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Godzilla見てきました。場所は日本橋TOHO。シネコンですが、見たのは1つきりのエクストララージスクリーンだとかで、昔の70ミリ映画館みたい。コレド室町の2にありますが、周囲はちょっといい雰囲気です。ただし映画館のロビーからは、ただいま建設中の敷地が見えます。でも、綺麗なホール、遊び心いっぱいの、おお映画館に遊びに来たぞ、ないい映画館。

ポップコーン等のフード売場では、時々「ゴジラ入ります!」と掛け声がかかると一斉にスタッフ達が「ぎゃおー」と答えてました。聞けば、ゴジラフィギュア付きのカップ(6月下旬に私がオリジナルゴジラ見た時に買ってここに載せたあれです)が売れると、そうするんだとか。3分に1回くらいの頻度でぎゃおー。ゴジラ付き飲み物と山盛りポップコーン持って、皆さんウキウキして席につく。いいなあ、こういう上映前の雰囲気。空調がいいせいか?ポップコーン独特の匂いも、ほかの食べ物の匂いもしませんでした。

画像はグッズ売場にあった、ゴジラの敵のムートーおす。足が黄色く見えるけど、映画では鋼鉄の羽生えた巨大ゴキブリに見えます・・・・もうひとつは、ペットボトルキャップ。オリジナルゴジラのカラフルバージョン。ピンク色や黄色のゴジラ。

さてここからネタバレになりますので、ご容赦を。
一言でいうと、オリジナルゴジラというよりは、昭和ゴジラのアメリカ版。まあいい感じにミックスされてます。リアル感は半端ない。3Dバージョンなのでやや画面が暗いけど、迫力満点。アメリカのパニックものの雰囲気がビンビン。何回も席でびくぅ、としました。音がすごい。映画館の音響システムのせいか、ギャオーンとくると席に響く。地響きも席に響くぅー

製作のベクトルに東日本震災があるのは宣伝にもありましたが、原発はもちろん、激しい津波のシーン(ハワイが舞台)もありました。これはあくまで個人的な感想なんですが、3.11の他に9.11(2001年の全米同時多発テロ)がミックスされてるような気がしました。建物の崩れっぷりが、あの晩にTVで徹夜で見てしまった貿易センターの崩れ方と重なります。この映画、東北方面の人にも、米国の特にNYの人にも、なかなかきついんじゃないかな。。。。とちょっと思いました。米国で大ヒットらしかったけど、そのあたりどうなんだろう?津波シーンはインドネシアの津波にも重なりまして、かなり心が痛みます。

さて、ゴジラ。1957年米国版で英訳するとき、当て字的にGodzillaとなったようなんですが、わざとGodを強調してまして、2匹のモンスターをやっつけて、最後は米国民からちょっと感謝の眼差しを受けつつ、海へ帰って行く・・・・・このあたり、カラー時代の昭和ゴジラの香りですよね。

敵役のモンスターは2匹。オスとメス。このカップル、食べ物が放射線。それでビキニ実験の時の何倍ものメガ級水爆を餌に、米軍はおびきよせようとします。放射線食べるモンスターを核でやっつける、核は正義的な話運びは米国パニックもののお約束。ゴジラでもそれなんだよね・・・・さて、モンスターカップル、オスが囮餌の核ミサイルをメスに求愛する時にプレゼント。核ミサイルを間にキス。ゴジラは、このカップルをガブリ、ビッターン尻尾攻撃(1回のみ)、最後は青白い火炎放射でやっつけます。放射線食べて、残留放射物質がゼロになるのだから、いいモンスターと考えられなくもないんだけど、破壊しまくり。電磁波攻撃で、電力が全て落ち、デジタル機器は役立たずに、頼れるのはアナログのみ。目とか手とか。このあたり、パシフィックリムですね。

米軍の決死隊が9000M上空から、モンスター2匹とゴジラが闘ってる横にダイ
ビング。かなりカミカゼ的です、ここ。餌の核ミサイルの爆破装置を解除するためなんだけど、最終的に主人公一人残して全滅。でもこの決死隊、巨大モンスター相手に機関銃でかかんに戦い、なんかすごくかわいそうなんです。こういった場合、日本ものなら、主人公が最後に爆発2秒前くらいで、なんとか核爆発を回避できたという終り方だと思うんですが、米国だと爆発させちゃうんですよねー核ミサイル礼讚的なのは米国は譲れないみたい。。巨大地震も核ミサイルで方向変えるという映画もありましたから。

多分日本でもヒットするだろう・・・・だけど、一つどうしても承服できない事が!

ゴジラは水爆実験の結果眠りを起こされたのではなく、原潜の刺激で目覚めたということ。そしてこの巨大生物を抹殺するため、米ソは水爆攻撃を繰り返し、表向きは実験と発表した、というくだりは、日本人としちゃ受け入れにくいんじゃ?私はやだなぁ。ワーナーブラザースだから、核正当化は譲れないのか。

製作側としては、せめてもの抵抗なのか、水爆実験シーンを要人がサングラスかけて見物する、という場面が映画冒頭にありました。あと謙さん扮する芹沢博士が、止まった懐中時計を米軍提督にみせて、「1945年8月6日午前8時15分」とやりまして、提督が「ヒロシマか!」と答えるところが、かろうじて被爆国日本の存在を出せたところでした。製作サイドは商業的にギリギリまでやったんでしょう。

謙さま、ストーリー上では、なんか説明員というか、傍観者というか・・・・・もちっと重要に使って欲しかったな。

グッズ売場のゴジラアイテムは凄かったです。光るし鳴くゴジラのフィギュア、ゴジラのジオラマ(サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジやビルを破壊できるようになってる)セット、トパーズ製やブラックダイヤ製のキラキラゴジラのストラップ7900円なり、700円のゴジラボールペン、イヤホンジャックマスコット等、以上メタボなゴジラ。オリジナルのスリムなゴジラのアイテムもいっぱい。

そう、今回のゴジラはメタボ。見終わった観客からは退出時に丸かったねーな声が。あと外国人もけっこういたなー

まあ、8月6日の意味を広める意味では、世界中でヒットしてほしいです。9日も広めてほしいけど、ウルウ゛ァリンは長崎原爆だっけ。日本人でこの二つの日付を知らない人はいないと思いたいけど、わかんないからなー栃木出身の人(52歳地元の県立進学校出の優秀な女性)が、東京大空襲を高校生まで存在すら知らなかった、というから・・・・空襲無かった県では教えない教育ってどうなんだろう?原爆の日付もちょっと心配。夏の甲子園では必ず黙祷しますよね、あれは大事だわ、うん。

猿の惑星のニューバージョンの2作目の予告編もあった。この猿って日本人のことなんだよね。原作者の米軍人が、日本の捕虜になった時に受けた屈辱的体験が作品の動機らしい。オリジナルの映画は、ベンハーの主役ヘストンが主役。この映画は核戦争が引き起こした皮肉な悲劇がテーマ、になっていたあたりに普遍性が出たのだと思う。米ソ冷戦時のほうが、いたってはっきり核の脅威を表現してたのかも。

なお、核ミサイルと、原子力発電所を同じ線上では、私は考えてません。最近、近所で辻だちしてる某党員は、ごちゃまぜにしてて、どうにもいただけない。放射線問題はまた別の視点で具体的に論じないと、進まないと思う。ただ反対って言ってるのって、思考停止して楽なのかもしれない。この思考停止だけは、陥りたくないですね。