実演販売の世界では道具の事を「ハッタリ」と呼ぶ。
中にお宝の詰まった、
このハッタリケースは何千何万と車に揺られ、デパートやテレビ局に運ばれる。
修羅場をくぐり抜けてきたハッタリは唯一無二のものとなり体の一部のように自分のものとなっていく。
だから人が自分のハッタリを使うと恋人に浮気をされたようなジェラシーを生む。
実演販売人はそれだけハッタリを愛している。
だから、もしお近くに実演販売人がいたらこう言って挙げよう。
「良いハッタリ使ってるねぇ!」
彼女を誉められたように彼はハニカムだろうね。
それがハッタリだ。