当然ながら高級な専用工具を使うと仕上がりも良くなりますが、代用出来るものも数多く存在します。

上の写真は、私が使っている専用工具以外の物の一部です。
まず左上から、ヘチマ。
コレは結構定番ですね。
用途はコバ(革の切り口、断面)を磨いて仕上げるのに使用します。
最終仕上げ用でサンドペーパーなどで削りたくない部分、ウッドスリッカー等では不都合な場所に使います。
元々は身体を洗う、あのヘチマです(笑)
ちょうどいい大きさにカットしで使います。
マグカップくらいの大きさで300円ほど。
右上はサンドスティック。
持ちやすい形状で、芯はハードとソフトがあります。
ヤスリ目の番数の種類も豊富にリリースされていますね。
ちなみに模型用でWAVEというメーカーで発売しており、3枚入りで300円ほど。
専用品を購入するより遥かに安価で、目の粗い・細かいも好みで選べます。
模型用なので使い勝手も抜群ですよ。
左下、ウッドブロックです。
専用品を買うと3~4,000円はしますね(汗)
私は「リオグランデバリサンダー」という木っ端を500円ほどで購入し、使いやすい形状に加工しました。
リオグランデバリサンダーは別名黄金檀といい、とっても硬い木材です。
高級素材ですが、専用品を買うよりはるかに安い!
下段左から2番目はスポンジ。
主にカービング(革の表面に模様をつける)をする際の給水用として使います。
私が使ってるのは自動車洗車用で、これまた専用品を購入するより安価で体積も大きいです。
給水用の他にはアンティックダイ(靴墨みたいな着色料)を刷り込む際にも使用します。
下段左から3番目は先日ご紹介した取り皿ですね。
園芸用で、一つ100円しません。
右下はハサミです。
これは自動車等の工具店で販売している特殊なハサミで、かなり繊細な部分もカット出来ます。
しかも厚い革や薄めの真鍮板等まで裁断可能、耐久性も抜群です。
これはちょっと値段高め(2,000円くらいだったかな?)ですがコストパフォーマンスに優れた工具です。
最後は下に敷いてあるもの。
100円ショップで購入した簡易まな板です。
トコフィニッシュやボンド等を塗布する際に使用しております。
利点は、液剤がついて乾燥したとしても簡単に落ちるということです。
高めカッターマットやビニールシートの上に付着したら落ちにくくて段々表面がボコボコになってきますが、これはそうなりにくく、なったとして買い換えしても100円という(笑)
そんなわけで、工夫で色々出来るのがレザークラフトのいいところです。