♨️大黒湯


年の瀬の12月27日に訪湯したのが東武東上線の大山駅から徒歩18分ほどの所にある大黒湯です


でも本当はこちら第二富士乃湯に訪湯しようとしたのですが、なんと閉業してました…



そのため代わりに行ったのが、そこから歩いて7-8分の大黒湯だったのでした



外観を見ると、いわゆるコミカ風呂(立体のタイルを使った抽象的デザインの銭湯)のようです



屋号の看板が無いという珍しい入口を入り、嬉しい畳敷の脱衣所を抜けて浴場に入ると、正面にはやはりコミカ風呂のような立体のタイルを使った水仙にも似た立体タイル絵があり、左手の女湯との壁沿いには珍しく複数の立ちシャワーが並んでいて、それぞれにステンドグラス風の仕切り板があります


正面の湯船は、座風呂のジェット深湯のバイブラ丸型のバイブラ、そして薬湯です

丸型の浴槽にはラジウム温泉と同様の効能がある石が使われているそうです



そして外には石造りの露天風呂水風呂、そしてサウナがありました



外にサウナがあるのは珍しいですね


上がって脱衣所の壁に雑誌の記事があるのを見つけました。読んでみたら、創業は昭和28年で、昭和の終わり頃に今のスタイルに普請されたようです。脱衣所の畳敷は、子どもたちが滑って転ばないようにとの配慮から作られたと書かれており、ご主人の老若男女のお客さんを思う気持ちが感じられます


ロビーに戻って壁を見ると、笑点でお馴染みの落語家の三遊亭好楽師匠のサインがありました



女将さんに、好楽さんはよく来られるのですか?とお聞きしたら、これ頂いたサインなんですよ〜とのこと、いや〜参りました!




◾️フロント→ 8点 女将さん、明るいです

◾️ロッカー→ 9点  畳敷の床は思いやりからの発想

◾️お風呂→ 8点 効能ありの丸型風呂はいいかも

◾️ロビー→ 8点 すっきり整頓されてます

◾️備品→シャンプー・ボディソープあり

◾️ポイント→ ステンドグラス風のシャワー仕切り

◾️スタンプ→ 文字型






 🍶鏑屋


大山と言えば、実は数多くの安い酒場がある街ですが、そんな激戦区で32年間も地元の人たちに愛されてきたお店が、鏑屋です



その人気の鏑屋が、ワタシが訪店した12月27日をもって閉店となると知り、行ってみることにしました


オープン前に到着すると、既にこの行列でびっくり!人気のほどが窺えます



この行列は更に伸び、オープンと同時に満席となりましたが、ワタシは辛うじて入れました。良かった〜


先ずは、赤星を頼んで



名物料理シリーズを頼みましょう


先ずは、もつ煮



これは味噌仕立ての味に普通、小辛、中辛、大辛の辛味噌を加えられるというもので、ワタシは小辛を頼みます


うん、確かに美味い!

このもつ煮は、店に入れず持ち帰りで帰って行くお客さん含めて飛ぶように売れていき、目の前の大鍋2つで作られたもつ煮がどんどん減っていきます




続いては、コーンのかき揚げです



コーンが甘いこと!塩をちょっと付けて食べると、その甘さが更に引き立ちます


ホッピーも頼んで



スタミナ焼き2本も頼みましょう



これもホッピーが進みますねぇ


中をお代わりした後、今度はこれも人気メニューの自家製のイカの塩辛です



これにはやっぱり熱燗かな



途中、お持ち帰りのもつ煮が品切れで、

店内優先のためかなり時間が掛かると言われて

怒ったお客さんが、潰れろ!

捨てゼリフを吐いたところ、

こっちは今日で閉店だ!

ざまーみろ!

と負けずに返した店員さんに店内からは拍手喝采!

思わず怒ったお客さんが、すみませんでした…

と帰って行くなんてハプニングも


なんかいいなぁ、この雰囲気


料理も美味しくて、こんななんとも言えない雰囲気が、地元のお客さんを長年惹きつけていたんですね


外に出ると、まだまだ名残り惜しいお客さんたちが並んで待っていました



お店を畳むのは、ご主人と女将さんにとっては寂しいでしょうが、これだけ街の人たちに愛されて終われるなんて幸せですよね



寂しいけれど、あったかい

ちょっと銭湯の最後にも似た鏑屋最後の日に来られて良かったな…そう心からそう思いながら、最初で最後の鏑屋を後にしたのでした





◾️せんべろ度→ ◯ ボリュームはあるかも

◾️味→ ◎ 名物料理はみんな美味い!

◾️サービス→ ◯ チームワークがばっちりです

◾️ポイント→ 12月27日で閉店となりました



2023年12月27日訪問