テルメ末広  202143日訪問


テルメ末広は、銭湯検定の問題にも出てくるような所なので前から気にはなっていたのですが、なかなか来るタイミングがなく、今回ようやく訪湯です。


最寄駅は南北線の志茂。そこから歩いて10分ちょっとの商店街を抜けた住宅街の中に溶け込むように、でも趣きをもって建っています。




外観は町屋風。落ち着いた雰囲気ですねぇ。

自転車は止まっていますが、あまり混雑感はない感じです。


外の貼り紙にはイベント風呂の告知がありました。



明日4日の日曜日はよもぎ湯

でも土曜日は無いのかぁ残念!


とにかく料金を払って中に入ります。

脱衣所は清潔感があり、人がいないせいか広く感じます。


浴場に入ると、正面に富士山のペンキ絵はありません。装飾もほとんどなく、湯船の上をよ〜く見ると、小さな魚のタイルが数カ所あるぐらいです。しかしその代わり、湯船は大きく4種類。深湯のあつ湯バイブラ&ジェット薬湯水風呂です。


あつ湯といってもワタシにはさほど熱くなく、おそらくせいぜい43度ほどでしょう。ジェットは、一人分に輪のように仕切られたスペースにはまり込むように座って、ジェットの波状攻撃を受けます。

ごぉ〜っ!

と緩んだ脇腹に強烈な水流が炸裂します。なかなか気持ちいいななんて悦に入っている中、ふと気がつくと外に出入りする人がいました。


おっ?露天風呂?


(1010より)


露天風呂は決して広くはないのですが、竹の壁と石造りの仄暗いぬる目の湯船に浸かり、ポチャポチャ流れ出るお湯の音を聞いていると、アルファ波出てる〜って感じがします。


その後内湯に戻ると、実宝湯と書かれた実母散?のような薬湯に入ります。その薬湯に浸かると漢方の匂いに包まれ、体の中から健康になりそうな気がします。そして最後は、水風呂で毛穴を引き締めてから上がりました。


脱衣所に戻って着替えながら、ふと高い壁の上を見上げると障子の窓が見えました。


どうやらここテルメ末広には、珍しく二階があるみたいです。この日はオープンにされてませんでしたが、まるで江戸時代の湯屋にあった二階の寛ぎ場所のようで、ちょっと入ってみたいです。



ロビーに戻ると、ソファの後ろの一角の障子の前には花と絵が飾られていました。



こんな風に花が飾られているだけで、

ご主人と女将さんのおもてなしの心が

伝わってくる気がします。


一見モダンにも見える内外装ながら

館内の随所にその町屋風情が感じられる

テルメ末広なのでした。




◾️フロント→ 8 ご主人と女将さんが仲良く交代で務めます。

◾️ロッカー→ 8  明るく天井も高いです。テレビもあります。

◾️お風呂→ 8 こじんまりとした露天風呂も風情があります。

◾️ロビー→ 8 広い空間。大きなソファあり。ちょっとしたお菓子も売ってます。

◾️備品シャンプー・ボディソープあり

◾️ポイント→ 幻のお二階

◾️スタンプ→ キャラクター型 北区浴場組合の公式キャラクターのゆきたん!






キッチン とん忠


駅からテルメ末広の間にはあまり店が無く、居酒屋も見当たりません。あってもシャッターが閉まっていたりします。どうやら、隣りの赤羽に飲兵衛はすっかり取られてしまっているのかもしれません。


そこで駅のある大通りの北本通りを越えて反対側の商店街に入ってみたところ、気になるお店を発見しました。



「キッチンとん忠」です。


ここはいかにも「街の定食屋」といった風情です。定食屋が作る料理にビールってのもいいかも。



よし!ここに入ろう


中に入る時にちょうど若いカップルが出て来たところでしたが、決して広くはない店内にはまだ3組の若いお客さんが居て、割と人気があることを感じさせます。




とりあえず、

キリンラガーの中瓶!




お通しは、薬味がたっぷり乗った冷奴



と思ったら、どうやらサービスみたいでした。


食べ物は何にしようか迷い、結局看板メニューのようで、しかもワンプレートでお子様ランチのようにサラダも目玉焼きもスパゲッティも乗った「ポークソティ」にしました。


「ソテーではなく「ソティというところが、こだわりを感じさせます。



間もなくしてやって来ました!



なかなかのボリューム!


これぞ街の洋食プレート!といった感じです。このボリュームに加えてソティにはオリジナルのデミグラスソースとマッシュルームが掛かり、ジューシーな肉厚のポークと絡むと、もう口の中は幸福感でいっぱいになります。


そこにビールを、グビグビっと流し込めば、

ぷはぁ〜

更に幸福感は絶頂に。


なんて悦に入っていると、あっという間にビールは無くなってしまいましたが、ポークソティはまだあります。


じゃあ、

レモンサワーいってみようか!



うん、これもまた悪くない組み合わせかな。


こうして、ボリュームあるポークソティを

瓶ビールとレモンサワーで味わい尽くして、

フィニッシュを迎えたのでした。


締めて1800円。

定食屋でのちょい飲みも悪くないかもな。




◾️せんべろ度→  単品としてはやや高い気はしますが、その分ボリュームがあります。

◾️→  安定した美味しさだと思います。

◾️サービス→  ご夫婦で感じ良い対応です。

◾️ポイント→ メニューの品数は割と豊富