♨️堤柳泉


浅草から浅草寺裏の奥浅草千束通りの先には、吉原とその昔川だった土手通り(日本堤)があり、その吉原の入口にある、遊廓で遊んだ客がこの柳の下で後ろ髪を引かれる思いで振り返ったというのが


見返り柳


その近くにあるのが、堤柳泉です



普通公衆浴場という表記が、周囲の特殊な大人の浴場との区別をハッキリさせてます



2階に上がる壁には、銭湯ランというランニングに関する掲示が色々ありました





それは浴場に入ってもあり、よく見るとご主人を中心としたふろともランニングクラブの大会参加の記録が、写真とともに湯船の上の壁にびっしりと貼られていました


こちらのご主人はフルマラソンを3時間を切るタイムで走るサブスリー!という強者なんだそう。銭湯に来るお客さんたちと走り、走った後はこちらでひとっ風呂浴びるという素晴らしいコースです


そんな堤柳泉のお風呂は、横に湯船が並び、手前から水風呂、広いバイブラ、座風呂ジェット、薬湯があります。



その向かいには個室のようなあつ湯があり



外には温泉の露天風呂、入口横にはサウナと、意外にバラエティに富んでいます



市民ランナーのランステーションとしての銭湯は色々ありますが、ご主人自らが好記録を持つ市民ランナーの銭湯というのは珍しいかも


浅草、隅田川を走った後の銭湯は、気持ちいいかもしれないですね!





(暖簾の右下にランナーの姿も)


◾️フロント→ 8点 訪問時は女将さんでした

◾️ロッカー→ 8点  古めですが広いです

◾️お風呂→ 8点 意外とバラエティ感あり

◾️ロビー→ 8点 生ビールも飲めます

◾️備品→シャンプー・ボディソープあり

◾️ポイント→ 本格的銭湯ランステーション!

◾️スタンプ→ 屋号型 柳です





 🍶ナカジマ


奥浅草の千束通り商店街は名店揃い



そんな商店街にあるのがナカジマです



銭湯でナカジマと言えば、日本に3人しかいない銭湯絵師の一人のナカジマ絵師。その名前と同じ屋号とくれば、入るしかないでしょう


扉を開けると、明るい店内はほぼ満席!カウンターは無く、辛うじて一卓空いていたテーブルに座らせてもらいます



壁に貼られたメニュー札を眺めながら、

赤星をグビっと一杯



先ずはキュウリとワカメたっぷりの酢の物を!



そしてマグロの中落ち



中落ちはなかなか新鮮。そして暑かったこの日には、こうしたさっぱりした酢の物がいいツマミになります


でもこれも気になったんだよなぁ


プリプリのホタルイカ



煮凝り!



煮凝りはフグの皮がたっぷりで、口に入れるとス〜っと煮凝りが溶けてフグの皮の食感と旨みが広がるという美味さ!


これには賀茂鶴の冷酒です



店内にはお客さんが帰るとすぐ次のお客さんが入って来る引っ切りなしな賑わい。お店の人も皆元気で明るく、お客さんもなかなかいい雰囲気


そこに料理が美味いとくれば、地元で大人気なのは当然ですね


ナカジマって、やっぱりいい名前ですね!




◾️せんべろ度→ ◯ 料理の質に対して安い!

◾️味→ ◎ 煮凝りはとろけます

◾️サービス→ ◯ 下町らしい明るい対応

◾️ポイント→ 予約した方がいいかも



おまけ


千束通りをナカジマと反対側に渡って

脇道に入って直ぐにあるのが、オデッテです



こちらのオーナーシェフは、南極越冬隊の料理人を務めた方。ブロ友さん行きつけのお店で、気になってナカジマでのイッパイの後でしたが、ちょっとだけ寄ってみました


(モニターには南極の映像が流れてます)


サワリだけの注文でしたが、

丁寧な仕事ぶりがよく分かり

ワイン含めてかなりびっくりする味、

美味さでした





これはじっくり来たくなるお店です




 2024年3月30日訪問