♨️地蔵湯


今回、初の遠征編として、

初めて名古屋銭湯へ訪湯です


場所は名古屋駅の西側、

空襲にも焼け残った家々も残る

古い街の中に地蔵湯があります



細い路地の入り組む道を進み、

そこに煙突が見えたら地蔵湯に到着です




こちらはなんと大正末期!のもので、

名古屋大空襲の戦禍もくぐり抜けてきた

とても貴重な建物です




玄関周り



下駄箱が東京の木製と異なり、鉄製です




デザインがいいですねぇ


扉を開けると期待通りの番台ですが

背がとても低いです


脱衣所もかなり味のある雰囲気で

ロッカーの色もかわいらしい



脱衣所と浴場との間に

タイル貼りの床があるのは

関東の銭湯との違いなのかもしれません



さて扉を開けると、

関西の銭湯の特長である中央に

小判型の湯船があり、同時に関東と同じく

正面奥にも湯船がありました



ただその正面にはペンキ絵は無かったのですが

以前は富士山のペンキ絵があったそうです


まさに関東と関西の特長を

併せ持っているようです


カランは低めで

椅子はあるものの桶がありません


しょうがないので桶無しで、

ホースシャワーを使って泡を流します


体を洗ったら、早速湯船へ



奥の湯船はバイブラと電気の2種類

あっという間に火照ったので、

小さいながらも嬉しい水風呂に入ります



で、今度は小判型の湯船に浸かってまた水風呂へ


これを2セットで上がりました


上がってタイル貼りスペースの横の棚を見ると

そこに桶が置いてありました


な〜んだ、ここにあったのか!


やっぱり地域によって微妙に色々違んですね



帰り際、女将さんに屋号の由来を伺うと、

二代前?の女将さんが信心深かったから

ということや、今の場所の前(大正末期以前)

名古屋駅のすぐ近くで銭湯をやっていた頃に

あったお地蔵様を引き取ってきたからとも

言われているそうです


玄関の横に、

そのお地蔵様があるんですよ


え?そうなんですか?


外に出て見てみると、ありました!





地蔵湯は、大正末期の貴重な建物の中、

関東と関西の特長が混じる、

お地蔵様に守られた銭湯だったのでした



(浴場内の写真はあいち銭湯より)


◾️フロント→ 9 番台の低さは関西風?

◾️ロッカー→ 8  市松模様みたいで綺麗です

◾️お風呂→ 8 水風呂は有り難いな

◾️ロビー→ 9 独特の大正レトロ!

◾️備品シャンプー・ボディソープなし 言えば貸してもらえるみたいです

◾️ポイント→ 大正レトロと関東と関西の特長が味わえます

◾️スタンプ→ なし




 🍶串かつたばた


地蔵湯の近辺には飲み屋は無いのですが、

それよりも何よりもずっと再訪したかった店に

地下鉄で2駅乗ってやって来ました


串かつ たばたです


地蔵湯と名古屋駅を挟んで反対側の

円頓寺商店街の中にあります


創業から70年ちょっと、

この超地元感溢れる店構えがいいでしょ?



店内に入ると、大将と年配のお客さんが一人



この後、新幹線で東京に戻るので、

30分一本勝負です!



まずは、生ビールください!



そして、なんと言っても

串かつどて焼きです



串かつは、「串かつ」という串一種類です

これをソースにくぐらせて食べます

これは関西っぽいですよね



そしてどて焼き真っ黒!!



赤味噌文化の名古屋らしい、そしてここ

たばたならではの継ぎ足された?

どての味噌にたっぷり浸かった真っ黒なもつ


これをつまみながらのビールが旨い!


暑い日ですが、目の前の

串に刺さったおでんも旨そう〜



タマゴ牛すじください!



で、もう一杯生ビールを追加して…


どて焼きももう一本!



あ〜これぞ、

名古屋ローカルな

ソウルフード!


長年の思いを果たし、

新幹線に乗り遅れないように

急いで名古屋駅へと向かったのでした



◾️せんべろ度→  ローカル価格!

◾️→  どて焼きは見た目ほど濃くありません

◾️サービス→  店構えと同様の飾らない対応

◾️ポイント→ 串かつとどて焼きは外せませんが、おでんもオススメ



 202287日訪問