2008年お正月は時代劇!NHK「雪之丞変化」テレ東「徳川風雲録」
200年のお正月は時代劇がお勧め!滝沢秀明のNHK「雪之丞変化」に中村雅俊&松方弘樹&内田朝陽のテレビ東京系「徳川風雲録」
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お正月こそ時代劇 テレ東「徳川風雲録」/NHK「雪之丞変化」(産経新聞) - Yahoo!ニュー
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10月13日8時0分配信 産経新聞
民放各局の時代劇枠は年々減少しているが、正月だけは本格的な時代劇にどっぷりと浸りたいと願う視聴者は多い。そんな根強い人気を牽引(けんいん)しているのが、テレビ東京系の10時間の新春ワイド時代劇。来年は柴田錬三郎原作「徳川太平記 吉宗と天一坊」を原作とした「徳川風雲録」(1月2日放送)に決定した。一方、NHKは正月時代劇として名作「雪之丞変化」(放送日未定)を制作。テレビドラマ化は実に38年ぶりとなり、両作品とも大きな話題を呼びそうだ。(松本明子)
昭和54年にスタート、56年から長時間ドラマになったテレ東の新春ワイド時代劇。平成3年、高橋英樹主演の「次郎長三国志」では同枠最高の平均視聴率15・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録している。当初は12時間だったが、一時期1けた台の視聴率が続いたため、13年から10時間ドラマ枠に。昨年の西田敏行主演の「天下騒乱 徳川三代の陰謀」では13・7%と近年は盛り返している。
来年の「徳川風雲録」は8代将軍、徳川吉宗(中村雅俊)の立身出世物語を壮大なスケールで描く。1部は父、光貞(松方弘樹)との父子関係を軸に、2部は将軍になるまでを、3部は息子、天一坊(内田朝陽)との対決をクライマックスに展開していく。青年時代の吉宗を支え、後に天一坊の悲しい運命にかかわっていく放浪の剣豪、土屋主水之助(松平健)ももう一人の主役となる。
59年の「若き血に燃ゆる」以来の主演となる中村は「松平さんは何せ『暴れん坊将軍』で25年も吉宗をやられた方。出演者の西田敏行さんもNHKで吉宗をなさってられる方。いいプレッシャーを感じております」と話す。吉宗については「家庭的に恵まれた人ではなかった彼が唯一注いだ天一坊への愛情の深さ、大きさ。そんな人間味あふれるシーンから中村なりの吉宗像を作っていきます」。
来年は放送30回目の節目の年となり、9年ぶりに東映が制作に参加。紅葉の京都・太秦撮影所で12月上旬まで収録は続けられる。
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「雪之丞-」は、滝沢秀明が女形をテレビで初披露する。映画で過去、長谷川一夫、美空ひばり、大川橋蔵らスターが演じてきた名作に、美青年・タッキーが挑む。舞台「滝沢演舞城」での美しい女形は記憶に新しいが、テレビでは親の敵を討つために大阪から江戸へやってきた芝居一座の花形女形、雪之丞と、そのあだ討ちへのいちずな心に打たれる義賊、闇太郎の二役を演じる。共演は戸田恵梨香、大杉漣、中尾彬ほか。
滝沢は「久しぶりの時代劇で、しかも二役。今回は初めて歌舞伎にも挑戦します。有名な時代劇でご存じの方も多いでしょうが、それが今よみがえるとこうなるんだという、見どころたっぷりの作品になるよう意気込んでいます」と話している。
「時代劇の復権?」ともいえる動きに、放送ライターの翠川リリコは「レギュラーの『水戸黄門』などは安定した視聴率をとっている。映画にもなった『大奥』も人気。勧善懲悪のわかりやすい、そして現代劇の要素も入った時代劇なら視聴者もついてくる。徳川ものはファンが多いし、タッキーは和ものが得意な俳優と評価も高いので、2作品とも期待できる」と分析している。
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●タッキー、初の2役に NHK正月時代劇「雪之丞変化」