
前回にもましてスケールアップしてパクリまくるルシウス。時々オリジナリティが!と叫ぶのも、なかなかよい。それにしても草津ってこんなとこだったけ?思いだせん。豊かな湯量はお見事で、現在は貴重な水資源にたいし、湯水のごとく、なんて言い回しがある日本を現してるなーちょっと行きたくなったかも。でも、混浴は現在はほとんどjないよ!秘湯くらいだよ!日本の混浴って外国人の間で都市伝説みたいに言われてるらしいけど、助長してしまうよ!それくらいかな、欠点は。
外国人が日本に来て一様に驚き感激するのがトイレだそうです、あとトイレットペーパーとか。今回登場するトイレのオートフレグランス機能なんて、私も知りませんでしたよ。トイレットペーパーに花の香がするって、勤め先の外国人が大騒ぎしてたの思い出した。多機能アイテムは日本の御家芸?
ブルガリア撮影ということで、琴欧州がカメオ出演。曙もアケボニウスとして登場、けっこういい役まわり?目の感情表現が豊でびっくり。最強グラディエーターなんだって。アーケボニウス!とローマ市民に歓呼されるのは大迫力。上戸彩の肌が白人女優より白い!
「テルマエ(公衆浴場)でいさかいの心を洗い流して」「平和な国を」こう、宍戸開演じるローマ皇帝が述べるのだけど、これが不作為のテーマに聞こえてぐっときたりする。お湯につかたって解決にはならないけど、とりあえず、明日はさっぱりしてこっと。お風呂で嫌な事は洗い流しましょう、さすれば気分一新転機が訪れる?まあ流れなくても、気分を変えれば何か変わるかも?くらいでちょうどいいんじゃね?世の中不条理があふれてるし。とりあえず、風呂に入ろう!ーーーと、まあ、ゆるーい、けどじんわりくる呼びかけでした。「相棒Ⅲ」みたいに朝日新聞社的プロバガンダを前面におしつけた映画より、ずっと心に響きました。原作マンガのラストよりずっと納得できるラストにも満足。やっぱりタイムトラべルものはこうでなきゃ。
配役とか、これはないよ、的な部分もあるけど、まあ総合的におもしろい。オペラが要所要所に効果的に使われているのと、歌手の演じるシーンもマッチしてて笑える。道化師のパリアッチの独唱、奥さんが子供連れてでていっちゃうシーンで笑えた。。。妻子いたのね?!悲劇の歌が喜劇に合うって・・・あれ、そういえば悲劇の歌多い?トスカ、椿姫、道化師、アイーダだもんなーエンディングで、アイーダ行進曲の直前の凱旋歌が流れるんですが、途中からさぶちゃんの与作に!それが自然につながってるので、そっちにびっくりです。与作ってオペラ的なの?出演に松島ともこがいるのはいいんだけど、クマって・・・・出演クマって!・・・お湯に使って幸せそうな日本猿も必見。上映中、観客が大笑いする臨場感は映画ならではのもの。そしてエンディングが全部終わって会場が明るくなるまで、観客が席にいたのも特筆すべきところでしょう。ゆるーい気分にしてくれたのかもしれない。
画像はシネコンの隣のロフトの宣伝。この構図で伊藤ハムが新聞に広告うってたっけ。何気に目がいきます。