しもたやが通じなかった
お昼をよくご一緒する人なんですが、大学生になるまで栃木にお住まいで、東京には20年以上いらっしゃる50歳超の方ですが、会話しててそれ何?と聞かれる事がけっこうあります。住んでた地域でこうも違うのかーと思ってしまいました。
しもたやって何?さかりばって何?青線赤線?めしもりおんな???巣鴨プリズンって?池袋じゃない巣鴨はおばあちゃんの原宿でしょ?という具合でして解説に困るのです。親しくなり始めの時「Mコサさんもコーヒーのことこーしーっていうの?」と聞かれた時にゃ参りました。
その方も私も都内に住んでますが、私は川向かうのさらに向こうで千葉より、その方は中野区在住。そのせいか、どうも都のイメージが西のほうばっかり。ようするにおしゃれな東京のイメージが強いんですな。。。墨田区、江東区、葛飾区、足立区、江戸川区のイメージはさっぱりの様子。大田区のイメージもいまいち?私も詳しいわけじゃありませんが、だいたいのイメージはありまして、会話してるとチグハグです。地価が西高東低はわかってて、だから中野区にお住まいなんだろうけど、足立区や葛飾区が東京都じゃない的発言には、なんというか抵抗がありますなぁ。それに墨田区もよくわかってないし。江戸っ子に憧れがあるようなんですが、向島とか深川とかに関心がないのも不思議。一度、辰巳芸者の冬でも裸足とか、江戸友禅の話をしたら、そんなの聞いたことない、とそっこー否定されまして。。。。あるんですよぅ、としか言えなかったわ。
ちなみに、江戸友禅というのは、本場京都や加賀と違って、ちょっと地味です。形式美ではなく、自然の写実的な画風なので、まず徹底的に植物の写生から習います。写生は水彩画なんですが、これで師匠に染めに写っていいよ、とOKでないと何年も写生のまんま(手芸の範囲ならゆるいので下手でも二年くらいでOKでます)。のりおきとかもありますが、これが力がいる・・・職人さんが男性なのも納得です。写実な柄は派手ではありませんが、しっとりとけっこう味わい深く、私は好きでした。過去形なのは普通の呉服店であんまり見かけないし、あっても手に入れられない値段だから。江戸っ子は粋な、が好きで、キラキラは粋じゃないというか、江戸好みというのは総じて地味。他の友禅と比べてきらびやかじゃないから、外国人受けもしないんでしょう。20年前にすでに職人さんはとても少なかったです。私の知ってた方は若く、のりおきの線が細いのに力強いと定評があり、将来期待の星だったんですがガンで急逝されてしまい、そのあとを聞きません。そうやって好きなものがなくなっていくのは時代の趨勢とはいえ、寂しいもんです。手元にあるたった一枚の江戸友禅は、叔母の形見の梅に鶯柄の小振袖、サイズ小さく着られませんが宝物です。
さて、しもたやは商店でも武家でもない普通の家のことです。サラリーマンの家とも違うんですがなんといったらいいか・・・江戸風味とでもいうのかなぁ、母の小石川にあった実家は格子戸とかあったみたい。
さかりばは歓楽街のことです。小学生の頃、隣の駅がまさしく歓楽街で、夏休みの前に先生から「小学生だけでさかりば行くのは禁止!」されてましたが、映画みたくてこっそりいっちゃうんですなぁ。くだんの女性いわく「田舎の都市にさかりばなんてないよ」とのことでしたが、育ちがいいんだと思う。歴史が古く、映画館や地銀の本店があるような規模の都市には歓楽街がありますが、そういうのから遠ざかって大事に育てられたんでしょう、と勝手に推測。
赤線は公娼、青線は認可されてない私娼のいた所。昭和33年?の売春禁止法まで、売春は認可制でしたが、当然認可地区以外もあったわけで、地図に赤い線、青い線で書き込んであったからそういう、と亡くなった父方の祖母は言ってましたね。私の育った地区はいわゆる川向こうで、かつ江戸時代から続く神社が大小いくつかあったものですから、当然花街もかつてはあり(私の子供の頃はさびれており今や住宅街)、神社の境内で遊んだ帰り道とかに、三味線の音なんか聞こえてくる場所もありました。戦前はなかなか華やかだったのですが、東京大空襲では神社含めほぼ全焼で粋筋も一気に減り、戦後は駅のガード下にたちんぼうがいたりと、青線だったわけです。そういうちょっと人気(じんき)の悪かった地区も、最近の再開発で高層マンションができちゃったりして、少し高級化。職場でも高層高級?マンション買ったーと自慢してる人がいました。
この人、若いけど私の年収の三倍近い高給取りなんですが、いわゆる鼻につくタイプ。新品マンションの素晴らしさをとくとくと仕事してる私達のそばにきて話してたので、けっこうイライラ。お昼時に、同僚女性と「今日も自慢話いやだね」と話してた時、つい私が「もと青線なのにセレブ気取りって笑える、どうせならコンシェル付きの朝食サービスありの高給マンションに住めばいいのに。まあ無理だけどね」と誹謗しちゃったら、「青線て?」となった次第。説明したけどよくわからなかったかも・・・・吉原しかない、と思ってたみたいなので。でもまあ、かのお人よ、自慢したい気持ちはわかるけど、過ぎると裏で笑われるんですよ、ふふん。
こういうズレってスタンダード東京とローカル東京の違いなのかな?他の人でも、営業マン時代に、使う路線や乗換駅等で意見にズレがあって納得してもらうのに大変でした。
お昼をよくご一緒する人なんですが、大学生になるまで栃木にお住まいで、東京には20年以上いらっしゃる50歳超の方ですが、会話しててそれ何?と聞かれる事がけっこうあります。住んでた地域でこうも違うのかーと思ってしまいました。
しもたやって何?さかりばって何?青線赤線?めしもりおんな???巣鴨プリズンって?池袋じゃない巣鴨はおばあちゃんの原宿でしょ?という具合でして解説に困るのです。親しくなり始めの時「Mコサさんもコーヒーのことこーしーっていうの?」と聞かれた時にゃ参りました。
その方も私も都内に住んでますが、私は川向かうのさらに向こうで千葉より、その方は中野区在住。そのせいか、どうも都のイメージが西のほうばっかり。ようするにおしゃれな東京のイメージが強いんですな。。。墨田区、江東区、葛飾区、足立区、江戸川区のイメージはさっぱりの様子。大田区のイメージもいまいち?私も詳しいわけじゃありませんが、だいたいのイメージはありまして、会話してるとチグハグです。地価が西高東低はわかってて、だから中野区にお住まいなんだろうけど、足立区や葛飾区が東京都じゃない的発言には、なんというか抵抗がありますなぁ。それに墨田区もよくわかってないし。江戸っ子に憧れがあるようなんですが、向島とか深川とかに関心がないのも不思議。一度、辰巳芸者の冬でも裸足とか、江戸友禅の話をしたら、そんなの聞いたことない、とそっこー否定されまして。。。。あるんですよぅ、としか言えなかったわ。
ちなみに、江戸友禅というのは、本場京都や加賀と違って、ちょっと地味です。形式美ではなく、自然の写実的な画風なので、まず徹底的に植物の写生から習います。写生は水彩画なんですが、これで師匠に染めに写っていいよ、とOKでないと何年も写生のまんま(手芸の範囲ならゆるいので下手でも二年くらいでOKでます)。のりおきとかもありますが、これが力がいる・・・職人さんが男性なのも納得です。写実な柄は派手ではありませんが、しっとりとけっこう味わい深く、私は好きでした。過去形なのは普通の呉服店であんまり見かけないし、あっても手に入れられない値段だから。江戸っ子は粋な、が好きで、キラキラは粋じゃないというか、江戸好みというのは総じて地味。他の友禅と比べてきらびやかじゃないから、外国人受けもしないんでしょう。20年前にすでに職人さんはとても少なかったです。私の知ってた方は若く、のりおきの線が細いのに力強いと定評があり、将来期待の星だったんですがガンで急逝されてしまい、そのあとを聞きません。そうやって好きなものがなくなっていくのは時代の趨勢とはいえ、寂しいもんです。手元にあるたった一枚の江戸友禅は、叔母の形見の梅に鶯柄の小振袖、サイズ小さく着られませんが宝物です。
さて、しもたやは商店でも武家でもない普通の家のことです。サラリーマンの家とも違うんですがなんといったらいいか・・・江戸風味とでもいうのかなぁ、母の小石川にあった実家は格子戸とかあったみたい。
さかりばは歓楽街のことです。小学生の頃、隣の駅がまさしく歓楽街で、夏休みの前に先生から「小学生だけでさかりば行くのは禁止!」されてましたが、映画みたくてこっそりいっちゃうんですなぁ。くだんの女性いわく「田舎の都市にさかりばなんてないよ」とのことでしたが、育ちがいいんだと思う。歴史が古く、映画館や地銀の本店があるような規模の都市には歓楽街がありますが、そういうのから遠ざかって大事に育てられたんでしょう、と勝手に推測。
赤線は公娼、青線は認可されてない私娼のいた所。昭和33年?の売春禁止法まで、売春は認可制でしたが、当然認可地区以外もあったわけで、地図に赤い線、青い線で書き込んであったからそういう、と亡くなった父方の祖母は言ってましたね。私の育った地区はいわゆる川向こうで、かつ江戸時代から続く神社が大小いくつかあったものですから、当然花街もかつてはあり(私の子供の頃はさびれており今や住宅街)、神社の境内で遊んだ帰り道とかに、三味線の音なんか聞こえてくる場所もありました。戦前はなかなか華やかだったのですが、東京大空襲では神社含めほぼ全焼で粋筋も一気に減り、戦後は駅のガード下にたちんぼうがいたりと、青線だったわけです。そういうちょっと人気(じんき)の悪かった地区も、最近の再開発で高層マンションができちゃったりして、少し高級化。職場でも高層高級?マンション買ったーと自慢してる人がいました。
この人、若いけど私の年収の三倍近い高給取りなんですが、いわゆる鼻につくタイプ。新品マンションの素晴らしさをとくとくと仕事してる私達のそばにきて話してたので、けっこうイライラ。お昼時に、同僚女性と「今日も自慢話いやだね」と話してた時、つい私が「もと青線なのにセレブ気取りって笑える、どうせならコンシェル付きの朝食サービスありの高給マンションに住めばいいのに。まあ無理だけどね」と誹謗しちゃったら、「青線て?」となった次第。説明したけどよくわからなかったかも・・・・吉原しかない、と思ってたみたいなので。でもまあ、かのお人よ、自慢したい気持ちはわかるけど、過ぎると裏で笑われるんですよ、ふふん。
こういうズレってスタンダード東京とローカル東京の違いなのかな?他の人でも、営業マン時代に、使う路線や乗換駅等で意見にズレがあって納得してもらうのに大変でした。