亀戸天神の藤

29日に亀戸天神の藤を見に行って来ました。最近咲くのが早くなってきてGWの頃には花がない状態。今年も 25日は まだ咲き始めだったのに27日の時点でかなり咲いてると船橋屋の動画であったので、いそいで行ったんですが、既に4分の1ぐらいは萎れていました。でも残りは一斉に咲いたみたいで満開。長い花房の先まで綺麗に咲き揃ってました。

休日ですから 結構な人出、でも空いてる方かな?夕方だし。本当は朝5時ぐらいの、お店もまだあいてないような時間帯がいいんですけどね、藤の花の甘い香りを堪能できます。昼間だと 屋台の食べ物の匂いが充満していて、藤の花の香りがかきけされてしまうのでした。

いかにも藤の花って感じの色。ここには紫 だけではなく、白藤や紅藤ベなど いろいろな色の藤の花があります。

棚の花房がけむるよう。基本、上方に咲いてるので、太陽光がスマホのレンズにゃきつくて色がとびがち。露出オーバー。

ここの藤棚は、池の上に張り出して作ってあるので、とても風情があります。人の頭が邪魔しないのでした。

橋の上から眺めたところ。花が小さく見えますが、30cmくらいはあり、見応え充分。

３尺藤かな？長いのです。

藤娘のみたい。

スカイツリーが遠くに見えました。

広重の版画で有名な、太鼓橋の場所は今でも同じように写真が撮れます。この日は 人出が多かったのと 花がいい具合じゃなかったので撮れませんでしたが、今でも新聞や雑誌に写真が載る時は、ほとんどそのシーンだったりする。

下町の雑多なビルが立ち並ぶ中、こんなに緑があるなんて ちょっとびっくりするくらいなんですけれど 、戦前はこの3倍以上の広さがあったらしいです。 ３月の東京大空襲で焼けてしまい、戦後に再建したのが今の天神様。藤の花もその時に ほとんどができてしまったようで 今のは 戦後世代。境内も 1/3くらいに縮小されてしまったようです。どんだけ広かったんだろう?

なお、隣の香取神社では、5月5日に武者行列があるとか。昔はそんなのなかったなー

桜の花はもちろん好きですが、 子供の頃から藤の花も大好きでした。いつも朝早く見に行きました。甘い香りの中、人が少ない早朝に、藤の花 ひとりじめ。それが5月の始まり。当時は５月の頭ぐらいに満開だったんですけどねー温暖化。

昔は神社の前にはつきものの いわゆるお店が あったそうです。そのなごりか、歩いてると三味線の音が聞こえてきた事もありました。今は聞こえないだろうなぁ。