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金曜日の夕食は外食にすることが多い。映画みたり、美術館行ったり、医者かかったり、と金曜日に夜遅くなることが多いからなんだけど、せわしないかつ根をつめる仕事なので、週末の夜だけぜいたくをするのが私のリフレッシュ。といっても、マクドナルドやモスバーガー、天やとかだ。ごくたまに銀座のクレープだったり、スタバだったりする程度(そういやスタバここんとこご無沙汰だ)。

で、本日は割と美味しいと聞いたマクドナルドのブラジルバーガー。ブラジルのシュラスコを意識したのか、甘い照り焼きのようなたれの牛肉のパテでした。バンズは昔のサッカーボールをイメージしたんだろうけど、うまく焼き上がらなかったのか、ただの編み目にしかみえませぬ。赤や黄色のパプリカにレタスがわりと一杯、肉が見えません。味わいはなかなか良し。シュラスコとはだいぶん違うけど、雰囲気はなんかわかる。甘い味付けが苦手な人には向かないかもしれないけど、私はリピートしてもいいかも。気をつけなきゃいけないのはカロリー。493kcalと、タラコスパゲッティくらいある。でも基本バーガーなので、多分すぐお腹空くと思う。ファストフードだからしかたないけどね。

天津からきた女の子は、私の知り合い容子さんのいとこの娘さん。しかし容子さんはそのいとこが大大嫌い(こういったのだ)。というのも、事業で成功し、年収2000万円以上と、とてもお金持ちになったのはいいんだけど、ことあるごとに、容子さんやその実家の家族(いとこにとってはおじさんやおばさん)に、富をひけらかし、最低2時間は自慢話をされるから、らしい。成功したのは喜ばしいし、一族の誉だろうが、会う度に必ず毎回、というのは鼻につくよね。それと、容子さんの腕時計をみて「何それ、みたことない時計(旦那さんからの愛のプレゼントでセイコーの自動巻き、40年近く持ってる彼女の宝物)。やっぱり時計はロレックスでなきゃ。俺のいいだろ?かっこいいだろ?(ダイヤが文字盤にぐるり)君もこういうのを持たなきゃだめだよ」と、毎回言うんだって。そりゃ怒るわな。どこのブランドだろうと、彼女にとっちゃ大事な愛の記念品。しかも今やレアな自動巻き。旦那さんの母(日本人)つまりお姑さんの大事な品、といういわつきなら、なおさらだ。長い年月使ってれば愛着もわくし。それを会う度に「まだそんな流行遅れの古いの持ってるの?どうかしてるね。旦那さんは買ってくれないのか?俺のみてよ、こないだ買ったBVLGARIなんだ」ブルガリが時計だしてるか私は知らないけど、はっきりいって余計なお世話だよねーブランド名は毎回変わるそうです。

容子さんは私と気が合うというか、古いもの好きです。アンティーク大好き。古い町並みも好き。よって、銀座大好き。彼女と私は当時の職場、京橋で隣同士の席だったので、年の差をこえて、よく仕事帰りに銀ブラしてました。以前は知りませんが、中国の人は新品でピカピカなのが好きで、古いものには価値がない、という人が多いです。90年代頃にアンティークの手芸品が二束三文で売られ、私がコサージュならってたとこの先生が、日本から買い付けにいってました。中国では、アンティークが好き、なんて言ったら、変わってるとか、お金なくて買えないから負け惜しみいってる、と私は言われたことがあります。。でも容子さんにはシックに映る。そういう感性の違いもあって日本に帰化しちゃったらしい。いとこの暴言(本人はあくまで武勇伝のつもり)を我慢してるのは、帰化して中国籍を捨てた負い目があるせいのようです。我慢強いのよ、容子さん。

そんなに失礼で大大嫌いないとこの娘の日本滞在を、なんで親身に世話するのか?それは親族だからの一言につきるのです。親戚付き合い、はんぱじゃありません。ものすごく濃ゆい親戚付き合いに、容子さんは辟易としているらしく、あんまり中国本土に里帰りしないんだって。お土産を一族郎党分買って帰らなきゃならないらしい。それこそ遠い親戚のぶんも。でないと実家のメンツがたたないから。中国の人は、彼女に限らず親戚付き合いが濃いようです。そのかわり一朝事があれば色々助けてくれるとか。「親戚付き合いって保険みたいなものなの。国があてにならないから」だそうな。日本も財政赤字の点では当てにならないと思います。

あらら、サブがメインよりこんなに長くなった。しばらく天津の娘さん話続くかも。いろいろびっくりでしたので。