20年前 県庁前にあったLEGATOでそ
の朝を迎えた。
程なく西の空が真っ赤に染まる。
当時実家のあった新長田の方向。
なんとか近くまでタクシーで帰るも、
あまりの惨状に身体がふるえた。
火の手を避け道をふさぐ瓦礫を乗り越
えたどり着いた変わり果てた家で
家族皆の無事を知った。
その後繰り返す爆発とともに
三日三晩燃え続けるなか母校である
神楽小学校の体育館での非難生活が
始まる。
横になってもぐっすり眠れない。
数十秒前から微かに聞こえ、だんだん
大きくなる地鳴りに起こされる。
そのせいか、腹の立つことに20年経っ
た今でも地震の前に必ず目が覚める。
色んな事を知り、思い知らされ
感じ 考えさせられた出来事。
でも、紛れもなく生きています。
生かされた事に感謝するとともに、
儚くも犠牲になった方々の御冥福を
お祈りします。
最後に一つだけ
何が腹が立つといって
目が覚めるのが揺れ始める数秒前だか
ら『予知』にもなんにもなりゃしない
(^^;)