知り合いの個展に行って来ました。場所は神谷町のアメリカンクラブ♪

会員制クラブです。いわゆるクラブじゃなくって、ここは、アメリカ式というか(アメリカ以外だってありますが)、会員だけが利用する事を許される一種の社交場というかーまあ、昔日本には欧米からの赴任者やその家族が、母国と同じように楽しめる場所がなかったですから、そういう欧米向けの空間なので、特殊なムードがあります。もちろんスポーツもできるし、色んなイベントやってるようです。建物の天井はすごく高いしねー入口の案内は白人の人だったりするし、異空間。会員同伴でないと、レストランも利用出来ませぬ。今もあの分厚い2cmはありそうな厚みのローストビーフあるのかな?まあ、とにかく、日本にありながら本場欧米がある。ここ利用するのは、今は知らないけど、20年くらい前は結構ステータスでした。海外企業の日本駐在者は、会社が会員で福利厚生で社員が利用出来るようにしてたみたい。若かりし頃の私を可愛がってくれたお得意さんが会員で、レストランでローストビーフやケーキをご馳走になったのは美味しい思い出。

個展はビスクドール。作者の彼女は始めて9年しかたってないのに、世界1の賞をとってしまった、超スピードでステップアップした才能あふれる人。私が1870年代バッスルドレスを洗脳してしまったというか、ドレス話をしたあ尽きる事のない、希少なお方でもあります。何がすごいってその情熱でしょう。物を(この場合お人形とドレス)作り上げる情熱、これがすごいんです。

好きなものがあって、情報集めて知識を豊富にしても、それを発信する、作って人に見せられるようにするって、とてもハードルが高いと思うんです。作りはじめてもイメージ通り出来なかったり、おしまいまdw作り上げられず未完成で終わったり
(私がそう)。何かを作り上げる情熱も、才能だと思うんですねー

拝見したドレスは私の好きなバッスル♪いつまで見てても飽きない。コスチューム賞を本場アメリカでとったというドレスは、白地に刺繍で紫の小花が一面のちらされた散歩服。はじめそういう生地かと思ったら自分で刺繍したって。。すごー。。スカートの飛彈飾りにもツイストした布飾りとビーズ飾り♪すごいんだわ、好みだわ。人気投票で1位になったイヴニングのモデルが私が紹介したドレス本だというから嬉しい。だけどチュールのベールと布地がダブルで襞になってるのは。。。本にそうあった、とおっしゃるけど、実現しちゃうのがすごい。写真でお見せできないのが残念だわー

あと、彼女は私より年上なんですが、年々スキルアップして、作品がより精密に、よりエレガントになっていく。物作りって、やっぱりピークがあると思うんですよ、ビスクは肉体労働じゃないか、って部分多いし。ドレスだって細かい刺繍なんか老眼には辛い。。。そういうの全てはねのけて進化している。このパワーは本当にうらやましいの通り越して、憧れるというか、崇敬の念を覚えます。

彼女とは、私が職場でごたついてた影響で3年ほど疎遠になってたんですが、会えばドレス話に花が咲く。同好の士って楽しいです。