよりリアルになりましたね。

 

 

高い塔と幅のある大広間、この組み合わせが良いよね。

今では定価並みの値段になっていますが、メルカリなどで建物だけなら比較的手に入りやすいと思います。ミニフィグは、ミニフィグパックシリーズでいくらでも手に入るからね。今からハリポタのホグワーツを集めたい人は、まずこちらから狙ってみると良いと思います。

 

続いて、門みたいなところ。

 

メインは空飛ぶフォードアングリアと暴れ柳みたいなので、こちらの方は控えめな造形。特に特徴だったものはなく、つなぎの意味合いが強そうです。

 

それでも裏側は凝っている。そして、ここでしか手に入らない空間があります。

 

ハリポタのシリーズはどれも横に長いので、写真が撮りにくいですね(;´・ω・)

 

 

 

一階部分。これは何の部屋かしら……。羽ペンに新聞、呪文の説明書? 誰かの勉強部屋かな。
 
 
反対側の塔の二階、これがこのセット最大の魅力。グリフィンドールの談話室がある。
シンプルですが、こういうのがあるとワクワクするよね。
 
一階部分には薬棚が並ぶ。あと、たまに壁に絵が飾ってあるのがハリポタらしくて可愛い。
 
こちらには鍋。緑色の光を放ちながら、ぐつぐつ煮えたぎる鍋。
 
 
続いて、ホグワーツの時計塔。
これは背が高い塔ですね。非常に立派な時計台で、去年発売だったと思います。
 
あちこちに格子窓があるのが、古風かつ洋風建築風で素敵。どれか一つのセットだけでも、この格子窓けっこうな数手に入ります。
 
この時計塔で凄いのは屋根の構造。
スロープ型プレートを上手く使って、多角的な屋根もばっちり再現。綺麗に組み合っていて、とても気持ちの良いクリエイトです。
 
裏側はこんな感じになっております。
こうして見ると、意外と横にも広いんだな。
 
一階は基本シンプル。
宝箱と炎のゴブレット。こんな大事なものを、玄関に置いちゃダメ。
 
2階は、闇の魔術に対する防衛術の授業。
黒板にムーディーと書いてある。このセット全体が4作目『炎のゴブレット』を色濃く再現したものです。
 
最上階は、意外と初めてのクリエイトになるのかな? 医務室です。
ハリーは主役と言う職業(?)柄、何回も危ない目に遭って、その都度ここに運ばれている。
ベッドにランプ台、仕切りのカーテンなど、限られた空間の中でちゃんと雰囲気を出しているのがすごい。
 
もう一個の塔は、校長室と監督性専用のお風呂。
 
まずは浴室から。
これも素晴らしいクリエイトですね。お湯が注がれている様子などを、ばっちり再現。
小さい空間ですが、タン・白・金・水色の色遣いがすっごくキレイ。人魚を描いたステンドグラスも光を透過させるので、すごく映えて見えます。
 
こちらはダンブルドア校長の校長室。
本に囲まれた中に、レトロかつ高級感のある机と椅子。傍らには憂いの泉。
このセットの裏側は、オシャレかつリッチな感じがしますね。背後の壁のステッカーも良い。
ただ、校長室って『秘密の部屋』の時に、それ単体でのセットが出たくらい重要な場所でもあるから、もう少し大きな作り込みが欲しかったかな。
 
傍らはダンスパーティー会場になっております。
着飾った学生らが、くるくる舞い踊っております。
 
 
そして今年発売の、ホグワーツ天文台の塔。
こいつも背が高い。今までのタン・グレーに+して、緑が目立つカラーリングになっていますね。
 
 
まずは、背の低い建物の方から。ここにやたら草が生えているのにも、ちゃんと理由があるんですよ。
左右の塔が面白い構造をしていますね。これまでにはなかった造形だな。
 
こちらが天文塔。魔法界の建造物らしく、不思議でやや歪な構造になっていますね。
 
 
裏面はこんな感じ。
色彩のコントラストが素敵。天文塔と背の低い建物とで、印象が全然違います。
 
 
まずは背の低い建物から。
これが、この建物に草が多い理由。薬草学で使用する草を育てる、スプラウト先生自慢の温室なんです、ここは。
 
 
色んな薬瓶が並ぶ玄関。三本の蝋燭が良い味わい。
 
温室の中に並ぶ、怪しげな鉢。中にいるのは――抜くときに泣き叫ぶ、ぶっさいくなあいつです。
ネビル呼んでこーい。
 
こちらがわにも、ほおずきのような不思議な実がなっていますね。
こういう、どこに何を置こうかっていうところのアイデアを、一つ一つチェックしていくのも楽しいです。LEGO世界の小物って重要ですよね。
 
続いて天文塔をどんどん上がっていきましょう。
2階。こちらは勉強部屋。
壁には砂時計がかかっております。
 
そして3階。ここが一押しの部屋!! レイブンクローの談話室!!
グリフィンドールの談話室同様に、2つのベッドと壁に垂れ幕がある。それだけの内容ですが、レイブンクロー推しのワタクシとしては、この部屋が作られているだけで嬉しいのです。しかも、レイブンクローの談話室から1階上がると――
 
天文台に直結。ここも素晴らしい。これまで紹介した中でも、トップクラスに雰囲気のある空間です。
 
星見台や望遠鏡、天体儀などが並ぶ、それほど多くないパーツですが、金を多用した、これまたレトロかつ高級感のあるデザイン。
この上下階合わせて、すごく好きなモデルですね。
 
 
これらを全部組み合わせると、ホグワーツ城が完成する。
 
 
フォードアングリアと暴れ柳も加えておきました。
 
さらにホグワーツ特急も加えて、飾ってみました。

 
これらのセットとは別に、超デカいホグワーツも発売されていますよね? 5万円くらいで。
あれはあれで超絶クリエイトなわけですが、使われているのはマイクロフィグです。それと同じか、Amazonやトイザらスの安売り時期を狙えば、5万よりも安く、ミニフィグで遊べるホグワーツ城が手に入るわけです。そして個人的には、今回完成したホグワーツ城の方が好き! やっぱりミニフィグを入れて遊べるのが嬉しいし、ギミックも多い!! 集まるまでに相当苦労したし、昼飯も犠牲にしましたが、その甲斐あってずっと遊んでいられるホグワーツ城ができあがりました。
 
モデルは組み上がったので、ここから別のcreateが始まります。全7話を再現するもよし、ホグワーツの日々の生活を再現するもよし。いわゆる「ごっこ遊び」の中に無限の可能性が広がっています。机の上に出現したウィザーディング・ワールド、LEGOが作り出した素晴らしい魔法に、全てを忘れてのめり込みそうです(笑)!