かぐや姫レース
葉山でヨットを始めて、5年目。
常に目指していたのが、この日。一年に一度、女性がスキッパーになれる、
かぐや姫レース。
雨にも負けず、冬の寒さにも負けず、夏の暑さにも負けず、どんなに役立たずとどなられようと
頑張るのは、この日のためといっても過言でない。
昨年は、審判艇で出れず、その前は、船トラブルで出れず、3年前は、人数足りず、別の船、BOSSさんに
乗りいい成績を収めた。が、やはり、ホームグラウンドで出たかった。
年初めtから、この日に目標を定めていた。
いつもお世話になっている、クルーの男性人に、しっかりサポートしてもらいながら、
葉山の女神さまに祈りながら、
冷静に、集中力で完走した。
本当は、F1のように、ラスト、抜いて抜いて、上位に食い込みたかったが、
1艇抜いたあと、抜ける船が前にいなかった。
あとは、タイムをどうあげていくかに集中した。
昨日のアンナちゃんがのり移ったように、表彰式の最後までクールに徹した。
調整でブービー。
着順が6位だから、まあいいか。
これで満足されたら困るというような、ヨットの神様の声が聞こえた。
そう続けていかなくては。
普段なら、パーティーでのみ、船で夏の余韻を楽しみ、いつまでも海にいたいのだが、
地元に戻って、最後の宮入御輿をかつがなきゃ。と、ヨットクラブの皆さんに挨拶して、
キラキラ光る葉山の海に後ろ髪ひかれながら、これから夕焼けタイムなのに。。。
一路東京へ。
東京は雷雨。でも御輿は担ぐ。皆佳境に達していた。
昼間から担いでいた汗だくの皆さんには、気持のいい雨のシャワーだ。
宮本さんが気になり、向こう町へ、宮本のきかじファンだから。
あのきかじを見なくては、この祭りは終わらない。
が、もう宮本さんは宮入していたけど、宮本さんのおふるまい所で
主に招かれて飲んでいると、宮本のプリンス、君田君が登場。違う地区の半纏を着ているのに、文句をつけられてもファンですよ。もう10年もこのポジションを確保している。若いのに。
だって、本当に上手い。間のとりかた、見せ方を知っているんだな。いろんなきかじさんを見ているけど
彼に勝るきかじはまだ見たことない。
皆さんと杯をかわし、祭り話をして。
本当にいいなあ。祭りって。
君田くんのきかじぶりが見れなかったけど、
まあ、今日はレースの後、船底掃除を言い訳に、森戸の鳥居近くに浮かべて、優雅なひと泳ぎをしたし。
ラジオから、ビーチFMの由紀さんの声といい選曲。これも至福の時。最高の至福。信頼できる仲間と。
みかんしかないから、ビールとみかんを分かち合い。葉山の女神様とヨットの神様に感謝する。