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画像はお土産マグネット550円。北宋の黄庭堅(1045~1105)という人の書。字は魯直。七言絶句、つまり28文字の詩。タイトルは草書花気詩帖頁。なんでも、王しん(ごんべんに先)という人が詩を送り、返事の詩を下さい、といってもなかなかくれないので、花を何度も贈ったとか。多分、あんまり気に入らない人からの詩だったので返礼しなかったんだろー催促するってのも、無粋ですなあ。まあとりあえずの返事だったようですが、のびやかで趣のある書で、逸話が面白かったので、書家の伯母へお土産に。

ほんとは、自分用に王義之の書が欲しかったんだー草書が2点、それも紙に書いた直筆のオリジナルが来ていたのです!本物みたの、本以外で初めて・・・・感動でした。でも、これは絵葉書もグッズもなし。カタログにしかのってません。あの量であの印刷で、細かくも数々の解説付き、持ってればすばらしく中国文化を正しく理解できるだろうカタログ、2500円なりは決して高くはありません。だけど大きいのーうちの本棚から著しくはみでる・・そして重い・・・王義之ほしさにかなり悩みましたが諦めました。はぁ。

白菜はもちろん見てきました。最初18時に行ったら80分待ち。覚悟を決めてたら、案内のおじさんが平成館に展示してある他の国立故宮博物院の文物をみて、19:25くらいに戻ってくれば(入場は19:30まで)、閉館の20時を過ぎていても見られるというのです。そうなの?と思いつつ平成館へ。特別展示の白菜がある本館から延々と歩くんですね・・・結果的にはそれで正解でした。むしろ時間足りない・・・書のところでかなり時間をとられ、乾隆帝のコレクションをちら見というもったいなさ。白菜展示終わってからまた来ようかなーさて、19:25頃に白菜の所へ行くと60分待ちとありましたが、実際は20分で見られました。10人ずつくらいで、白菜のガラスケースをぐるっと一回だけまわります。最前列一列並びなのでよく見えましたが、時間にして50秒でした。二回目みたい人は二列目のちょっと離れたところ、でもけっこう見えるし何度も見られます。だけど、いなごもキリギリスもわかんなかったなー残念。列待ちの間に大スクリーンで3分間の紹介ビデオが流れますので、かなりわかった気になるかな?それによると光緒帝の妃(1873-これが私のツボに入りました、この時代好き)の嫁入り道具。翡翠ってすごい彫るの大変なんですよね、たしか削るというより、ほじくる感じと聞いたことがあります。50秒の逢瀬でしたが、真珠の耳飾りの少女もそんなもんだったかな?それに縁起物ですからね!

それにしても、書画、つい朱や陶磁器、刺繍や織物等の工芸品がさすがの品揃えでした。刺繍はどういう刺し方してるのかてんでわかりません。。。

二枚目は白菜特別展示会場入口前ののぼり。写真撮っていいときいたのでケータイで撮ってたら後から同じ方々が続出。なかにはフラッシュたいてる人もいて(私はつけません)、ちょっと困惑。後で禁止されませんように。