地元のサッカーチーム
<レジェンドジャパン>
月一程度のエンジョイサッカーを目的としているがメンバーのオデブな面白体型からファニーサッカーと揶揄される。
そこで代表をつとめるレジェンドと監督は中学の同級生、石橋大輔。
体重は107キロとレジェンドをいうに越える巨漢。
そして彼が中2のときにレジェンドに語った伝説。
「昨日車運転して駅までいっちゃったよ。」
ガツンときた。
レジェンドの住む横浜の片田舎から駅までは車で15分。
さすがに、これは真似できないと完膚なきまで打ちのめされた。
そして自分のできる限りで伝説を作ろうと心に決めた。
それからしばらくたち20歳で久し振りに石橋君と再開。
あのときは衝撃を受けたことを伝えるとまさかの返答。
「あぁ、あれ嘘だよ。」
俺の青春はこの嘘伝説と闘っていて、この嘘を目標としていたことになる。
そんな彼も30になり立派な大人になった。
しばらく彼女がいないにも関わらず指輪を買うか悩む石橋。
その真意。
「結婚してると思われたい」
彼の嘘は止まらない。