♨️玉の湯
阿佐ヶ谷駅から徒歩5分ほど、八百屋や豆腐屋の並ぶ先にあるのが、玉の湯です
女将さんも由縁がよく分からないという入口の石柱と、個性的な木が印象的です
番台からフロント形式に変えたため脱衣所が少し狭くなったとのことでしたが、さほど窮屈さは感じません
浴場に入ると、正面には丸山絵師の清々しい富士山があり、その下にL字に湯船が並んでいます。驚いたのはその絵の下の端に懐かしの薬局と酒屋の広告が2件ありました。後で女将さんに伺うと、昔のままにしてあって今はその店はもう無いそうです。でも銭湯らしくてとてもいい感じです
そして横にあるのは薬湯と水風呂で、この日の薬湯はオレンジ色のマンゴーフレッシュの湯、なかなかいい匂いだな
薬湯や水風呂に入ると、ちょうど正面、女湯との壁にはイルカのタイル画がありました。銭湯の水繋がりでイルカを屋号にした銭湯もありますが、こちらはこれがスタンプのデザインになっていました
こちらもいい景色です
上がって女将さんに色々お話を伺います
建て替えは60年ほど前だそうですが、折り上げ格天井はなかなかの味わいを醸しており、柱時計も場所を移しながら現役で時を刻んでいます
こちらは、神楽坂の第三玉乃湯のご親戚だと第三玉乃湯のご主人に聞いていたので、そのことを女将さんにお話しすると、ご主人の一番上のお姉さんが第三玉乃湯をやられているのだそうで、ニ番目のお姉さんが東高円寺で桜湯をやられていると教えて下さいました
その他、店の前を斜めに横切るように暗渠があるそうで、そこは女将さんがお嫁に来た時は暗渠になる前でドブなんて呼ばれていた話や
フロントに貼られた「ばあば」と書かれた似顔絵があり、それはご自分のお孫さんさんではなく、近所に住む今は大人になったかつての女の子の絵だそうで、私がその子を赤ちゃんの時からお風呂に入れたのよ〜なんていうお話などなど、実に色々なことをお話して下さいました
やっぱり女将さんとのお話は銭湯ならでは
女将さん、これからもまだまだお元気で
頑張って下さいね!
◾️フロント→ 9点 女将さんのお話しは興味深い
◾️ロッカー→ 8点 飴色の折り上げ格天井あり
◾️お風呂→ 8点 レトロスタイルですが薬湯も水風呂もあります
◾️ロビー→ 8点
◾️備品→シャンプー・ボディソープあり
◾️ポイント→ 入口の石柱は結局何だろう?
◾️スタンプ→ キャラクター型?タイル画のイルカです
🍶鳥正
独特なカルチャーの街、阿佐ヶ谷
飲み屋も個性的なお店が豊富
そんな中で昔気質の風情の店がありました
それが鳥正です
扉を開けると、ほぼ満席で意外に若い人もいます。
一人席のテーブルに座り、黒ラベルを
お通しは、もやしのポン酢ごま油和え
串は2本ずつで、レバー塩を
特製味噌も付ければなかなかの味変です
そして、おすすめにあった鳥シュウマイ
ちゃんと手作り、蒸したてふっくら!これはビールに合いますね
お?日本酒のメニューが気になるなぁ
という訳で、冷えた高清水を呑みましょう
そしてこちらもおすすめの煮込みも
やっぱりこの組み合わせは安定ですね
賑やかな店内の昭和な雰囲気も楽しみながら、ゆっくり杯を傾けます
こういうザ・昭和酒場は、銭湯と同様にずっと残って欲しいものです
◾️せんべろ度→ ◯ 串は2本ずつになります
◾️味→ ◯ 鳥シュウマイはさすがおすすめ
◾️サービス→ △ ホールのお姉さん、もう少し愛想良くして欲しいな
◾️ポイント→ 外も中も昭和レトロです
2024年8月10日訪問